音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」

日本映画をシンガポール人アーティストがリメイクすると?

J-WAVE土曜の番組「ATELIER NOVA」(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MITSUI FUDOSAN 
COME ACROSS TOKYO」。7/13のオンエアでは、銀座の資生堂ギャラリーで開催されている個展『ミン・ウォン展 私のなかの私』を紹介しました。

シンガポール人アーティストのミン・ウォンさんは、ドイツのベルリンを拠点に活動しており、“象徴的なワールド・シネマの傑作に、リメイクという手法で自ら入り込み、語り口や脚本、演出技法に新しい解釈を加える”という映像インスタレーションを発表しています。

今回の個展は、日本映画を「時代劇」「現代劇」「アニメ」のジャンルに分類し、主要な登場人物を自ら演じてリメイクした3つの映像インスタレーション。ミンさんは日本映画とその歴史について調べる過程で、とくに古い作品に魅かれたそうです。

「初期の日本映画はサイレント映画で弁士がストーリーテリングする横に映像がありました。歌舞伎の舞台は平面的、二次元的なので大きなスクリーンのように見え、そんなところからも舞台と映画のつながりを感じました」(ミンさん)

作品づくりにあたって徹底的にリサーチを重ねるというミンさん。今回も映画について調べるほかに、大衆演劇や宝塚なども鑑賞し、日本の芸能に関しての知識を深めたそうです。この作品も今年の春に約一ヶ月、日本に滞在して制作されたそうですが、その間も積極的に街に出て東京の空気を感じたのだそう。銀座を歩く和服姿のママさんは、自分が作品の中で着物を着て歩くときにとても参考になったそうです。

日本文化もシンガポール人のミンさんを通して見ると、また違った表情を発見することができそうですね。

【関連サイト】
「ATELIER NOVA」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/atelier/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。