音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
堀込泰行「まろやかで豊かな音でリラックスして…」 アナログ盤を聴くタイミングは?

堀込泰行「まろやかで豊かな音でリラックスして…」 アナログ盤を聴くタイミングは?

シンガーソングライターの堀込泰行が、アナログ盤を楽しむシーンや、おすすめのアナログ盤について語った。

堀込が登場したのは、9月13日(土)放送のJ-WAVE『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のコーナー「MELLOW MORNING」。このコーナーでは毎月アナログ好きのゲストをセレクターとして迎え、毎週1枚ずつ、チョイスしたおすすめのアナログ盤をオンエアしている。9月のセレクターは堀込が担当。

レコードの鑑賞、管理は作業部屋で

堀込に選曲してもらう前に、まずは「普段、どのような環境でレコードを聴いているのか」を教えてもらった。

堀込:自宅に、音楽を作っている作業部屋がありまして、その環境のなかで聴くことが多いですね。レコーディングのときには「デジタルでレコーディングをして、デジタルでアウトプットされたもの」という音にあふれているので、そんななかで時おりレコードを聴いてみて、アナログのまろやかで豊かな感じを堪能したり、再認識したりしてリラックスして、また自分が創作に向かうという感じですね。

アナログの音に癒やされる時間を楽しむ堀込は、所有するレコードをどのように管理しているのだろうか。

堀込:管理は、そんなにデリケートにはしてないんですけど、いわゆるCDラックがあって、棚の幅を変えられるので、ある一段をレコード用にしています。レコードはかさばるし重いので、いちばん下の段にレコードがズラズラっと並んでいます。ただ、作業部屋は地下にあるので、湿気には気をつけています。そこには楽器も置いてあって、楽器も湿度に弱いので、常に温度と湿度が表示される湿度計を部屋に3つぐらい置いて、空調を調整したりして、楽器とレコードを管理しています。ほかにも、100均などでよく売っている水取りなんとかみたいなものを至るところに置いたりもして、カビとか湿気の対策をしていますね。

堀込泰行おすすめのアナログ盤は

そんな堀込が今週選んだアナログ盤は、1960年代後半に人気を博したアメリカのソフトロックバンド・The Associationが1972年にリリースしたアルバム『Waterbeds in Trinidad!』。

堀込:The Associationは『Windy』や『Cherish』などの楽曲が有名で、ソフトロックのバンドとして認知されていて。60年代に活躍したグループですが、『Waterbeds in Trinidad!』は70年代に入って彼らがレコード会社を移籍して、心機一転で出したアルバムです。それまでのソフトロック的なサウンドから、もうちょっとアダルトな感じというか、懐かしい感じがあったいわゆる「60年代のポップなThe Association」ではなく、メンバーもみんな髭を生やして、ちょっと渋めで大人っぽいサウンドになった、当時としてはけっこうコンテンポラリーな感じの音のアルバムですね。その“The Associationらしくなさ”をとても気に入っているアルバムから1曲、特に僕が好きな曲を聴いていただきたいと思います。

番組では、The Associationの『Kicking the Gong Around』をオンエア。その後、ナビゲーターの渡辺と山田がThe Associationについて語った。

Kicking The Gong Around

渡辺:カリフォルニアな雰囲気の、明るい、ハードじゃない感じを“ソフトロック”と言っていますが、すごく聴きやすいナイスなグループでございます。

山田:本当ですね。心地いい。

渡辺:サンシャインな感じのバンドですが、『Waterbeds in Trinidad!』のジャケットは、雪景色のなか厚着で撮影していて、「新しくなる自分たち」みたいなものを象徴しているのだと思います。ただ、メンバーにいろいろなことがあり、8枚目にしてラストアルバムになってしまいました。

さらにふたりは、堀込のレコード管理についても言及する。

渡辺:温度湿度管理のために、温湿計を置いて。楽器もありますからね。

山田:そうですよね。「そんなにデリケートに管理していません」とおっしゃっていましたが、いろいろやっていますよね。

渡辺:普通に生活している空間だったら、人のためにエアコンもかけるので大丈夫ですが、そうではない倉庫的な部屋に置く場合は、人が出入りしていないから危ないんですよ。

山田:そこでずっと(エアコンをつけておく)。電気代が気になるところですが……(笑)。

渡辺:電気代は気になりますが、作業部屋がある方はそこまで管理しないとね。

J-WAVE『RADIO DONUTS』のコーナー「MELLOW MORNING」は、アナログレコードから流れる「良い音」でゆったり過ごす、至福の朝時間をお届けする。放送は毎週土曜8時30分ごろから。9月20日にオンエアされた同コーナーは、radikoタイムフリー機能で2025年9月27日28時まで再生可能だ。

リリース・ライブ情報

■フルバンド編成でのツアー「YASUYUKI HORIGOME QUATTRO TOUR 2025」
10月23日(木)大阪・梅田クラブクアトロ
10月25日(土)は東京・渋谷クラブアウトロ
■堀込泰行のソロプロジェクト馬の骨デビュー20周年記念
ベストアルバム「BEST OF UMA NO HONE 2005-2025」9月24日(水)リリース
■「馬の骨」デビュー20周年記念一夜限りのスペシャルライブ開催決定!
2005年の1stツアーから「馬の骨」を支える往年のバンドメンバーが集結
「Uma No Hone LIVE 2025 〜Back Again!!!!!〜」
2025年12月28日(日)東京・SHIBUYA WWWX

そのほかの最新情報は公式サイトまで。

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン
番組情報
RADIO DONUTS
毎週土曜
8:00-12:00