表紙のインパクト大！ 世界の絵本が楽しめる専門店

J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』（ナビゲーター：マリエ）のワンコーナー「MITSUI FUDOSAN COME ACROSS TOKYO」。3月30日（土）のオンエアでは、番組レポーターを務める山中タイキさんがプロデュースしている目黒・絵本専門店「yack yack books」に注目しました。


■意味のない名前

お店は2017年11月にオープン。日本のみならず、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、アメリカ、南米コロンビアなど、世界各国の本が並んでおり、全て山中さんがセレクトしています。絵本をインテリアやアートとしても楽しんでもらいたいという思いから「表紙が素晴らしいこと」を基準に選んでいるそう。そのため、店内にある絵本は表紙がしっかり見えるようにディスプレイされています。



山中さんが絵本に興味を持ったきっかけは、イギリス・ロンドンでイラストレーションの勉強をしていたときです。

山中：学校で出会ったドイツ人の女性と絵本を制作することになって、たくさんの絵本をみました。そこで、大人が読んでも面白いことに気付いたんです。帰国してから海外の絵本を探したけど、あまり見つからなかったので「自分で好きな絵本を選んで紹介したらいいんじゃないか」と思い、絵本専門店を開くことになりました。



「yack yack books」という店名に意味はなく、「音の響きがいい名前にしたい」という思いからつけられました。

山中：考えているうちに、動物の鳴き声にたどり着きました。あるサイトで「yack yack」がサルの鳴き声と書いてあったんです。でも、オープンしてしばらく経ってから、アメリカにいる友だちから「『yack yack』って聞いたことない」って言われてしまいました。今から変更することはできないし、最初に思っていた意味のない言葉にたどり着くことができたので、そのまま使っています。


■おすすめの3冊

オンエアでは山中さんに、この春おすすめの絵本を紹介してもらいました。

『Jumping Penguins』（著者： ジェシー・グーセンズ／挿絵： マライヤ・トルマン）

山中：マライヤ・トルマンはオランダで活動しているイラストレーターです。表紙にはタイトルも作者名も書いていません。ピンク色の背景にたくさんの動物たちが描かれていてインパクトがあり、部屋に飾るとアクセントになります。春にもピッタリの雰囲気。ページを開くと動物が1種類ずつ紹介されています。動物たちが持つ、ちょっと変わった特徴やうんちくが添えられています。

『ISSUN BOSHI』（icinori）

フランスの2人組アーティスト・icinori（イチノリ）が描いた本です。日本の昔話を改めて違う形で楽しむことができます。オレンジ、イエロー、ブルーの3色で描かれてあります。

最後に、マリエへのおすすめとして、京都在住のjunaidaさんの絵本『Michi』をセレクト。文字が書かれておらず絵のみで、裏表もないので、どちらからめくっても楽しめます。

山中：男の子と女の子がいて、道をたどりながら物語が進んでいく展開になっています。ページごとに、繊細で細やかなタッチで描かれた街並みが広がっています。マリエさんからアドベンチャー精神を感じるので、絵本をめくりながら冒険に出て物語を探しに行ってもらいたいです。



「yack yack books」は日曜をメインに不定期で開いています。また、月額3000円で毎月1～2冊の絵本が自宅に届く「絵本の定期便」を行っているので、気になる方はチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名：『SEASONS』
放送日時：毎週土曜 12時－15時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/