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金子大地の手は、女性を引き立てる手? 福永朱梨も「芝居で引っ張ってくれた」と感謝

金子大地の手は、女性を引き立てる手? 福永朱梨も「芝居で引っ張ってくれた」と感謝

日活ロマンポルノ50周年記念プロジェクト『ROMAN PORNO NOW』の第1弾映画『手』がついに公開! 初日翌日となる9月17日(土)には都内劇場で公開記念舞台挨拶が行われ、メガホンを取った松居大悟監督、主演の福永朱梨、共演の金子大地、大渕夏子が登壇した。

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作品の内容にちなんでそれぞれのフェチを発表。福永は「匂いフェチ」、大渕は「笑顔で見せる目のシワフェチ」と告白。一方、福永から手が大きいと言われた金子は「女性を引き立てる手なのかなあ?」とはにかむ。松居監督は「かかとに貼ってある絆創膏が好き」とマニアックな視点で語り、金子から「それ何フェチですか!?」と突っ込まれていた。

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オーディションで役を見事勝ち取り、さわ子を体当たりで生きた福永。「さわ子には自分と近しい感覚があったので、絶対にやりたいとオーディションに臨みました」と相当の思い入れで「合格の知らせを受けたのは電車のホームにいたとき。思わずガッツポーズをしました」と大喜びだった。

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一方、松居監督とガッツリとタッグを組んだ金子は「松居さんと一緒に仕事ができるチャンスだと即決で『ぜひ!』とお返事をしました」と念願叶った様子。ある意味クズ男でもある森という役柄を演じる上では「包み隠さず『わからないです!』と松居さんに相談をさせてもらったりして、連絡を取り合う中で森の心情などを聞くことができて演じられたのかなと思います」と明かした。

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さわ子の妹を演じた大渕は、これが人生初の舞台挨拶で冒頭から涙腺ウルウル。高校時だから松居監督のファンだといい「このお話をいただいたときから松居監督とご一緒したいと思ったので、まさに念願でした」と喜びを噛みしめていた。

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ロマンポルノ50周年記念プロジェクト作品でありながら、その枠組みを飛び越えるかのような傑作ラブストーリーを生み出した松居監督。「旧知のプロデューサーが震えるように企画書を出してきたので、これはやらねばと思った。そしてかつて相米慎二監督が『ラブホテル』(1985年)でロマンポルノに参加をしていたので、自分もやらない理由はないと参加しました」と心境を明かし「男性だけではなく、全性別の方が楽しめるものにしたいという意識で作りました。かつてのロマンポルノを観たことのない人にこそ観てもらえたら」と期待を込めていた。

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また福永は金子とのラブシーンを振り返り「さわ子が森の家で関係を持つシーンはセリフも移動も多くて大変でしたが、金子君が芝居で引っ張ってくれて、私はそれに乗るだけでよかった。演じている間は楽しくて、こんなに引っ張ってくれる役者さんはほかにいません!」と大絶賛。その横で金子が「いやいや……」と恐縮すると、「いやいや……じゃないよ! 本当に感謝しています」と頭を下げた。金子も福永について「本で読んださわ子がそのままいると思った。僕は『うわ、良すぎるじゃん! どうしよう!』と思って必死にやっただけです」と讃えていた。

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さらに舞台挨拶終盤には、タイトルの『手』にちなんで登壇者全員の公開手形取りを実施。一人ずつ粛々と手形を取る様子を観客が見つめるという不思議な時間に、金子は「これって楽屋でやることでは?」と企画のシュールさに爆笑していた。

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最後に主演の福永は「今日初めてロマンポルノを観た方もいらっしゃるかもしれませんが、ロマンポルノやR-18というハードルを飛び越えて観に来てくれて本当に嬉しいです。観た方の感想がこれから映画を観ようと思っている方々の後押しになると思うので、SNSや口コミでどんどん広げていってください。そして『手』の上映期間が少しでも伸びるように、皆さんのお力をどうか貸してください!」と力強くアピール。

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松居監督も「みなさんが思った感想や解釈で映画は形を変えて育っていくので、僕はそれがとても楽しみです。宣伝費が本当にない映画なので、だからこそ応援よろしくお願いします。2週間の上映という儚い作品ですが、一生懸命に作った作品なのでたくさんの人に観ていただきたいです」と大ヒットとさらなる反響を期待していた。

(取材=石井隼人)

同作の監督、松居大悟がナビゲーターを務めるJ-WAVE『JUMP OVER』は毎週水曜の26:00-27:00。

・『JUMP OVER』公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/original/jumpover/

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