ダンサー/俳優の大貫勇輔が、3度目の出演となる『メリー・ポピンズ』のオーディション秘話や、ミュージカルの魅力について語った。
大貫が登場したのは、1月11日(日)放送のJ-WAVE『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。心地よい音楽とともに、よりよいライフスタイルを考えるプログラムだ。
オンエアから一週間は、radikoのタイムフリー機能で再生できる。
本番組は、ゲストのライフスタイルに迫る。今回は、大貫がバク転の練習に夢中だった子ども時代、ダンスを続けていくうえで必要なこと、自分らしい子育てについて語った。さらに、ワインと料理を振る舞ったファンイベントについてトークする場面も。詳細は、Spotifyなどのポッドキャストでも楽しめる。
この記事では、オンエア内容の一部として、『メリー・ポピンズ』出演にまつわるパートをテキストで紹介する。
・ポッドキャストページ
大貫:よろしくお願いします。
吉岡:初めましてですね。私は舞台を観ることが大好きなので、お会いできてすごく光栄です。
大貫:こちらこそです。
吉岡:大貫さんが出演されるミュージカル『メリー・ポピンズ』は3月に開幕しますが、この作品はロンドンが初演で、日本では2018年に初演、2022年に再演、今回が3回目の公演になります。大貫さんは初演からご出演されていますが、同じ役を3回演じるってすごいことですよね。
大貫:本当にすばらしい作品で、できることなら死ぬまでやりたいと思うくらい、大好きな作品なんです。3回目をやらせていただけることは光栄ですし、たくさんの人に観ていただきたいミュージカルです。
吉岡:みんな観たいと思います! 今回はトリプルキャストで、バート役を演じられますよね。初演の際は、海外スタッフが来日している限られた期間にオーディションを何度も受けて、勝ち取られた役だとお聞きしました。
大貫:本当に大変でした。何回、オーディションを受けたんだろう(笑)。
吉岡:バート役は、どういったオーディションを経て勝ち取った役なのでしょうか?
大貫:踊りと歌のオーディションだったんですが、「君はもうバートそのものだ。あとは歌を頑張ってくれ」って何度も言われて。ダンスは完璧だからとにかく歌を、と4回か5回くらい受けたと思います。
吉岡:その短い期間で、「歌をもっと頑張って」と言われて仕上げていくのってすごく大変ですよね?
大貫:そうなんです。ひたすらレッスンに通ってました。
吉岡:思い出も、思い入れもひとしおですね。
大貫:僕の人生を変えてくれたミュージカルのひとつなので、それぐらい思い入れは深いです。
大貫:細かく言うと、1964年にウォルト・ディズニー・カンパニーによって制作されたミュージカル映画『メリー・ポピンズ』を、『オペラ座の怪人』『キャッツ』『レ・ミゼラブル』を手がけたプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュさんが2004年にミュージカル化しました。
吉岡:本当に数々の賞を受賞されていて、イギリスのローレンス・オリヴィエ賞は9部門でノミネートされました。アメリカのトニー賞では7部門でノミネートされ、世界10カ国以上で上演されています。『メリー・ポピンズ』は幸せを届けられる作品ということで、老若男女問わず、みんなに愛される作品ですよね。
大貫:そうですね。誰も死なない、平和なファミリーミュージカルなんです。だけど、観ていると気づいたら涙が流れてる。「幸せすぎて涙が流れる」という、すばらしいミュージカルなんですよ。
吉岡:バートという役を演じるうえでの難しさ、面白さはどんなところでしょうか?
大貫:バートは、観客と物語をつなぐ架け橋のような存在なんです。メリー・ポピンズはバートの先生で、もう一度会いたいという想いからやっと再会するんですね。メリーのサポートをしつつ、子どもたちやお父さんをサポートし、さらに観客と演者たちをつなぐ。そのバランス感覚が難しさのひとつだと思います。
大貫:このあいだは舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』をやっていて、それも2年目と4年目にカムバックしたんですけど、そのときもかなり自分の中で大きく変わっていて。父性というものがこんなに俳優にとって大きな影響をおよぼすのかと、自分でも驚きました。そのなかで、今回の『メリー・ポピンズ』のバートという役で、その変化がどう作用するのか、すごく楽しみです。
吉岡:観たい! 絶対、素敵だろうなあ。
大貫:特にバートはお父さん、ジョージ・バンクスと深く関わってくるんですが、今回、半分近くのキャストが変わっているので、そこでどういう化学変化が生まれるのか楽しみです。
吉岡:いつかお父さん役をやってみたいという想いはありますか?
大貫:ありますね。いつか踊れなくなっていくなかで、ジョージ・バンクスという役はかなり面白い役なので、やってみたいですね。
大貫:海外の方たちって、基本的に怒らないんですよね。とにかく褒めるんですよ。
吉岡:めちゃくちゃわかります! 私もイギリスの演出家さんとお仕事したとき、それがすっごく怖かったです。
大貫:逆にね(笑)。
吉岡:ダメ出ししてもらわないと変えられないのに、なんでも「いいじゃない!」と言ってくれて。「本当に?」って思いましたね。
大貫:僕もどちらかというと、はっきり指摘してほしいタイプなんですけど、意外と言ってくれないというか。「ここはこうするといいかもね」とは言ってくれますけど、「ダメ」とは言わないですよね。
吉岡:あれは国民性なのかな。日本人は忍耐というか、我慢強いじゃないですか。「オッケー」ばかり言われると怖いですよね(笑)。大貫さんの場合、ダンス一本で活躍していた可能性もありますよね。
大貫:23歳のときに『ロミオ&ジュリエット』という舞台で役を勝ち取ったんですけど、そこまでは突然しゃべり出すとか、歌い出すことを理解ができなくて。だけど、ミュージカルに出会ったことで「この感動はダンスだけで与えることはできない。僕もこの感動を与えたい」と思い、ミュージカルの世界に足を踏み入れました。本当に奥が深いですよ。
大貫勇輔の最新情報は公式サイトまで。
『UR LIFESTYLE COLLEGE』では、心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える。オンエアは毎週日曜18時から。
大貫が登場したのは、1月11日(日)放送のJ-WAVE『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。心地よい音楽とともに、よりよいライフスタイルを考えるプログラムだ。
オンエアから一週間は、radikoのタイムフリー機能で再生できる。
多彩な表現力で注目を集めるダンサーのライフスタイルに迫る
大貫勇輔は1988年生まれ、神奈川県出身。7歳からダンスを始め、17歳でプロダンサーとしてデビュー以降、コンテンポラリー、バレエ、ジャズ、ストリート、アクロバットなど、幅広いジャンルを自在に踊りこなす俳優として活躍している。3月から上演されるミュージカル『メリー・ポピンズ』にも出演予定だ。本番組は、ゲストのライフスタイルに迫る。今回は、大貫がバク転の練習に夢中だった子ども時代、ダンスを続けていくうえで必要なこと、自分らしい子育てについて語った。さらに、ワインと料理を振る舞ったファンイベントについてトークする場面も。詳細は、Spotifyなどのポッドキャストでも楽しめる。
この記事では、オンエア内容の一部として、『メリー・ポピンズ』出演にまつわるパートをテキストで紹介する。
・ポッドキャストページ
人生を大きく変えた『メリー・ポピンズ』に3度目の出演
この日、吉岡と大貫は初対面となった。大貫:よろしくお願いします。
吉岡:初めましてですね。私は舞台を観ることが大好きなので、お会いできてすごく光栄です。
大貫:こちらこそです。
吉岡:大貫さんが出演されるミュージカル『メリー・ポピンズ』は3月に開幕しますが、この作品はロンドンが初演で、日本では2018年に初演、2022年に再演、今回が3回目の公演になります。大貫さんは初演からご出演されていますが、同じ役を3回演じるってすごいことですよね。
大貫:本当にすばらしい作品で、できることなら死ぬまでやりたいと思うくらい、大好きな作品なんです。3回目をやらせていただけることは光栄ですし、たくさんの人に観ていただきたいミュージカルです。
吉岡:みんな観たいと思います! 今回はトリプルキャストで、バート役を演じられますよね。初演の際は、海外スタッフが来日している限られた期間にオーディションを何度も受けて、勝ち取られた役だとお聞きしました。
大貫:本当に大変でした。何回、オーディションを受けたんだろう(笑)。
吉岡:バート役は、どういったオーディションを経て勝ち取った役なのでしょうか?
大貫:踊りと歌のオーディションだったんですが、「君はもうバートそのものだ。あとは歌を頑張ってくれ」って何度も言われて。ダンスは完璧だからとにかく歌を、と4回か5回くらい受けたと思います。
吉岡:その短い期間で、「歌をもっと頑張って」と言われて仕上げていくのってすごく大変ですよね?
大貫:そうなんです。ひたすらレッスンに通ってました。
吉岡:思い出も、思い入れもひとしおですね。
大貫:僕の人生を変えてくれたミュージカルのひとつなので、それぐらい思い入れは深いです。
ミュージカル『メリー・ポピンズ』の魅力
『メリー・ポピンズ』の舞台はロンドン。ある日、バンクス家に不思議な力を持つメリー・ポピンズが舞い降り、魔法で次々と不思議な出来事を起こしていく。子どもたちはその出来事に心を躍らせる。一方、父親のジョージにはさまざまな災難が降りかかり、「本当の幸せとは何か」を見つめ直していく物語である。大貫:細かく言うと、1964年にウォルト・ディズニー・カンパニーによって制作されたミュージカル映画『メリー・ポピンズ』を、『オペラ座の怪人』『キャッツ』『レ・ミゼラブル』を手がけたプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュさんが2004年にミュージカル化しました。
吉岡:本当に数々の賞を受賞されていて、イギリスのローレンス・オリヴィエ賞は9部門でノミネートされました。アメリカのトニー賞では7部門でノミネートされ、世界10カ国以上で上演されています。『メリー・ポピンズ』は幸せを届けられる作品ということで、老若男女問わず、みんなに愛される作品ですよね。
大貫:そうですね。誰も死なない、平和なファミリーミュージカルなんです。だけど、観ていると気づいたら涙が流れてる。「幸せすぎて涙が流れる」という、すばらしいミュージカルなんですよ。
吉岡:バートという役を演じるうえでの難しさ、面白さはどんなところでしょうか?
大貫:バートは、観客と物語をつなぐ架け橋のような存在なんです。メリー・ポピンズはバートの先生で、もう一度会いたいという想いからやっと再会するんですね。メリーのサポートをしつつ、子どもたちやお父さんをサポートし、さらに観客と演者たちをつなぐ。そのバランス感覚が難しさのひとつだと思います。
父となった経験が役づくりに大きく影響
ミュージカル『メリー・ポピンズ』に3回目の出演となる大貫は、4年前に息子が生まれたことをきっかけに「父性」が芽生えたと語る。自分以外の誰かのために生きる、守る。そうした感覚が、役づくりにも大きく影響しているという。大貫:このあいだは舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』をやっていて、それも2年目と4年目にカムバックしたんですけど、そのときもかなり自分の中で大きく変わっていて。父性というものがこんなに俳優にとって大きな影響をおよぼすのかと、自分でも驚きました。そのなかで、今回の『メリー・ポピンズ』のバートという役で、その変化がどう作用するのか、すごく楽しみです。
吉岡:観たい! 絶対、素敵だろうなあ。
大貫:特にバートはお父さん、ジョージ・バンクスと深く関わってくるんですが、今回、半分近くのキャストが変わっているので、そこでどういう化学変化が生まれるのか楽しみです。
吉岡:いつかお父さん役をやってみたいという想いはありますか?
大貫:ありますね。いつか踊れなくなっていくなかで、ジョージ・バンクスという役はかなり面白い役なので、やってみたいですね。
海外の稽古は「とにかく褒める」スタイルが基本
大貫はこれまで『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』『マチルダ』『ハリー・ポッターと呪いの子』など、海外プロダクションの日本初演作品に数多く出演している。吉岡は「海外スタッフさんとのやり取りで印象的なことはありますか?」と質問した。大貫:海外の方たちって、基本的に怒らないんですよね。とにかく褒めるんですよ。
吉岡:めちゃくちゃわかります! 私もイギリスの演出家さんとお仕事したとき、それがすっごく怖かったです。
大貫:逆にね(笑)。
吉岡:ダメ出ししてもらわないと変えられないのに、なんでも「いいじゃない!」と言ってくれて。「本当に?」って思いましたね。
大貫:僕もどちらかというと、はっきり指摘してほしいタイプなんですけど、意外と言ってくれないというか。「ここはこうするといいかもね」とは言ってくれますけど、「ダメ」とは言わないですよね。
吉岡:あれは国民性なのかな。日本人は忍耐というか、我慢強いじゃないですか。「オッケー」ばかり言われると怖いですよね(笑)。大貫さんの場合、ダンス一本で活躍していた可能性もありますよね。
大貫:23歳のときに『ロミオ&ジュリエット』という舞台で役を勝ち取ったんですけど、そこまでは突然しゃべり出すとか、歌い出すことを理解ができなくて。だけど、ミュージカルに出会ったことで「この感動はダンスだけで与えることはできない。僕もこの感動を与えたい」と思い、ミュージカルの世界に足を踏み入れました。本当に奥が深いですよ。
大貫勇輔の最新情報は公式サイトまで。
『UR LIFESTYLE COLLEGE』では、心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える。オンエアは毎週日曜18時から。
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2026年1月18日28時59分まで
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番組情報
- UR LIFESTYLE COLLEGE
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毎週日曜18:00-18:54
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吉岡里帆
