J-WAVEで放送中の番組「INNOVATION WORLD」(ナビゲーター:川田十夢)。12月15日(金)のオンエアでは、ラッパー・KREVAさんをゲストにお迎えし、「音楽界のイノベーション」について語りました!
川田は「プログラマー業界で注目されているAI(人工知能)が、音にまつわる創作にどう使えるか」をKREVAさんに伺いました。
KREVA:Neutron(ニュートロン)っていうプラグインがあるんですけど、それをめちゃくちゃ使ってますね。どんな音でも「この部分はこうした方がいいんじゃないか」って提案してくれるプラグイン、EQ(イコライザー)なんです。これのすごいところは、例えば「コンポ」とか「iTunes」などのEQは、「低音を強く押し出しました」とかが多いんですけど、(ニュートロンは)「ここはない方がいいんじゃない?」って提案してくれるのがすごくありがたいんですよ。
川田:へー!
KREVA:「この部分は思い切って削りましょう」っていうのを僕は進んで採用してますね。
川田:その作業って、本来はミキサーの方がやってるんですよね?
KREVA:そうですね。「低音が欲しい」ってなると、低音を上げるのは当然だと思うんですよ。「もうちょっと塩気が欲しい」ってなると塩を入れるのは当然だと思うんですけど、料理でいうと雑味を抜いて塩味を立たせるような作業が、音を作っていくには大事だっていうことがだんだん分かってきて…。このプラグインは視覚的に出してくれるんで、そこをイジって自分の好みに調整していくことをやってますね。
KREVAさんは、テクノロジーを拒否するのではなく、新しいものを積極的に取り入れようとしているそうです。
KREVA:そのなかで自分の好きなところにアジャストしていくことが大事な作業だと思います。自分はどんどんテクノロジーを使っていきたいですね。
川田:AR(拡張現実)で、例えば、譜面を読めない人が、譜面を出すと最初から読めるようにすることができるようになると、プレーヤーが増えると思うんです。
KREVA:なるほどね。それで言ったら、自分がヒップホップに魅力を感じていることを一言で表すと、「土足感」っていうか、「お父さん、娘さんを僕にください!」「お前、靴脱げよ!」って、いきなり人の曲でラップを始めちゃう、またはドラムだけでひたすら言いたいことを伝える…こういう「土足感」がすごく好きなんですよね。
川田:「土足感」ね~。
KREVA:「土足感」が出るAIとかあったらちょっと怖いっすね。いろんなことを教えれば教えるほど、すごくキレイな曲が作れるかも知れないけど、ヒップホップみたいな「えっ、これ最初から最後までドラムだけで行くの!?」とか、そういうものって出てこないんじゃないかなって思うんですよね。
はたして、未来、KREVAさんの話すヒップホップの「土足感」は実現されるのか? テクノロジーを積極的に取り入れるKREVAさんの今後も楽しみですね!
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「INNOVATION WORLD」
放送日時:毎週金曜 22時-22時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/
川田は「プログラマー業界で注目されているAI(人工知能)が、音にまつわる創作にどう使えるか」をKREVAさんに伺いました。
KREVA:Neutron(ニュートロン)っていうプラグインがあるんですけど、それをめちゃくちゃ使ってますね。どんな音でも「この部分はこうした方がいいんじゃないか」って提案してくれるプラグイン、EQ(イコライザー)なんです。これのすごいところは、例えば「コンポ」とか「iTunes」などのEQは、「低音を強く押し出しました」とかが多いんですけど、(ニュートロンは)「ここはない方がいいんじゃない?」って提案してくれるのがすごくありがたいんですよ。
川田:へー!
KREVA:「この部分は思い切って削りましょう」っていうのを僕は進んで採用してますね。
川田:その作業って、本来はミキサーの方がやってるんですよね?
KREVA:そうですね。「低音が欲しい」ってなると、低音を上げるのは当然だと思うんですよ。「もうちょっと塩気が欲しい」ってなると塩を入れるのは当然だと思うんですけど、料理でいうと雑味を抜いて塩味を立たせるような作業が、音を作っていくには大事だっていうことがだんだん分かってきて…。このプラグインは視覚的に出してくれるんで、そこをイジって自分の好みに調整していくことをやってますね。
KREVAさんは、テクノロジーを拒否するのではなく、新しいものを積極的に取り入れようとしているそうです。
KREVA:そのなかで自分の好きなところにアジャストしていくことが大事な作業だと思います。自分はどんどんテクノロジーを使っていきたいですね。
川田:AR(拡張現実)で、例えば、譜面を読めない人が、譜面を出すと最初から読めるようにすることができるようになると、プレーヤーが増えると思うんです。
KREVA:なるほどね。それで言ったら、自分がヒップホップに魅力を感じていることを一言で表すと、「土足感」っていうか、「お父さん、娘さんを僕にください!」「お前、靴脱げよ!」って、いきなり人の曲でラップを始めちゃう、またはドラムだけでひたすら言いたいことを伝える…こういう「土足感」がすごく好きなんですよね。
川田:「土足感」ね~。
KREVA:「土足感」が出るAIとかあったらちょっと怖いっすね。いろんなことを教えれば教えるほど、すごくキレイな曲が作れるかも知れないけど、ヒップホップみたいな「えっ、これ最初から最後までドラムだけで行くの!?」とか、そういうものって出てこないんじゃないかなって思うんですよね。
はたして、未来、KREVAさんの話すヒップホップの「土足感」は実現されるのか? テクノロジーを積極的に取り入れるKREVAさんの今後も楽しみですね!
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「INNOVATION WORLD」
放送日時:毎週金曜 22時-22時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。