4人組ロックバンド・yutoriの佐藤古都子(Vo)と豊田太一(Ba)が、最新ミニアルバム『心の微熱』収録曲の制作エピソードを語った。豊田がベースへの想いを明かすひと幕もあった。
yutoriのふたりが登場したのは、3月4日(水)放送のJ-WAVE『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann〈セレイナ・アン〉)のゲストコーナー。東京をGROOVEさせる音楽とカルチャー、そして日夜それを創り出す刺激的で面白い人々が集い、語らうプログラムだ。
タカノ:ベースの太一さんはベースを愛しすぎているためか、最近スタッフも把握しきれないペースでベースを買い替えていると。
豊田:実際、スタッフだけじゃなくて僕自身も把握していなくて。
タカノ:どのくらいのペースで?
豊田:1週間に1本くらいのペースで買っちゃっていて。
タカノ・セレイナ:え?
セレイナ:ベースってお高いですよね。
豊田:そのたびにいらなくなったものを売ったりしています。
タカノ:上手にやっているんですね。
豊田:分解して、よかったパーツだけを僕のベースにくっつけて。
タカノ:ベースを選ぶときの基準は?
豊田:見た目から入りつつ、最終的には木の音がするかどうかです。マニアックな話になっちゃうんですけど。
タカノ:“鳴り”をね。
豊田:普通のベースだと弦が金属でできているので、金属の「チャラーン」という音しかしませんが、いいベースだと木が鳴るというか、温かい音がするんです。そこのクラシック的な要素を求めていった結果、そういう楽器が僕の手元に集まりました。
タカノ:見た目から入るというのも、ギブソンのサンダーバードを使っていたりとか。
豊田:そうですね、あれは見た目から。
タカノ:Instagramで僕もチェックしましたが、SGベースとかもね。デザイン的に「こういうのが好き」みたいなのはあるんですか?
豊田:手のかかるベースほど好きですね。
セレイナ:どういう部分が手のかかるベースになるんですか?
タカノ:ガンガン掘り下げます(笑)。
豊田:うれしいですね。まずは弾きづらさ。
セレイナ:弾きやすさではなく?
豊田:鳴らすのがすごく難しい楽器にこだわっていて。それが鳴らせたら、他の楽器も全部鳴らせるよね、みたいな。手間のかかる子ほど好きになっちゃう、みたいなのがあるじゃないですか。
タカノ:これはフェティシズムの世界を感じます。実際に何本持っているか、誰も把握していないという説があります。太一さん自身、把握している数は?
豊田:6本から10本のあいだなんだろうなと。
セレイナ:1回のライブでは何本?
豊田:2本しか使いませんが、家に8本以上はあるのかなと。
タカノ:セレイナさんが土曜日誕生日なんですが、1本ぐらい……?
豊田:あ、もう全然。
セレイナ:いやいや怖い! ごめんなさい本当に。
豊田:木の音するのあるんで(笑)。
タカノ:ちなみに、古都子さんも来週誕生日ですよね。
佐藤:3月10日が誕生日です。
セレイナ:うお座ですね。
タカノ:じゃあ太一さん、2本お願いします(笑)。
豊田:用意しておきます(笑)。
タカノ:古都子さんから見て、太一さんはどうですか?
佐藤:もともとバンドを組む前は、高校の後輩だったんです。なので「変な子だなあ」というか、かわいらしい後輩だなという感じです。
豊田:ありがとうございます。恐縮です。
セレイナ:太一さんは敬語なんですか?
豊田:次第に溶けていって、いまはタメです。
佐藤:フラットな感じでね。
タカノ:そこら辺の関係性も見えてくると面白いですね。
タカノ:古都子さんも作詞作曲されますが、今作は浦山さんの作詞作曲が多いと。いつもどういうプロセスで曲を作っていますか?
佐藤:基本、私も蓮も弾き語りから始まって。それをメンバーや制作陣のみんなに聴いてもらって。それでドラムBPMはこれくらい、ギターリフはこんな感じ、ベースはルートに徹底していてくれ、みたいな。それに肉付けをして作っています。
セレイナ:『爪色とグラスの縁』のデモを初めて聴いたときの印象はどうでしたか?
佐藤:「たっか……」と思いました(笑)。
セレイナ:キーがけっこう高いですよね。
豊田:ベース目線だと、明るめな曲だなというイメージがあって。「完成したらこういう曲になるんだろうな」というイメージがあったけど、この曲で初めてキーボードを使ったんですよ。今までも使っていたんですけど、ここまで前に出る曲はなかったなと思っていまして。
佐藤:ゲストプレイヤーみたいなかたちでキーボードを弾かれる方をお迎えして、この曲は作りました。
タカノ:ノリやアレンジの足し引きみたいなのが難しそうです。
佐藤:最初は足し算しまくったんですけど、総括したときに「いや、ちょっとやりすぎたかも」となって、みんなで引き算して「これだ!」となりました。
タカノ:太一さんが(曲の)オンエア中に「ここのベース!」っておっしゃってましたが、こだわりポイントをぜひ教えてください。
豊田:キーボードが初めて入った楽曲ということで。キーボードが入っている曲って、ベースラインも動きやすいことが多くて。遊びやすいところが多くて、サビが終わってBメロの部分というんでしょうか、ちょっとセクションが違う場面で、すごくベースが動いていて。ベースの音量をデカく仕上げていただいたので、そこは聴ける方だったらわかってもらえるかなと。
タカノ:グルーヴィーなサウンドです。ちなみに、このレコーディングで使っているベースは?
豊田:ムーンというブランドです。マニアックな話になりますが、日本産のいいベースを使いました。
セレイナ:古都子さんは今回、デモを聴いて高いという印象だったということですが、本RECのときはどういう心持ちで取り組みましたか?
佐藤:歌詞を読み込みました。出だしの歌詞が、あまり自分自身が感じたことのない感情なんです。蓮が書いて、私がそれを歌っているので、1回歌詞を自分のなかで解釈して飲み込まないといい歌は歌えないと思っているので。そこはけっこう読み込んでレコーディングに臨みました。
タカノ:俳優さんじゃないですけど、表現ですからね。その主人公になり切ってというか、演技みたいな部分も入ってきますよね。
セレイナ:なかなかスパイシーな歌詞です。
タカノ:これがいいのよ。
セレイナ:恋に悩んでいる方には刺さるんじゃないでしょうか。
佐藤:これは絶対に刺さります。
セレイナ:まもなくツアー「yutori ONEMAN TOUR 2026"Bless you!"」がスタートします。3月28日(土)の福岡公演からスタートして、6月7日(日)の神奈川・KT Zepp Yokohama公演まで続きます。今回のセトリは決まっていますか?
佐藤:ちょうど先日「セトリどうしようか」という話をしたぐらいの段階です。KT Zeppはいままででいちばんキャパが広いんです。やっぱりわがままですけど、ソールドアウトした満員の姿を見たいなというのはあります。だから、yutoriの音楽をいろいろな方に届けないといけないな、頑張ろうという感じです。
yutoriの最新情報は公式ホームページまで。
J-WAVE『GRAND MARQUEE』は月~木曜の16時30分〜18時50分にオンエア。
yutoriのふたりが登場したのは、3月4日(水)放送のJ-WAVE『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann〈セレイナ・アン〉)のゲストコーナー。東京をGROOVEさせる音楽とカルチャー、そして日夜それを創り出す刺激的で面白い人々が集い、語らうプログラムだ。
豊田太一のベース愛「手のかかるベースほど好き」
yutoriは2020年にデビューした、関東出身の平均年齢22歳の4人組バンド。メンバーは他に内田郁也(Gt)と浦山 蓮(Dr)がいる。タカノ:ベースの太一さんはベースを愛しすぎているためか、最近スタッフも把握しきれないペースでベースを買い替えていると。
豊田:実際、スタッフだけじゃなくて僕自身も把握していなくて。
タカノ:どのくらいのペースで?
豊田:1週間に1本くらいのペースで買っちゃっていて。
タカノ・セレイナ:え?
セレイナ:ベースってお高いですよね。
豊田:そのたびにいらなくなったものを売ったりしています。
タカノ:上手にやっているんですね。
豊田:分解して、よかったパーツだけを僕のベースにくっつけて。
タカノ:ベースを選ぶときの基準は?
豊田:見た目から入りつつ、最終的には木の音がするかどうかです。マニアックな話になっちゃうんですけど。
タカノ:“鳴り”をね。
豊田:普通のベースだと弦が金属でできているので、金属の「チャラーン」という音しかしませんが、いいベースだと木が鳴るというか、温かい音がするんです。そこのクラシック的な要素を求めていった結果、そういう楽器が僕の手元に集まりました。
タカノ:見た目から入るというのも、ギブソンのサンダーバードを使っていたりとか。
豊田:そうですね、あれは見た目から。
タカノ:Instagramで僕もチェックしましたが、SGベースとかもね。デザイン的に「こういうのが好き」みたいなのはあるんですか?
豊田:手のかかるベースほど好きですね。
セレイナ:どういう部分が手のかかるベースになるんですか?
タカノ:ガンガン掘り下げます(笑)。
豊田:うれしいですね。まずは弾きづらさ。
セレイナ:弾きやすさではなく?
豊田:鳴らすのがすごく難しい楽器にこだわっていて。それが鳴らせたら、他の楽器も全部鳴らせるよね、みたいな。手間のかかる子ほど好きになっちゃう、みたいなのがあるじゃないですか。
タカノ:これはフェティシズムの世界を感じます。実際に何本持っているか、誰も把握していないという説があります。太一さん自身、把握している数は?
豊田:6本から10本のあいだなんだろうなと。
セレイナ:1回のライブでは何本?
豊田:2本しか使いませんが、家に8本以上はあるのかなと。
タカノ:セレイナさんが土曜日誕生日なんですが、1本ぐらい……?
豊田:あ、もう全然。
セレイナ:いやいや怖い! ごめんなさい本当に。
豊田:木の音するのあるんで(笑)。
タカノ:ちなみに、古都子さんも来週誕生日ですよね。
佐藤:3月10日が誕生日です。
セレイナ:うお座ですね。
タカノ:じゃあ太一さん、2本お願いします(笑)。
豊田:用意しておきます(笑)。
タカノ:古都子さんから見て、太一さんはどうですか?
佐藤:もともとバンドを組む前は、高校の後輩だったんです。なので「変な子だなあ」というか、かわいらしい後輩だなという感じです。
豊田:ありがとうございます。恐縮です。
セレイナ:太一さんは敬語なんですか?
豊田:次第に溶けていって、いまはタメです。
佐藤:フラットな感じでね。
タカノ:そこら辺の関係性も見えてくると面白いですね。
キーボードを初導入した新曲『爪色とグラスの縁』
番組では、3月4日に配信リリースされたミニアルバム『心の微熱』から『爪色とグラスの縁』をオンエアした。タカノ:古都子さんも作詞作曲されますが、今作は浦山さんの作詞作曲が多いと。いつもどういうプロセスで曲を作っていますか?
佐藤:基本、私も蓮も弾き語りから始まって。それをメンバーや制作陣のみんなに聴いてもらって。それでドラムBPMはこれくらい、ギターリフはこんな感じ、ベースはルートに徹底していてくれ、みたいな。それに肉付けをして作っています。
セレイナ:『爪色とグラスの縁』のデモを初めて聴いたときの印象はどうでしたか?
佐藤:「たっか……」と思いました(笑)。
セレイナ:キーがけっこう高いですよね。
豊田:ベース目線だと、明るめな曲だなというイメージがあって。「完成したらこういう曲になるんだろうな」というイメージがあったけど、この曲で初めてキーボードを使ったんですよ。今までも使っていたんですけど、ここまで前に出る曲はなかったなと思っていまして。
佐藤:ゲストプレイヤーみたいなかたちでキーボードを弾かれる方をお迎えして、この曲は作りました。
タカノ:ノリやアレンジの足し引きみたいなのが難しそうです。
佐藤:最初は足し算しまくったんですけど、総括したときに「いや、ちょっとやりすぎたかも」となって、みんなで引き算して「これだ!」となりました。
タカノ:太一さんが(曲の)オンエア中に「ここのベース!」っておっしゃってましたが、こだわりポイントをぜひ教えてください。
豊田:キーボードが初めて入った楽曲ということで。キーボードが入っている曲って、ベースラインも動きやすいことが多くて。遊びやすいところが多くて、サビが終わってBメロの部分というんでしょうか、ちょっとセクションが違う場面で、すごくベースが動いていて。ベースの音量をデカく仕上げていただいたので、そこは聴ける方だったらわかってもらえるかなと。
タカノ:グルーヴィーなサウンドです。ちなみに、このレコーディングで使っているベースは?
豊田:ムーンというブランドです。マニアックな話になりますが、日本産のいいベースを使いました。
歌詞を読み込みレコーディング
佐藤は『爪色とグラスの縁』の歌詞に対する想いを語った。恋に悩む女性にこそ聴いてほしい曲だという。セレイナ:古都子さんは今回、デモを聴いて高いという印象だったということですが、本RECのときはどういう心持ちで取り組みましたか?
佐藤:歌詞を読み込みました。出だしの歌詞が、あまり自分自身が感じたことのない感情なんです。蓮が書いて、私がそれを歌っているので、1回歌詞を自分のなかで解釈して飲み込まないといい歌は歌えないと思っているので。そこはけっこう読み込んでレコーディングに臨みました。
タカノ:俳優さんじゃないですけど、表現ですからね。その主人公になり切ってというか、演技みたいな部分も入ってきますよね。
セレイナ:なかなかスパイシーな歌詞です。
タカノ:これがいいのよ。
セレイナ:恋に悩んでいる方には刺さるんじゃないでしょうか。
佐藤:これは絶対に刺さります。
セレイナ:まもなくツアー「yutori ONEMAN TOUR 2026"Bless you!"」がスタートします。3月28日(土)の福岡公演からスタートして、6月7日(日)の神奈川・KT Zepp Yokohama公演まで続きます。今回のセトリは決まっていますか?
佐藤:ちょうど先日「セトリどうしようか」という話をしたぐらいの段階です。KT Zeppはいままででいちばんキャパが広いんです。やっぱりわがままですけど、ソールドアウトした満員の姿を見たいなというのはあります。だから、yutoriの音楽をいろいろな方に届けないといけないな、頑張ろうという感じです。
yutoriの最新情報は公式ホームページまで。
J-WAVE『GRAND MARQUEE』は月~木曜の16時30分〜18時50分にオンエア。
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