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大人気、割れた器が見事に修復! 御徒町で金継ぎ体験

大人気、割れた器が見事に修復! 御徒町で金継ぎ体験

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「SEASONS」(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「MITSUI FUDOSAN COME ACROSS TOKYO」。街に出かけたくなるような情報を紹介します。4月15日(土)のオンエアでは、天然の漆を使用した金継ぎ体験の模様をお届けしました。

金継ぎとは、割れた器を修復する日本の伝統技法です。今回は御徒町にある「はりよ 金継ぎ教室」にお邪魔しました。話を伺ったのは教室を運営している、株式会社播与漆行の箕浦和男さんです。

金継ぎキットを購入すると無料講習会を一回受けることができ、受講者は増えてきているそうです。金継ぎキットは年間で4000セットも売れるとか! はたして簡単にできるものなのかどうか気になりますが、「当社はすべて自然のもので作るため、接着に小麦粉を使ったり、ごはん粒を使ったりするので、早いもので3カ月から4カ月くらい時間が掛かります」と、箕浦さん。

「金継ぎ」 のはじまりは室町時代。盛んになったのは、江戸時代といわれています。「もったいない」という日本らしい意識や、器の値段にかかわらず、思い出を大切にしたいという思いから、長い歴史の中、ずっと受け継がれてきました。現在では若い世代や、海外の方にも人気です。

マリエが教室に持参したのは、ヒビが入っているけど捨てられない、思い入れのある器でした。完全に修復させるには数カ月かかるので、最初の工程を教えていただきました。まずはキットのなかにある、透漆(すきうるし)という透明度の高い漆をヒビに沿って塗っていきます。10分ほどしてから塗った漆を拭き取って乾かします。その工程を3回くらい行います。10分ほど待つのは浸透させるためだそうです。これを裏表やります。

次は、水と小麦粉と透漆を混ぜた「麦漆」を付けて押し込み、大きく欠けている部分にはごはん粒や漆を使って作る「こくそ」を、竹べらを使って埋めて修復していきます。マリエによると「この作業は難しい!」とのこと。さらに、漆を塗って拭き取る作業へと続いていきます。

今回の体験は、ほんの一部で、磨いたり金でお化粧をしていく工程もあるそうで、完成までは、数カ月掛かります。ただし、やり方さえ学べば、家でもできるようなので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「SEASONS」
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/

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