J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。7月19日(木)のオンエアは、セコム リスクマネジメントグループ 主務研究員の舟生岳夫さんをお迎えし、これからの季節に注意したい夏の事故とその対策についてフォーカスしました。
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■水の事故が多い夏…「浅いから大丈夫」と思わないで!
これから夏休みに入る時期。海に山に出かける人も多いのではないでしょうか。気をつけていても毎年必ず海や川、そしてプールなどレジャー先での事故が起こります。命を守るために、どんなところに気をつければよいのでしょうか。 サッシャ:夏のレジャーでどういった事故が多いのでしょうか。 舟生:花火やバーベキューでやけどをしたり、夏休みに子どもだけで出かける機会も多いため交通事故や犯罪被害に遭ったりすることもありますが、命に関わる大きな事故というと、水の事故が多くなります。
統計的にも水の事故は多く、2016年の7、8月のデータでは、水難事故は全体で647人、そのうち亡くなったり行方不明になったりした人は248人にもおよぶそうです。
水難事故はどのような場所で起こっているのでしょうか。
舟生:全体でみると海が多いですが、子どもに限ってみると川の事故が非常に多くなっています。川で水遊びをして事故に遭い、亡くなってしまうなどですね。 サッシャ:子どもはどのくらいの年齢になりますか。
舟生:中学生以下くらいですね。
サッシャ:あらためて海や川は何が危険なのでしょうか。
舟生:海の場合は波があったり、離岸流によって岸の方から海の沖の方へ流されてしまったり、急に水の温度が低くなっているところで体が動かなくなってしまったりという危険性があります。川の場合は「浅いから大丈夫だろう」と思われがちですけど、浅くても川底のコケでスベって転んだりして、急な水流によって流されてしまう事故も多く起きています。
■溺れても慌てないことが重要
では、レジャー先の海や川で不測の事態が起きた場合、どのような対応が必要なのでしょうか。まずは、まわりにいる人たちの対応について、教えていただきました。
舟生:溺れているなと思ったときに慌てて自分も飛び込んでしまうと、自分も溺れてしまう可能性があります。まずは慌てて飛び込まないこと。また、119番をして救急車を呼ぶとか、水に浮いて捕まれるものを溺れている人に投げることも大事ですね。
サッシャ:でも、自分の子どもが溺れていたときに、親として飛び込まないという選択ってありますかね。
舟生:その選択はなかなか難しいので、どうしても飛び込んでしまいがちですけど、自分も溺れてしまう可能性もあるんだと意識したうえで対応する必要があります。自分だけでなんとかするのではなく、まわりの人の力も借りて対応してほしいと思います。
一方、自分が溺れてしまったときにはどのような対応が必要なのでしょうか。
舟生:過剰にバタバタすると体力を使ってしまうので、体を仰向けになり手を広げ、胸を張るようにすると意外と体が浮くんですよね。なにか浮くものを投げてもらい、それにつかまるとしばらくは浮いていられるので、その間に助けてもらったり、ロープを投げてもらったりすることができます。とにかく慌てないことが大事ですね。
水に浮くものとして、ペットボトルはもちろん、口が閉まったリュックサックも活用できると教えてくれました。
■夏のレジャー、危険を回避するためには?
海や川に限らず、いろいろな危険性が伴う夏のレジャー。その危険を回避する方法として、舟生さんは「何が危ないのかを理解してからスタートすること」、「大人の目がちゃんとあるようにして、子どもだけで遊ばせないこと」、「体調が悪いときに無理に遊ばせないこと」が重要だとアドバイスしました。「せっかくのレジャーだから……」と思わず、きちんと判断しましょう。
夏のレジャーに出かける際には、ぜひ舟生さんのアドバイスを参考にしてください。
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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■水の事故が多い夏…「浅いから大丈夫」と思わないで!
これから夏休みに入る時期。海に山に出かける人も多いのではないでしょうか。気をつけていても毎年必ず海や川、そしてプールなどレジャー先での事故が起こります。命を守るために、どんなところに気をつければよいのでしょうか。 サッシャ:夏のレジャーでどういった事故が多いのでしょうか。 舟生:花火やバーベキューでやけどをしたり、夏休みに子どもだけで出かける機会も多いため交通事故や犯罪被害に遭ったりすることもありますが、命に関わる大きな事故というと、水の事故が多くなります。
統計的にも水の事故は多く、2016年の7、8月のデータでは、水難事故は全体で647人、そのうち亡くなったり行方不明になったりした人は248人にもおよぶそうです。
水難事故はどのような場所で起こっているのでしょうか。
舟生:全体でみると海が多いですが、子どもに限ってみると川の事故が非常に多くなっています。川で水遊びをして事故に遭い、亡くなってしまうなどですね。 サッシャ:子どもはどのくらいの年齢になりますか。
舟生:中学生以下くらいですね。
サッシャ:あらためて海や川は何が危険なのでしょうか。
舟生:海の場合は波があったり、離岸流によって岸の方から海の沖の方へ流されてしまったり、急に水の温度が低くなっているところで体が動かなくなってしまったりという危険性があります。川の場合は「浅いから大丈夫だろう」と思われがちですけど、浅くても川底のコケでスベって転んだりして、急な水流によって流されてしまう事故も多く起きています。
■溺れても慌てないことが重要
では、レジャー先の海や川で不測の事態が起きた場合、どのような対応が必要なのでしょうか。まずは、まわりにいる人たちの対応について、教えていただきました。
舟生:溺れているなと思ったときに慌てて自分も飛び込んでしまうと、自分も溺れてしまう可能性があります。まずは慌てて飛び込まないこと。また、119番をして救急車を呼ぶとか、水に浮いて捕まれるものを溺れている人に投げることも大事ですね。
サッシャ:でも、自分の子どもが溺れていたときに、親として飛び込まないという選択ってありますかね。
舟生:その選択はなかなか難しいので、どうしても飛び込んでしまいがちですけど、自分も溺れてしまう可能性もあるんだと意識したうえで対応する必要があります。自分だけでなんとかするのではなく、まわりの人の力も借りて対応してほしいと思います。
一方、自分が溺れてしまったときにはどのような対応が必要なのでしょうか。
舟生:過剰にバタバタすると体力を使ってしまうので、体を仰向けになり手を広げ、胸を張るようにすると意外と体が浮くんですよね。なにか浮くものを投げてもらい、それにつかまるとしばらくは浮いていられるので、その間に助けてもらったり、ロープを投げてもらったりすることができます。とにかく慌てないことが大事ですね。
水に浮くものとして、ペットボトルはもちろん、口が閉まったリュックサックも活用できると教えてくれました。
■夏のレジャー、危険を回避するためには?
海や川に限らず、いろいろな危険性が伴う夏のレジャー。その危険を回避する方法として、舟生さんは「何が危ないのかを理解してからスタートすること」、「大人の目がちゃんとあるようにして、子どもだけで遊ばせないこと」、「体調が悪いときに無理に遊ばせないこと」が重要だとアドバイスしました。「せっかくのレジャーだから……」と思わず、きちんと判断しましょう。
夏のレジャーに出かける際には、ぜひ舟生さんのアドバイスを参考にしてください。
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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