音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
“あの枕”など宇宙の技術は身近にある! JAXAの新たな取り組みとは?

“あの枕”など宇宙の技術は身近にある! JAXAの新たな取り組みとは?

J-WAVEで11月23日(金・祝)にオンエアされた『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL NITTOCHI presents CITY FOR THE FUTURE』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)。番組では「未来の東京、未来の都会での暮らしに必要な5つのテーマ」を、LIVING・FOOD・SCENE・WORK・ENTERTAINMENTに分けて、各ジャンルで活躍されている方々をゲストに迎えました。

ここでは「WORK」をテーマに、JAXA新事業促進部、J-SPARCプロデューサー・菊池優太さんをお迎えし、宇宙ビジネスの可能性についてお話を伺いました。


■民間が宇宙ビジネスに参入する時代

10年以上前からあった「宇宙ビジネス」という言葉。現在は、アメリカ・テスラ社のイーロン・マスクさんが、ロケットを作って人類の火星移住計画を進めるなど、国が主体として行ってきた宇宙ビジネスを、民間がリードする時代に変わってきています。

菊池さんが在籍しているJAXA新事業促進部や、J-SPARCプロデューサーの仕事は、どういったものなのでしょうか。

菊池:JAXA新事業促進部では、民間企業、ベンチャー企業がチャレンジしようとしている事業の後押しをしています。ロケット、人工衛星、宇宙飛行士の宇宙ステーションでの健康管理など、たまったノウハウを企業の方にどんどん使っていただいて、日本初のビジネスを生み出していく取り組みを行っています。

宇宙の技術を利用したものとして菊池さんが例に挙げたのが、「テンピュール枕」です。スペースシャトル打ち上げの際に、首にかかる重力の衝撃を和らげるNASAの技術が使われた商品です。このように、宇宙の技術は、私たちの生活にも活用されているのです。


■宇宙食も応用

続いて、菊池さんが関わっているプロジェクトについて伺いました。

菊池:J-SPARCでは、新しい価値を生み出すために、どんなものでもチャレンジしています。そのひとつとして教育事業があります。宇宙飛行士の判断力を、未知のものを解決したり、どのようなことでも動揺しない、といったところに使っていけないかと考えています。サバイバル訓練などは漫画『宇宙兄弟』でも描かれています。

さらに宇宙食も、防災の現場などで活用できるよう、開発を進めていると言います。

菊池:JAXAは、「宇宙日本食」という制度を設けています。食品メーカーさんの、1年半保存できるなどの条件をクリアした食品を宇宙へ持っていき、実際に宇宙飛行士が食べます。そのノウハウを活かして、備蓄や防災の現場に役立てます。閉鎖的な環境で少しでもおいしいものを食べる。一緒に防災や備蓄にも使えるような食を開発してみようと思っていて、これは被災を経験した宮城県のベンチャー企業の方と進めています。

その他にも、アバターを駆使した「遠隔存在」という、過疎地の遠隔医療などを行う技術があります。それらの技術に全日本空輸(ANA)が取り組んでおり、月にロボットを送り込み、月面探査、建築、バーチャル宇宙旅行などに活用できるのでは、と菊池さんは解説します。


■民間に埋もれた技術と宇宙ビジネス

民間や自治体などを巻き込んだJAXAの取り組みと役割について、菊池さんは以下のように語ります。

菊池:企業だけでなく、自治体や大学の中に埋もれている技術など、なかなかビジネスに繋がっていないけれど、すごく尖った技術をたくさん持っています。そういうものを組み合わせていくことが、JAXAのひとつの役割かなと思っています。宇宙旅行を目指す機体を作っている会社さんもいます。もともと大学の中で研究していたものを、新たにベンチャー企業「SPACE WALKER」が立ち上がって、一緒にやっていこうという取り組みです。宇宙ビジネスを先導してきた人と、宇宙に関わったことがない人が、新しい発想で組み合わさって進めています。宇宙に関係ないような企業さんでも、宇宙ビジネスに参入できるチャンスがあります。

菊池さんは、「筑波宇宙センター」や「相模原キャンパス」などの研究施設以外に、オープンイノベーションオフィスでのワークショップなどを行っています。

菊池:関わってきた企業の数も少ないので、これまで連携のなかった方ともお会いできるように、たくさんの機会を設けて会話をしているところです。私たちは宇宙が大好きで、宇宙のことしか考えていません。でも、もっともっと社会の役に立っていける時代を、いろいろな人たちと形にするのが、J-SPARCの取り組みなのかなと思います。

最後に山田から「私たちは宇宙旅行に行けますか?」との質問に、菊池さんは「覚悟も含めて、行きたいという思いがあれば行けると思います。最初はバーチャル的な体験がはじまると思います」と答えました。

民間との連携で新たなビジネスの可能性を生み出す、今後のJAXAのチャレンジに注目です。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:特別番組『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL NITTOCHI presents CITY FOR THE FUTURE』
放送日時:11月23日(木・祝)9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20181123/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン
  • 当コメント欄はJ-WAVE NEWSスタッフが確認後公開いたします。
  • コメント投稿いただくにはログイン/会員登録(無料)が必要です。
  • J-me会員の方は登録不要です。
  • 必ずニックネーム(3文字以上)を指定してください。

コメント投稿いただくには
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン