J-WAVEで放送中の番組『JUMP OVER』(ナビゲーター:松居大悟)。1月27日(日)の放送では、2月6日(水)から始まるJ-WAVE開局30周年記念舞台『みみばしる』の劇中で生歌を披露するワタナベシンゴさんが登場。『みみばしる』稽古の印象を話しました。
ワタナベさんは札幌を拠点に活動するバンド「THE BOYS&GIRLS」のヴォーカルを担当。『みみばしる』では、音楽監督・石崎ひゅーいさんが作った楽曲を、毎回舞台上で演奏して歌います。まずは稽古の感想を訊きしました。
ワタナベ:日に日にというか、1分ごとにいろんな感情になるから、すごく変化があって、初日に感じたことと今感じていることは全然違っていて。稽古の初日は読み合わせをしただけで、普通に感動しちゃったんです。圧倒されて「俺、すごいところにいるな」と思って。そこから立ち稽古になって、稽古場に仮設の美術装置を組んで通し稽古をして、僕も単に感動しているだけではいられないって思うようになりました。
松居:なるほど。
ワタナベ:俺もこの中の一員だし、ひゅーいさんが作った曲を歌うだけじゃないという気持ちになれてきている自分もいるので、そういう面では「俺も戦ってるぞ」という気持ちになってます。
松居:いきなり真面目な感じだね(笑)。
■歌・演奏をワタナベシンゴに託した理由
ワタナベさんが舞台に参加することになったきっかけは、もともと親交のあった石崎さんに声をかけられたことに始まります。
ワタナベ:ひゅーいさんから電話があって「舞台とかって好きなの? 興味ある?」ってぼんやり訊かれたんです。「興味ありますよ」って言ったら「そうだよね。オッケー」って切られたんです。「なんだこの人?」と思って、それがそもそものきっかけです(笑)。
松居:やっぱり歌だから、ひゅーいが魂を込められる人にしたんだろうね。それでシンゴくんに電話したんだろうね。
ワタナベ:僕は、時間がある時に札幌の路上でライブをするんですけど、ひゅーいさんの曲をめちゃめちゃカバーしてるんですよ。ひゅーいさんの曲、多分ひゅーいさんより歌えますね。
松居:(笑)。ひゅーいが事前に作った曲は、事前にシンゴくんに渡ってたの?
ワタナベ:それが何にも聞かされてなくて、ひゅーいさんから何も送られてこなかったんです。1月5日の顔合わせでひゅーいさんが歌っている音源が流れて、ここでこういう歌が流れるんだとか、曲数はこれくらいあるんだとかがわかりました。だから「あるなら事前に聴かせろ」って思いましたね(笑)。
松居:(笑)。
ワタナベ:まあ聴かせろっていうのは冗談ですが、送ってこないのはひゅーいさんや松居さんに何か意図があるんだろうなと思って、「よし、やってやろう!」と思いました。
ちなみに、石崎さんが以前『JUMP OVER』に出演した際、放送中に即興で曲を作る機会がありました。そのオンエアを聴いていたワタナベさんも、即興で曲を作ったと明かします。
ワタナベ:「俺もすぐに作れますよ」「瞬発力ありますよ」っていう感じを出したくて、radikoで聴いて部屋で作ってすぐにひゅーいさんに送りました。
松居:へぇ! 頼れますよね。演技と合わせてみて、イメージをつかめてきてますか?
ワタナベ:つかみ始めていると思います。みんなもそうだと思うけど、お芝居はどんどん変わっていくじゃないですか。おとといはこれがいいなと思ってやっていたはずなのに、2日後には「おとといのやつは違ったな」って思うようになっている感じです。
松居:演技に影響を受けることってあるの?
ワタナベ:めちゃくちゃありますね。
松居:激しいシーンで激しい音楽を弾いたり、優しい雰囲気の時に優しい音楽を弾いたりするシーンがあるけど、やっぱり影響を受けるんだね。
ワタナベ:最初はその余裕がなかったんですよ。初めの1週間くらいは、ひゅーいさんの曲をコピーしようという感覚でした。ここ数日ぐらいで引っ張られるというか、「このセリフのあとでこの曲をやる」という感じだと意味ないじゃないですか。
松居:そうだね。
ワタナベ:そういう感じは掴めてきている気がするので、ひゅーいさんが作った曲をやるんですけど、もちろんそこには『みみばしる』の中での俺の気持ちがないと意味がない、と思い始めました。
■石崎ひゅーいは適当っぽく見せてくる
さらに、リスナーから届いた相談にもこたえました。
Q.ひゅーいさんが作った劇中歌を、そのまま歌わずにアレンジしたいと提案するんですか?
ワタナベ:言ってますね。「こうしたらダメですか?」って。
松居:それは通るの?
ワタナベ:通ります。
松居:通るんだ(笑)。
ワタナベ:ひゅーいさんは適当ではないんだけど、適当っぽく見せてきます。
松居:ひゅーいはいつもはメガネをかけないのに、稽古場に来る時はメガネかけてるじゃん。あれって、なんで?
ワタナベ:“音楽監督感”を出してるんですよ(笑)。上着もでかいし。
松居:そうそう(笑)。
Q.シンゴくんは演技しないんですか?
ワタナベ:正直にいうと、演技はしてるっちゃしちゃってますね。でも、演技をしてるというよりは、『みみばしる』の中に入ってます。
■イントロに物語がある曲
番組ではワタナベさんのおすすめの曲、タテタカコの『道程』をオンエアしました。
ワタナベ:稽古場に行くときに最寄駅に着いてから再生する曲で、現時点でハマってるんです。全体の歌詞もそうなんですけど、イントロのわずかな時間でも物語があるように感じていて、芝居もそうだと思ってるんです。出演者の皆さんにも聴いてもらいたい1曲です。
舞台『みみばしる』東京公演は2月6日(水)〜2月17日(日)に下北沢・本多劇場で行われます。福岡公演は、2月23日(土)、24日(日)に福岡・久留米座で、大阪公演は3月1日(金)〜3日(日)に近鉄アート館で行われます。詳細は『みみばしる』公式サイトをご覧ください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『JUMP OVER』
放送日時:毎週日曜 23時-23時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jumpover/
ワタナベさんは札幌を拠点に活動するバンド「THE BOYS&GIRLS」のヴォーカルを担当。『みみばしる』では、音楽監督・石崎ひゅーいさんが作った楽曲を、毎回舞台上で演奏して歌います。まずは稽古の感想を訊きしました。
ワタナベ:日に日にというか、1分ごとにいろんな感情になるから、すごく変化があって、初日に感じたことと今感じていることは全然違っていて。稽古の初日は読み合わせをしただけで、普通に感動しちゃったんです。圧倒されて「俺、すごいところにいるな」と思って。そこから立ち稽古になって、稽古場に仮設の美術装置を組んで通し稽古をして、僕も単に感動しているだけではいられないって思うようになりました。
松居:なるほど。
ワタナベ:俺もこの中の一員だし、ひゅーいさんが作った曲を歌うだけじゃないという気持ちになれてきている自分もいるので、そういう面では「俺も戦ってるぞ」という気持ちになってます。
松居:いきなり真面目な感じだね(笑)。
■歌・演奏をワタナベシンゴに託した理由
ワタナベさんが舞台に参加することになったきっかけは、もともと親交のあった石崎さんに声をかけられたことに始まります。
ワタナベ:ひゅーいさんから電話があって「舞台とかって好きなの? 興味ある?」ってぼんやり訊かれたんです。「興味ありますよ」って言ったら「そうだよね。オッケー」って切られたんです。「なんだこの人?」と思って、それがそもそものきっかけです(笑)。
松居:やっぱり歌だから、ひゅーいが魂を込められる人にしたんだろうね。それでシンゴくんに電話したんだろうね。
ワタナベ:僕は、時間がある時に札幌の路上でライブをするんですけど、ひゅーいさんの曲をめちゃめちゃカバーしてるんですよ。ひゅーいさんの曲、多分ひゅーいさんより歌えますね。
松居:(笑)。ひゅーいが事前に作った曲は、事前にシンゴくんに渡ってたの?
ワタナベ:それが何にも聞かされてなくて、ひゅーいさんから何も送られてこなかったんです。1月5日の顔合わせでひゅーいさんが歌っている音源が流れて、ここでこういう歌が流れるんだとか、曲数はこれくらいあるんだとかがわかりました。だから「あるなら事前に聴かせろ」って思いましたね(笑)。
松居:(笑)。
ワタナベ:まあ聴かせろっていうのは冗談ですが、送ってこないのはひゅーいさんや松居さんに何か意図があるんだろうなと思って、「よし、やってやろう!」と思いました。
ちなみに、石崎さんが以前『JUMP OVER』に出演した際、放送中に即興で曲を作る機会がありました。そのオンエアを聴いていたワタナベさんも、即興で曲を作ったと明かします。
ワタナベ:「俺もすぐに作れますよ」「瞬発力ありますよ」っていう感じを出したくて、radikoで聴いて部屋で作ってすぐにひゅーいさんに送りました。
松居:へぇ! 頼れますよね。演技と合わせてみて、イメージをつかめてきてますか?
ワタナベ:つかみ始めていると思います。みんなもそうだと思うけど、お芝居はどんどん変わっていくじゃないですか。おとといはこれがいいなと思ってやっていたはずなのに、2日後には「おとといのやつは違ったな」って思うようになっている感じです。
松居:演技に影響を受けることってあるの?
ワタナベ:めちゃくちゃありますね。
松居:激しいシーンで激しい音楽を弾いたり、優しい雰囲気の時に優しい音楽を弾いたりするシーンがあるけど、やっぱり影響を受けるんだね。
ワタナベ:最初はその余裕がなかったんですよ。初めの1週間くらいは、ひゅーいさんの曲をコピーしようという感覚でした。ここ数日ぐらいで引っ張られるというか、「このセリフのあとでこの曲をやる」という感じだと意味ないじゃないですか。
松居:そうだね。
ワタナベ:そういう感じは掴めてきている気がするので、ひゅーいさんが作った曲をやるんですけど、もちろんそこには『みみばしる』の中での俺の気持ちがないと意味がない、と思い始めました。
■石崎ひゅーいは適当っぽく見せてくる
さらに、リスナーから届いた相談にもこたえました。
Q.ひゅーいさんが作った劇中歌を、そのまま歌わずにアレンジしたいと提案するんですか?
ワタナベ:言ってますね。「こうしたらダメですか?」って。
松居:それは通るの?
ワタナベ:通ります。
松居:通るんだ(笑)。
ワタナベ:ひゅーいさんは適当ではないんだけど、適当っぽく見せてきます。
松居:ひゅーいはいつもはメガネをかけないのに、稽古場に来る時はメガネかけてるじゃん。あれって、なんで?
ワタナベ:“音楽監督感”を出してるんですよ(笑)。上着もでかいし。
松居:そうそう(笑)。
Q.シンゴくんは演技しないんですか?
ワタナベ:正直にいうと、演技はしてるっちゃしちゃってますね。でも、演技をしてるというよりは、『みみばしる』の中に入ってます。
■イントロに物語がある曲
番組ではワタナベさんのおすすめの曲、タテタカコの『道程』をオンエアしました。
ワタナベ:稽古場に行くときに最寄駅に着いてから再生する曲で、現時点でハマってるんです。全体の歌詞もそうなんですけど、イントロのわずかな時間でも物語があるように感じていて、芝居もそうだと思ってるんです。出演者の皆さんにも聴いてもらいたい1曲です。
舞台『みみばしる』東京公演は2月6日(水)〜2月17日(日)に下北沢・本多劇場で行われます。福岡公演は、2月23日(土)、24日(日)に福岡・久留米座で、大阪公演は3月1日(金)〜3日(日)に近鉄アート館で行われます。詳細は『みみばしる』公式サイトをご覧ください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『JUMP OVER』
放送日時:毎週日曜 23時-23時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jumpover/
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