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脳科学者が教える「嘘で若返る」方法

脳科学者が教える「嘘で若返る」方法

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(木曜担当ナビゲーター:萱野稔人)のワンコーナー「BREAKTHROUGH!」。4月20日(木)のオンエアでは、脳科学者の澤口俊之さんをお迎えして、「人は、なぜ嘘をつくのか?」についてお話を聞きしました。

どうして人は嘘をついてしまうのでしょうか。実は、そもそも「脳が嘘をつくように発達しているから」と澤口さんはおっしゃいます。

脳科学では、嘘を説得や交渉と同じように、「高度な言語」の一種として考えているそうで、嘘をつくときには、高度な脳領域が活動しているのだとか。そのため、まだ脳が発達しきっていない幼い子どもは嘘をつかないですが、だいたい4、5歳になると嘘をつき始める、と澤口さん。つまり“嘘をつくようになる”というのは、脳が発達している証拠なのですね。

萱野:例えば、自分の子どもが嘘ばっかりついていたら、「この子、頭良いな」と思ってもいいということですか?
澤口:そうですよ。頭が良いお子さんほど、嘘をつくのがうまいというデータがあるくらいなんで。

“嘘をつく”と一言で言っても、脳科学的には「病的に嘘をつく人」と「そうでない人」と2つに分けて考えられています。つまり「嘘をつくことが中毒的に、快感になっている人」がいるのだそうですが、“嘘をつくのが快感”というのは、どういうことなのでしょう?

澤口:病的に嘘をつく人は、そもそも脳の構造が違っていて、嘘をつくと脳内ホルモンが出てきて快感に感じるので中毒になっちゃうんですよ。下手したら嘘をついて人を騙すことが喜びになってしまい、それが癖になって、どんどんどんどん…

そして澤口さんはお話の中で、とても興味深いことを教えてくださいました。

澤口:自分が「年を取った」と思うだけで年を取る。逆に自分が「若い」と思っていたら若くなる。脳がですよ。なので、まさに自分が思う通りに脳は変化していくっていうことが分かっているんです。

これは“思い込み効果”というもので、近年、かなり研究されているそうです。脳が年を取るというのは、例えば記憶力の低下、判断力の低下などだとか。

萱野:じゃあ例えば、「最近、物忘れが悪くなってさ。年のせいだな」って言って、それを言い訳にしてると本当に物忘れが激しくなる可能性はあるんですか?
澤口:あります、まさにその通りです。そういうような研究がちゃんとあって。(中略)毎日、「自分は年取ってる」と言ってもらって検査をすると、やっぱり脳が年取ってるっていう。

この性質を利用して、ぜひ脳に「自分は若い!」と言い聞かせてみてはいかがでしょうか? しかし、人を騙すような重い嘘は、自分のストレスになって寿命が縮まるそうで、澤口さんは「正直者ほど長生きする」と話していました。

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【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:平日 20時-22時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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