J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。5月28日(月)のオンエアでは、『現代ビジネス』の記事『5人に1人は寝不足の日本人を救う「睡眠テクノロジー」最前線』にフォーカスしました。
■社員の睡眠改善に取り組む!
まもなく6月に突入し、雨のシーズン、そして暑い夏と寝苦しい日々がやってきます。夜遅くまで仕事できちんと睡眠が取れないと次の日に響いてしまう……。そんな中、睡眠業界で話題になっている「スリープテック」とはどんなものなのか、ヘルステックライターで睡眠改善インストラクター、すずまりさんにお話を伺いました。
「早く眠りたいのになかなか眠れない」「途中で目が覚めてしまう」「昼間にうとうとしてしまう」といった睡眠に関する悩み。すずまりさんは「これまで自身の努力だけで解決しようとしていたものを、テクノロジーの力で実際自分に起きていることを明らかにし、データを基に解決しよう、睡眠改善に役立つ製品をテクノロジーを使って解決しようというジャンルを『スリープテック』と呼びます」と解説してくれました。
毎年ラスベガスで開催される国際的なテクノロジー見本市『CES』でも、今年は「スリープテック・ゾーン」という専門の展示ゾーンが出来たりと世界的な注目と大きな市場価値が見出されてており、日本でも睡眠ビジネス市場は1兆円を超えるといわれているそうです。
具体的にどのようなものが注目されているか訊きました。
すずまり:現在、個人向けの製品もでていますけど、企業がソリューションとして取り入れてきているという背景があります。たとえば「仕事中眠くなって作業が進まない」「効率が落ちる」というのはみなさん経験されていると思いますが、同時に怖いのが「ミスをすること」です。企業側としてみたときに、居眠り運転に代表される事故、命に関わる大事故ですとか、それによって社会的信用に関わる問題に発展するケースがあります。あとストレス度チェックは50人以上の規模の会社に義務化されているんですけど、うつ病になって休職する人が増えているという背景があるので、睡眠とうつ病は密接に関係しているので、企業的にはそういうのも避けたいというのもあります。
そのような背景から、例えば帝人、日立、ニューロスペースといった企業では、ビッグデータやAIなど睡眠を自動的に記録する製品やスマートフォンのアプリを使って、社をあげて社員の睡眠改善に取り組んでおり、健康を維持して仕事のパフォーマンスをあげたり、事故防止につなげる試みが始まっているそうです。また社員に睡眠に関する問題が見つかった場合は、専門のお医者さんやカウンセラーなど専門家のアドバイスを得られるそうです。
■「スリープテック」って?
個人向けの「スリープテック」についても伺いました。
すずまり:緊張して眠れないときに、音、光、香り、呼吸などさまざまなアプローチを行う製品や、睡眠状態を監視できるセンサーを搭載したランプ、スピーカーなどベッドサイドに置く商品をよく見かけます。また帝人が出している、呼吸をコントロールして深呼吸しているうちに眠るというスマートフォンと連携したアプリ「2breathe(ツーブリーズ)」は、ガイダンスにより呼吸認識に集中することで、副交感神経が優位になり眠りやすくなるという製品です。布団のダニクリーナーで知られるレイコップは、布団の中を理想的な温度と湿度に保ち快眠を目指す「ふとんコンディショナー(フトコン)」を出しています。さらに冷やす枕、頭にバンドをつけて脳波を測りながら眠る商品、あえてブルーライトを出すことで時差ボケを解消できるメガネなども発売されています。
今後についてすずまりさんは「お医者さんやシフト勤務の方など、どうしてもまとまった睡眠時間が取れない人や、本来寝るべき時間に眠れない人に向けた、睡眠問題や健康を維持する製品はこれからも増えていくのではないでしょうか」と予想していました。「1兆円市場」と潜在能力に注目が集まる「スリープテック」の分野、今後も注目です!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■社員の睡眠改善に取り組む!
まもなく6月に突入し、雨のシーズン、そして暑い夏と寝苦しい日々がやってきます。夜遅くまで仕事できちんと睡眠が取れないと次の日に響いてしまう……。そんな中、睡眠業界で話題になっている「スリープテック」とはどんなものなのか、ヘルステックライターで睡眠改善インストラクター、すずまりさんにお話を伺いました。
「早く眠りたいのになかなか眠れない」「途中で目が覚めてしまう」「昼間にうとうとしてしまう」といった睡眠に関する悩み。すずまりさんは「これまで自身の努力だけで解決しようとしていたものを、テクノロジーの力で実際自分に起きていることを明らかにし、データを基に解決しよう、睡眠改善に役立つ製品をテクノロジーを使って解決しようというジャンルを『スリープテック』と呼びます」と解説してくれました。
毎年ラスベガスで開催される国際的なテクノロジー見本市『CES』でも、今年は「スリープテック・ゾーン」という専門の展示ゾーンが出来たりと世界的な注目と大きな市場価値が見出されてており、日本でも睡眠ビジネス市場は1兆円を超えるといわれているそうです。
具体的にどのようなものが注目されているか訊きました。
すずまり:現在、個人向けの製品もでていますけど、企業がソリューションとして取り入れてきているという背景があります。たとえば「仕事中眠くなって作業が進まない」「効率が落ちる」というのはみなさん経験されていると思いますが、同時に怖いのが「ミスをすること」です。企業側としてみたときに、居眠り運転に代表される事故、命に関わる大事故ですとか、それによって社会的信用に関わる問題に発展するケースがあります。あとストレス度チェックは50人以上の規模の会社に義務化されているんですけど、うつ病になって休職する人が増えているという背景があるので、睡眠とうつ病は密接に関係しているので、企業的にはそういうのも避けたいというのもあります。
そのような背景から、例えば帝人、日立、ニューロスペースといった企業では、ビッグデータやAIなど睡眠を自動的に記録する製品やスマートフォンのアプリを使って、社をあげて社員の睡眠改善に取り組んでおり、健康を維持して仕事のパフォーマンスをあげたり、事故防止につなげる試みが始まっているそうです。また社員に睡眠に関する問題が見つかった場合は、専門のお医者さんやカウンセラーなど専門家のアドバイスを得られるそうです。
■「スリープテック」って?
個人向けの「スリープテック」についても伺いました。
すずまり:緊張して眠れないときに、音、光、香り、呼吸などさまざまなアプローチを行う製品や、睡眠状態を監視できるセンサーを搭載したランプ、スピーカーなどベッドサイドに置く商品をよく見かけます。また帝人が出している、呼吸をコントロールして深呼吸しているうちに眠るというスマートフォンと連携したアプリ「2breathe(ツーブリーズ)」は、ガイダンスにより呼吸認識に集中することで、副交感神経が優位になり眠りやすくなるという製品です。布団のダニクリーナーで知られるレイコップは、布団の中を理想的な温度と湿度に保ち快眠を目指す「ふとんコンディショナー(フトコン)」を出しています。さらに冷やす枕、頭にバンドをつけて脳波を測りながら眠る商品、あえてブルーライトを出すことで時差ボケを解消できるメガネなども発売されています。
今後についてすずまりさんは「お医者さんやシフト勤務の方など、どうしてもまとまった睡眠時間が取れない人や、本来寝るべき時間に眠れない人に向けた、睡眠問題や健康を維持する製品はこれからも増えていくのではないでしょうか」と予想していました。「1兆円市場」と潜在能力に注目が集まる「スリープテック」の分野、今後も注目です!
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番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
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