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新しい“おもてなし”の形? 浅草の「セカイカフェ」

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」 (ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。 11月25日のオンエアでは、「セカイカフェ」を紹介しました。

外国人観光客の数は、去年1000万人でしたが、今年は1300万人に増えたとか。
そんな増え続ける外国人観光客ですが、最近課題となっているのが「食」の問題。
食文化の違う外国人に対して、いかに快適に過ごしてもらうかが課題と
なっているとか。

そんな中、今月11日に浅草の雷門近くにオープンした「セカイカフェ」。 店内では、イスラム教の教えにのっとった食べ物である「ハラル食」、 ベジタリアンのための「ビーガンメニュー」などを提供。 さらに、食材をピクトグラムで示してアレルギー対策を行うなど、 外国人旅行者たちが安心して入れるお店になっています。

いわば“食のバリアフリー”を目指した同店。新しい“おもてなし”の 形と言っても
いいかもしれません。オンエアでは、訪日外国人旅行者向けの 観光ガイドサービスを行うtravelience株式会社代表・橋本直明さんに話を聞いてみました。

「浅草のお土産屋さんでも“ハラルフード対応おかき”を出しているところもあり
ます。 ダシにイスラム教徒が食べられない調味料が使われていることが多いんですけど、 イスラム教徒が安心して食べられるという認証がついたおせんべいが売ってたりします」(橋本さん)

そんな橋本さんが今注目しているのは「新横浜ラーメン博物館」。その理由は、
1つの店がベジタリアンなどに対応したメニューを提供するのではなく、 施設全体で取り組んでいるからだそうです。「商店街や街全体で取り組むことによって、 浅草の街でうどん・そば・海鮮丼など食べられるメニューの選択肢が広がることが大事。 食のバリエーションを街全体で広げて、“街全体が一つのレストラン” という意識が外国人に伝われば、ますます外国人が集まる良いサイクルが生まれてくる」 と橋本さん。「街全体で取り組んだ姿勢がないので、それをどこの街が最初にやるかで、 その街へ人の流れが大きく変わってくるだろうなと思います」とも。

英語・中国語・韓国語のメニュー表示などに対応しているお店は多いものの、 宗教上の問題などから食材についてもまだまだ改善の余地がありそう。 和食がユネスコ無形文化遺産になったこともあり、 注目されている日本の食だけに、大きなポイントとなりそうですね。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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