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開幕間近! 日本代表が「2018FIFAワールドカップ ロシア」で気をつけたいこと

開幕間近! 日本代表が「2018FIFAワールドカップ ロシア」で気をつけたいこと

J-WAVEで放送中の番組『JAM THE WORLD』(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「KODANSHA CASE FILE」。6月11日(月)からの4日間は、開催地・ロシアの最新サッカー事情に注目。11日のオンエアでは、「2018FIFAワールドカップ ロシア」が開催されるロシアのスタジアムについて、サッカーライターで大阪大学講師の篠崎直也さんに話を訊きました。

■とにかく移動

今のロシアの気候は、一年で一番過ごしやすい季節。そのため、選手たちにはそれほど影響はなく、快適に試合に臨めるのではないかとのことでした。問題があるとすると、移動距離だそうです。

篠崎:やはり、移動距離が長い大会になりますので、移動に対してどのぐらい選手たちが準備できるかという点があります。また、いろいろな施設が全て新しく作られたばかりで、大会前に急ピッチで仕上げたところがたくさんあって、スタジアムや合宿所で水が出なかったり、お湯が出なかったり、トラブルも想定されるため、少し考慮する必要があるのかなと思います。

こうしたことは、ロシアの民族的な特徴も関係しているようです。

篠崎:ロシアの民族的な特徴でもあるんですが、直前にならないと仕事がはかどらないところがあります。全体的に遅れ気味だったのですが、プーチン大統領が一喝して急ピッチで仕上げるという過程で、直前まで完成しないスタジアムもけっこうたくさんありました。今回の大会は11都市12会場で行われます。会場の数は今までのワールドカップと比べると少し多いのですが、それ以上にロシアは国が広くて、街同士の距離がものすごく長いので、単純に移動するだけで飛行機でもかなり時間がかかります。ベースのキャンプ地はカザンという街で、そこからそれぞれの試合会場に向けて飛行機で移動します。その試合が終わったら、またカザンに戻ってくるというのを3往復続けるわけです。それぞれの都市の距離はそんなに近くはないので、選手の体には負担になるのかなと思います。

空港に着いてからは、バスに乗って会場へ。そのバスも渋滞に巻き込まれたりする可能性もあります。そのため心理面でも身体面でも、かなり負担は大きいのではと篠崎さんは予想していました。

■スタジアムは客席にも注目

篠崎:日本代表が第2戦を行うエカテリンブルクの会場は、観客席が仮設スタンドになっていて、見た目が断崖絶壁なんです。大会が終わったら撤収できるように、仮設スタンドで作っていて、それは見た目がすごく面白いかなと。ピッチはもしかしたら全てを見られないかもしれなくて、端のほうが切れたりする可能性もありますが、その辺は実際に入って座ってみないと、なかなか分からないと思います。元々、サッカーファンがそれほど多くない街で、大会が終わったあとで大きなスタジアムを持っていてもしょうがないということで、最初から観客席の場所を制限するような作りになっています。

今までのワールドカップは、一度つくったスタジアムはそのまま残しているパターンが多かったそう。しかし、前回のブラジル大会あたりからは、大会後のことを考えて、解体して規模を縮小することが増えているとのことです。グローバーは「スタジアムを見るなら、このタイミングで見ておいたほうがいいかもしれませんね」とコメントしました。

本日12日(火)は、ロシアならではのサッカー観戦フードを紹介します。放送は19時30分からです。どうぞ、お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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