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缶詰博士・黒川勇人 レジェンド缶詰に込められたドラマ語る

J-WAVE土曜日午前の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐/山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。7月4日のオンエアでは、ゲストに缶詰博士の黒川勇人さんが登場しました。

缶詰の中身は日々進化しています。グルメ缶詰、ローカル缶詰といった注目の新商品が増える中、それでも変わらず、店の商品棚に置かれる、昔ながらの缶詰もある。震災後、缶詰の保存の便利さ、そしておいしさが見直され、缶詰界は俄然、活気づいています。そんな缶詰ブームをけん引するのが、缶詰博士の黒川さんです。

2004年ごろから缶詰blogを書き始めた黒川さん。そんな黒川さんの缶詰との出会いは4歳のとき。キャンプの朝、浜辺でたき火をしていた大人たちが、グラグラと茹でていたのが缶詰だったのだとか。

「それを見たときに衝撃を受けて。ご飯というのは台所で炊飯器で作るものだというイメージしかないのに、それが金属の無骨な缶を開けた途端、ホッカホカのおいしそうな鶏飯が出てきて、“パパこれは何だい?”と聞いたら、“これは缶詰と言うんだよ”みたいなやり取りがあって。それでもう一発で、ああ、あの金属の箱の中にはご馳走が詰まっていたんだって気が付いてしまったんですよ」(黒川さん)

黒川さんによると、今の缶詰界のトレンドは、ちょっと贅沢な“グルメ缶詰”なのだそうですが、一方、昔ながらの定番缶詰も長く愛され続けています。そんな“レジェンド缶詰”について、黒川さんは熱く語りました。

「たとえば『ホテイの焼き鳥』というのは、小さく“炭火焼”と書いてあるんですけど、本当に炭火で焼いているから炭火焼と書いてあるんです。炭火は火のむらが起こりやすいので、火力を調整するためにずっと面倒を見ていないといけない。その炭火の面倒を見るための専用の職人さんがホテイには、ちゃんといるんですよ。そういう、ものすごいドラマチックな作り方をしているからこそ、レジェンドと言えるような缶詰がいまだにたくさんある」(黒川さん)

黒川さんの缶詰愛が詰まった最新刊も発売されています。『缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36』と、缶詰を使ったレシピ本『缶たん料理100 安い!早い!だけどとてつもなく旨い!』の2冊。缶詰の世界を広げてくれる本、一読してみてはいかがでしょうか?

【関連サイト】 「RADIO DONUTS」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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