
お笑いトリオ・四千頭身の後藤拓実が、エバースの佐々木隆史と町田和樹と「モノで見栄をはるな!」をテーマに語り合った。
この内容をお届けしたのは、9月18日(木)放送のJ-WAVE『GURU GURU!』(水曜日ナビゲーター:エバース)。世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想で考えていく“逆転ラジオ”。リスナーからさまざまな意見を募り、発想と柔軟性を育てる教養バラエティプログラムだ。
オンエアは9月25日(水)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。
「見栄をはる」とは、実際よりもよく見せようとして、上辺(うわべ)や体裁を整えること。
佐々木:町田なんかはけっこう見栄をはるほうじゃない?
町田:そうなのかな。
佐々木:だって、もともと一張羅タイプでしょ? 町田は若いころからお金がなくても1着10万円の上着を買ったりとかして、時計もいくらだっけ?
町田:なんだかんだ10万円くらいのやつとか。
佐々木:まだ20代前半とかですよ。それで「なんで?」って訊いたら、「1万円のものを何着も持ってたって、俺は女性に何回も会えるチャンスはない。だったら、たった1回のチャンスをなんとかものにするために10万の俺で行く」みたいな。2回目、3回目のデートはそこから考えたらいいと。
町田:まず、1回目を乗り越えないとって。
佐々木:これは見栄っぱりなんじゃないのかな。
町田:そうなのかも。けど、意外とそんなに高い時計を買いたいとか、ブランドものを買いたいとかはないですけどね。
佐々木:でも、ちょっと手を出し始めたら、買っちゃうんじゃない?
町田:そうかもな。
ふと、佐々木は「見栄とプライドの違いって?」と疑問を投げかける。
町田:だいぶ近いんじゃない?
佐々木:見栄は虚勢じゃん。実際にはないものをあるように見せる。でも、プライドはあるものを誇示するわけだから、そこの違いかな。
町田:俺はプライドはないけど見栄っぱりかもな。
佐々木:えっ!?
町田:本当のところは何もないけど、虚勢をはってるのかな。そういう気がする。
佐々木:いまもタワマンに住んでるんだっけ?
後藤:住んでない。でも、家賃はそんなに高くなくて。厳密に言うと、芸人の下積みってとっても大事で、これがまったくなく高卒でポッと出たらエピソードなんて何もないわけで、いちばん楽なものに手を出してしまったみたいな。お金で解決しちゃったというか。エピソードの「これ面白いんじゃない?」だけで。
佐々木:20代そこそこでタワマンに住んでるって面白いんじゃないかって。
後藤:そう。俺みたいなやつが、タワマン住んでたら、高級外車に乗ってたら面白いかなって。そうしたら、ことごとく裏目に出たというか。
佐々木:当時、それをネットニュースで見てて鼻についたもんね。
後藤:だから、身の丈に合ったことをしなきゃいけないんだよね。
町田:もともと、そういうタイプじゃなかったんでしょ?
後藤:そう。野望とかもなく、ただ面白いんじゃないかって。
佐々木:金銭的には余裕だったの?
後藤:全然。まさに見栄だった。それが芸人4年目くらいだったかな。
佐々木:どのタイミングで高級外車とかやめたの?
後藤:高級外車は一括で買ったからいまも乗ってるけど、駐車場料金がけっこうきついなとか。
佐々木:タワマンは?
後藤:1年くらい、2年経たずでやめて。
会社の飲み会で行ったカラオケ。自信満々に「俺、実はけっこう歌がうまいんだよ」という先輩がいました。いざ曲が始まったら「高音が出ないんだよな」と言いながら、さりげなくキーを3つ下げてスタート。歌い終わったあとに「原曲キーはきついわ」って最初から下げているのにドヤ顔をしていました。
町田:こんなの嫌だよね。「歌がうまい」とか言う必要がないからな。
佐々木:あんまり「俺、歌がうまい」って聞かないよね。
町田:「いやいや、全然うまくないから」って言いつつ、実際はうまいパターンのほうがあるかも。
佐々木:「高音が出ない」って町田はよく言うよね。
町田:本当に出ないんだよ。後藤は?
後藤:わからないな。高音は出そうとしたことがないかも。
町田:俺は歌える曲が少ないのよ。
佐々木:たとえば? これは歌えないとか。
町田:サスケの『青いベンチ』とか。あれがギリ高いのよ。
佐々木:GReeeeNの『キセキ』とかは?
町田:論外。
佐々木:聴きもしない?
町田:世代ですからめっちゃ聴くわ。
私は家族の前で見栄をはってしまいます。家族の前では素を出すことができません。いつも態度を悪くしてしまうのです。29歳にもなりそろそろあらためてたいなと思うのですが、どうしていいかわかりません。
後藤:同じ年だ。
佐々木:じゃあ、20代でだいぶいろいろあったんだ。
後藤:たぶん、まだある。
佐々木:このリスナーさんはあらためたいんだって。
町田:29歳だから素でいけばいいじゃん。
佐々木:後藤は家族の前でどんな感じ?
後藤:こんな感じ。素で見栄をはることもなく。
佐々木:家族に言われないの? 声が小さいなとか。
後藤:みんな一緒だから。チューニング合ってるから。
佐々木:このリスナーさんは、1回記憶喪失になったふりするとか。そこからめっちゃ明るくする。
町田:かなりキツいな。エグい空気になる可能性もあるから。
リスナーの懺悔:通勤時に通りがかるだけのジャズバーに、行ったこともないのに見栄をはって、さも行きつけかのように友だちに紹介してしまい、一緒に行くことになって恥をかきました。
佐々木:どんな感じになりました?
リスナー:曲をリクエストできるタイプのジャズバーで、そこで付け焼き刃の知識で入れた曲名をリクエストしたら、曲名を間違えて覚えていたみたいで店主と話がかみ合わなくて。
佐々木:変な感じになっちゃったんだ。
リスナー:その様子を見て、友だちもはっきりとは言わなかったんですけど、知らないんだろうなって。
佐々木:これはキツいですよ。でも、いくらでも誘いを断れるじゃないですか。
リスナー:ちょっと1曲くらいリクエストをかませばいけるかなって。
町田:だいぶ甘いけどな。
佐々木:せめて、予習で1回行ってみるとかね。
リスナー:でも、話題になったすぐの帰り道で「ついでに行こうよ」ってなっちゃって回避できなかったんです(笑)。
佐々木:それをイジられなかったのもキツいな。どうですか、後藤は?
後藤:これで逆に友だちの緊張をほぐしてあげたって方向に持っていけたらいいんじゃないかな。実は常連だったけど、あのときはあえてああいう立ち回りをして「ほぐれたっしょ?」みたいな。
町田:それは無理だろ(笑)。
リスナーの懺悔:大学生時代、彼女の誕生日のこと。誕生日プレゼントにいいものを買おうとして、行ったことのないようなブランドのお店に行きました。手元にお金もなく、口座残高もなかったけど、クレジットカードで8万円のアクセサリーを買うことに。プレゼント包装をしてもらったのに、結局、支払いでクレジットカードが切れなくて、しばらく気まずい時間が流れ……店員さんに「ちょっとお金を下ろしてきます」とうそをついて、その場から逃走しました。
町田:やば。
後藤:びっくりだろうな。
佐々木:この場合、どうやったらよかったのかな。
町田:いまからでもお店に戻ったらいいんじゃないですか。
佐々木:8万円握りしめて(笑)。「やっと下ろせました!」って。
後藤:どこのATMだよ。でも、こういうこと、他にもありそうじゃないですか。
町田:高いお店だとあり得るのか。
後藤:そうしたら、こうやって毎日お店に戻ってる人がいる可能性もあるかもしれないですね。順番に、ミニ懺悔をするために。
町田:お店側は「そんなのもう知らない」ってなっても、自分は戻ったから懺悔になるし。
佐々木:「店員さん、知らないですか?」「じゃあ、OKです」って(笑)。
四千頭身とゲストによるツーマンライブ「ティーメィツ」が9月29日(月)に東京・表参道GROUNDで開催。第3回となる今回は、ゆにばーすがゲスト出演する。詳細や最新情報はワタナベエンターテイメントの公式サイトまで。
J-WAVE『GURU GURU!』は、毎週月曜~木曜の22時からオンエア。公式Xではオンエアのハイライト動画なども公開中だ。
この内容をお届けしたのは、9月18日(木)放送のJ-WAVE『GURU GURU!』(水曜日ナビゲーター:エバース)。世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想で考えていく“逆転ラジオ”。リスナーからさまざまな意見を募り、発想と柔軟性を育てる教養バラエティプログラムだ。
オンエアは9月25日(水)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。
町田がお金がなくても高い服を買った理由
今回のテーマは「モノで見栄をはるな!」。高い腕時計、高級外車、ブランドの洋服やバッグ、アクセサリー……身に付けたり、所持したりすることで自分を強くしてくれるようなものって興味があるだろうか? 自分の価値ではなく、ものの価値で勝負すること。また、ものに限らず見栄をはることって、実際、やりがちではないだろうか? 無理した背伸びは徳なのか、損なのか。「見栄」をテーマにグルグル考えていく。「見栄をはる」とは、実際よりもよく見せようとして、上辺(うわべ)や体裁を整えること。
佐々木:町田なんかはけっこう見栄をはるほうじゃない?
町田:そうなのかな。
佐々木:だって、もともと一張羅タイプでしょ? 町田は若いころからお金がなくても1着10万円の上着を買ったりとかして、時計もいくらだっけ?
町田:なんだかんだ10万円くらいのやつとか。
佐々木:まだ20代前半とかですよ。それで「なんで?」って訊いたら、「1万円のものを何着も持ってたって、俺は女性に何回も会えるチャンスはない。だったら、たった1回のチャンスをなんとかものにするために10万の俺で行く」みたいな。2回目、3回目のデートはそこから考えたらいいと。
町田:まず、1回目を乗り越えないとって。
佐々木:これは見栄っぱりなんじゃないのかな。
町田:そうなのかも。けど、意外とそんなに高い時計を買いたいとか、ブランドものを買いたいとかはないですけどね。
佐々木:でも、ちょっと手を出し始めたら、買っちゃうんじゃない?
町田:そうかもな。
ふと、佐々木は「見栄とプライドの違いって?」と疑問を投げかける。
町田:だいぶ近いんじゃない?
佐々木:見栄は虚勢じゃん。実際にはないものをあるように見せる。でも、プライドはあるものを誇示するわけだから、そこの違いかな。
町田:俺はプライドはないけど見栄っぱりかもな。
佐々木:えっ!?
町田:本当のところは何もないけど、虚勢をはってるのかな。そういう気がする。
四千頭身・後藤拓実が、タワマンや高級外車を選んだ理由
ここからは、エバースと同期の四千頭身・後藤拓実が登場。後藤はテレビなどでもたびたび披露しているが、「タワマン暮らし」や「高級外車」などセレブな生活を経て、波瀾万丈な生活の変化を経験している。佐々木:いまもタワマンに住んでるんだっけ?
後藤:住んでない。でも、家賃はそんなに高くなくて。厳密に言うと、芸人の下積みってとっても大事で、これがまったくなく高卒でポッと出たらエピソードなんて何もないわけで、いちばん楽なものに手を出してしまったみたいな。お金で解決しちゃったというか。エピソードの「これ面白いんじゃない?」だけで。
佐々木:20代そこそこでタワマンに住んでるって面白いんじゃないかって。
後藤:そう。俺みたいなやつが、タワマン住んでたら、高級外車に乗ってたら面白いかなって。そうしたら、ことごとく裏目に出たというか。
佐々木:当時、それをネットニュースで見てて鼻についたもんね。
後藤:だから、身の丈に合ったことをしなきゃいけないんだよね。
町田:もともと、そういうタイプじゃなかったんでしょ?
後藤:そう。野望とかもなく、ただ面白いんじゃないかって。
佐々木:金銭的には余裕だったの?
後藤:全然。まさに見栄だった。それが芸人4年目くらいだったかな。
佐々木:どのタイミングで高級外車とかやめたの?
後藤:高級外車は一括で買ったからいまも乗ってるけど、駐車場料金がけっこうきついなとか。
佐々木:タワマンは?
後藤:1年くらい、2年経たずでやめて。
見栄をはって、素を出すことができないときの対処法は?
そんな後藤とエバースに向けて、リスナーからさまざまなメッセージが届いた。会社の飲み会で行ったカラオケ。自信満々に「俺、実はけっこう歌がうまいんだよ」という先輩がいました。いざ曲が始まったら「高音が出ないんだよな」と言いながら、さりげなくキーを3つ下げてスタート。歌い終わったあとに「原曲キーはきついわ」って最初から下げているのにドヤ顔をしていました。
町田:こんなの嫌だよね。「歌がうまい」とか言う必要がないからな。
佐々木:あんまり「俺、歌がうまい」って聞かないよね。
町田:「いやいや、全然うまくないから」って言いつつ、実際はうまいパターンのほうがあるかも。
佐々木:「高音が出ない」って町田はよく言うよね。
町田:本当に出ないんだよ。後藤は?
後藤:わからないな。高音は出そうとしたことがないかも。
町田:俺は歌える曲が少ないのよ。
佐々木:たとえば? これは歌えないとか。
町田:サスケの『青いベンチ』とか。あれがギリ高いのよ。
青いベンチ / サスケ
町田:論外。
佐々木:聴きもしない?
町田:世代ですからめっちゃ聴くわ。
私は家族の前で見栄をはってしまいます。家族の前では素を出すことができません。いつも態度を悪くしてしまうのです。29歳にもなりそろそろあらためてたいなと思うのですが、どうしていいかわかりません。
後藤:同じ年だ。
佐々木:じゃあ、20代でだいぶいろいろあったんだ。
後藤:たぶん、まだある。
佐々木:このリスナーさんはあらためたいんだって。
町田:29歳だから素でいけばいいじゃん。
佐々木:後藤は家族の前でどんな感じ?
後藤:こんな感じ。素で見栄をはることもなく。
佐々木:家族に言われないの? 声が小さいなとか。
後藤:みんな一緒だから。チューニング合ってるから。
佐々木:このリスナーさんは、1回記憶喪失になったふりするとか。そこからめっちゃ明るくする。
町田:かなりキツいな。エグい空気になる可能性もあるから。
「行きつけ」と言って初めてのお店へ…
番組後半では、リスナーと電話をつなぎ、これまではってしまった見栄を懺悔する企画を実施した。リスナーの懺悔:通勤時に通りがかるだけのジャズバーに、行ったこともないのに見栄をはって、さも行きつけかのように友だちに紹介してしまい、一緒に行くことになって恥をかきました。
佐々木:どんな感じになりました?
リスナー:曲をリクエストできるタイプのジャズバーで、そこで付け焼き刃の知識で入れた曲名をリクエストしたら、曲名を間違えて覚えていたみたいで店主と話がかみ合わなくて。
佐々木:変な感じになっちゃったんだ。
リスナー:その様子を見て、友だちもはっきりとは言わなかったんですけど、知らないんだろうなって。
佐々木:これはキツいですよ。でも、いくらでも誘いを断れるじゃないですか。
リスナー:ちょっと1曲くらいリクエストをかませばいけるかなって。
町田:だいぶ甘いけどな。
佐々木:せめて、予習で1回行ってみるとかね。
リスナー:でも、話題になったすぐの帰り道で「ついでに行こうよ」ってなっちゃって回避できなかったんです(笑)。
佐々木:それをイジられなかったのもキツいな。どうですか、後藤は?
後藤:これで逆に友だちの緊張をほぐしてあげたって方向に持っていけたらいいんじゃないかな。実は常連だったけど、あのときはあえてああいう立ち回りをして「ほぐれたっしょ?」みたいな。
町田:それは無理だろ(笑)。
リスナーの懺悔:大学生時代、彼女の誕生日のこと。誕生日プレゼントにいいものを買おうとして、行ったことのないようなブランドのお店に行きました。手元にお金もなく、口座残高もなかったけど、クレジットカードで8万円のアクセサリーを買うことに。プレゼント包装をしてもらったのに、結局、支払いでクレジットカードが切れなくて、しばらく気まずい時間が流れ……店員さんに「ちょっとお金を下ろしてきます」とうそをついて、その場から逃走しました。
町田:やば。
後藤:びっくりだろうな。
佐々木:この場合、どうやったらよかったのかな。
町田:いまからでもお店に戻ったらいいんじゃないですか。
佐々木:8万円握りしめて(笑)。「やっと下ろせました!」って。
後藤:どこのATMだよ。でも、こういうこと、他にもありそうじゃないですか。
町田:高いお店だとあり得るのか。
後藤:そうしたら、こうやって毎日お店に戻ってる人がいる可能性もあるかもしれないですね。順番に、ミニ懺悔をするために。
町田:お店側は「そんなのもう知らない」ってなっても、自分は戻ったから懺悔になるし。
佐々木:「店員さん、知らないですか?」「じゃあ、OKです」って(笑)。
四千頭身とゲストによるツーマンライブ「ティーメィツ」が9月29日(月)に東京・表参道GROUNDで開催。第3回となる今回は、ゆにばーすがゲスト出演する。詳細や最新情報はワタナベエンターテイメントの公式サイトまで。
J-WAVE『GURU GURU!』は、毎週月曜~木曜の22時からオンエア。公式Xではオンエアのハイライト動画なども公開中だ。
#四千頭身 後藤さんをゲストにお迎えしました!
— GURU GURU! (@guruguru_813) September 18, 2025
最後には2組でライブの約束も?
前半に畳みかけた後藤さんの教訓が詰まった2時間でした#radikoタイムフリー でぜひ繰り返し聞いてください📻https://t.co/17ckRdzCFS#グルグル813 #さめこい #jwave pic.twitter.com/4PbMlHOKEl
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2025年9月25日28時59分まで
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番組情報
- GURU GURU!
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月・火・水・木曜22:00-24:00
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