俳優の真矢ミキが、人から学んだことについて語り、おすすめの楽曲を紹介した。
真矢が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。毎週ゲストを招き、人生で得た学びや気づきを教えてもらうコーナーだ。ここでは4月1日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【radikoで聴く】
1日(月)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240401093516
2日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240402093433
3日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240403093403
4日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240404093509
(※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで)
そんな彼女が学びを得た人物はさまざまだが、特に根強いのは親友の存在だという。親友とは宝塚歌劇団時代に知り合っていたが、当時は「親友」ではなく、友人の1人という認識だったと話す。
真矢:宝塚を辞めたばかりのときに、あるとき「あなたさ、いつも私から誘ってばっかりなの、わかっているかな?」みたいな、けっこう攻撃的な電話が夜にかかってきたんですね。本当にそのときに溜まっていたことを吐露されて、私は正直、「この時間に厄介なことが起きたぞ」と、心のなかで思っていたんですけど(笑)。でも、機関銃のように言われた夜から、私もずーっと真摯に考えました。
考えても答えが出なかったものの、ふと「確かに、(親友の)根本的な性質に踏み込んだことがない」と思った真矢。歌劇団にいた頃は多忙で、そうしたことに思いを馳せる時間もなかったという。そこで自ら友人に電話をかけ「どこから反省したらいいかわからないけれど、時間を巻き戻して反省する」と伝えたそうだ。
真矢:何を言いたいかというと、ときとして自分を補正してくれるというか、自分の基盤が緩んでいるときに「外れていない?」とはっきり言ってくれる感じというのが衝撃的だったのですが、そのときに(友人から)親友の「親」という字がついた気がしたんですよね。指摘って、仲よくなればなるほどしにくいものだけど、長い付き合いでいたいからこそ、入り口のところで与えられていることだけじゃなくて、その人を見ようとすることとか(が大切)。便りがないときこそ「どうした?」という一言を、やっぱり入れたいなと思いましたね。そして、「どうした?」の先には「それはね……」とかいうのではなく、まず聞きたい。何がどうしたのか、どうなっているのか。喋る気がなかったらそれでOKだし、みたいな。「いま、この人が何をしたいのかな」というところに、一歩踏み込んだ深さのところに寄り添いたいなと思いました。
真矢のトークを聞いたサッシャとノイハウスは……。
ノイハウス:友と親友って、近いようでやっぱり全然違うところがありますよね。関係性もですし、気のかけ方というか。踏み込むって、大人になるとちょっと難しいところもありますけどね。
サッシャ:関係値が壊れちゃうというのもありますし、自分が嫌な人になってまで相手怒るのはエネルギーもいるし、言わなければ、なんとなくそこそこ仲のいい関係は続くわけじゃないですか。
ノイハウス:うん。
サッシャ:それをある意味、真矢さんの親友は「(関係が)壊れる覚悟で」と言うとおかしいかもしれないけど、真矢さんを信じていたからこそ言えたんだと思います。真矢さんのお人柄もあるから「言っても大丈夫」という親友の方の心もあったと思うんですけど、それを「嫌われちゃうかもな」「もう会うことができなくなっちゃうかもな」「関係値変わっちゃうかもな」と思っても言えるという。この方は本当に素敵な方だし、それを「ん?」って思いながらも受け入れられた真矢さんの度量も(広い)……。本当に、お二方とも素敵だなと思いますね。
ノイハウス:そうですね。エネルギーを割くと、そのあともさらに素敵な関係が待っていると思いながらも、難しいことですよね。
真矢:この歌はずいぶん昔の歌だと思いますけど、Bette Midlerさんの歌は、一生を通して聴きたいものが多いんですよね。歌の内容の深さと、メロディーも飽きが来ない。この曲は、「私が活躍しているように見えていたけど、その翼をあなたが授けてくれていたよね、あなたが支えて飛ばしてくれていたよね」「私から見たら、あなたがスターよ」という、「私は、あなたに光を当てたい」みたいな歌詞です。とてもしみじみきますので、聴いてください。
そんな真矢は、1月24日にエッセイ『いつも心にケセラセラ』(産業編集センター)を出版した。
真矢:この本は、私が思うことを綴ったエッセイです。「日々、こんなことを思っているんだ」と、独り言のように綴っているんですけど、でも手に取ってくださった方に語りかけるように、日々思うことについて「こんな山がありましたよ、あなたは?」「でも、山があるから人生って楽しいよね」みたいな(ことを伝えている)。過ぎてみると、あの辛さも「いい山だったなぁ」と見える感じがするというのを凝縮して入れておりますので、皆様がちょっとでも微笑ましくなったり、「わかるわかる」なんて思って読んでくださったらうれしいです。ぜひ手に取っていただけたら幸いです。
真矢の親友とのエピソードも収録されている1冊を、ぜひ読んでみては。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
真矢が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。毎週ゲストを招き、人生で得た学びや気づきを教えてもらうコーナーだ。ここでは4月1日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【radikoで聴く】
1日(月)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240401093516
2日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240402093433
3日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240403093403
4日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240404093509
(※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで)
宝塚歌劇団時代からの親友からの一言
宝塚歌劇団・花組時代には、男役トップスターとして活躍した真矢。退団後も映画やドラマ、舞台など、さまざまなステージに立ち、話題を集めている。そんな彼女が学びを得た人物はさまざまだが、特に根強いのは親友の存在だという。親友とは宝塚歌劇団時代に知り合っていたが、当時は「親友」ではなく、友人の1人という認識だったと話す。
真矢:宝塚を辞めたばかりのときに、あるとき「あなたさ、いつも私から誘ってばっかりなの、わかっているかな?」みたいな、けっこう攻撃的な電話が夜にかかってきたんですね。本当にそのときに溜まっていたことを吐露されて、私は正直、「この時間に厄介なことが起きたぞ」と、心のなかで思っていたんですけど(笑)。でも、機関銃のように言われた夜から、私もずーっと真摯に考えました。
考えても答えが出なかったものの、ふと「確かに、(親友の)根本的な性質に踏み込んだことがない」と思った真矢。歌劇団にいた頃は多忙で、そうしたことに思いを馳せる時間もなかったという。そこで自ら友人に電話をかけ「どこから反省したらいいかわからないけれど、時間を巻き戻して反省する」と伝えたそうだ。
真矢:何を言いたいかというと、ときとして自分を補正してくれるというか、自分の基盤が緩んでいるときに「外れていない?」とはっきり言ってくれる感じというのが衝撃的だったのですが、そのときに(友人から)親友の「親」という字がついた気がしたんですよね。指摘って、仲よくなればなるほどしにくいものだけど、長い付き合いでいたいからこそ、入り口のところで与えられていることだけじゃなくて、その人を見ようとすることとか(が大切)。便りがないときこそ「どうした?」という一言を、やっぱり入れたいなと思いましたね。そして、「どうした?」の先には「それはね……」とかいうのではなく、まず聞きたい。何がどうしたのか、どうなっているのか。喋る気がなかったらそれでOKだし、みたいな。「いま、この人が何をしたいのかな」というところに、一歩踏み込んだ深さのところに寄り添いたいなと思いました。
真矢のトークを聞いたサッシャとノイハウスは……。
ノイハウス:友と親友って、近いようでやっぱり全然違うところがありますよね。関係性もですし、気のかけ方というか。踏み込むって、大人になるとちょっと難しいところもありますけどね。
サッシャ:関係値が壊れちゃうというのもありますし、自分が嫌な人になってまで相手怒るのはエネルギーもいるし、言わなければ、なんとなくそこそこ仲のいい関係は続くわけじゃないですか。
ノイハウス:うん。
サッシャ:それをある意味、真矢さんの親友は「(関係が)壊れる覚悟で」と言うとおかしいかもしれないけど、真矢さんを信じていたからこそ言えたんだと思います。真矢さんのお人柄もあるから「言っても大丈夫」という親友の方の心もあったと思うんですけど、それを「嫌われちゃうかもな」「もう会うことができなくなっちゃうかもな」「関係値変わっちゃうかもな」と思っても言えるという。この方は本当に素敵な方だし、それを「ん?」って思いながらも受け入れられた真矢さんの度量も(広い)……。本当に、お二方とも素敵だなと思いますね。
ノイハウス:そうですね。エネルギーを割くと、そのあともさらに素敵な関係が待っていると思いながらも、難しいことですよね。
大切な相手に向けたメッセージの込められた楽曲
真矢には毎日選曲もしてもらう。この日選んだのはBette Midler『Wind Beneath My Wings』。1989年リリースの楽曲で、Bette Midlerが主演を務めた映画『フォーエバー・フレンズ』のサウンドトラックに収録されている。『フォーエバー・フレンズ』は当時、グラミー賞最優秀レコード賞、最終楽曲賞を受賞した作品としても有名だ。真矢:この歌はずいぶん昔の歌だと思いますけど、Bette Midlerさんの歌は、一生を通して聴きたいものが多いんですよね。歌の内容の深さと、メロディーも飽きが来ない。この曲は、「私が活躍しているように見えていたけど、その翼をあなたが授けてくれていたよね、あなたが支えて飛ばしてくれていたよね」「私から見たら、あなたがスターよ」という、「私は、あなたに光を当てたい」みたいな歌詞です。とてもしみじみきますので、聴いてください。
そんな真矢は、1月24日にエッセイ『いつも心にケセラセラ』(産業編集センター)を出版した。
真矢:この本は、私が思うことを綴ったエッセイです。「日々、こんなことを思っているんだ」と、独り言のように綴っているんですけど、でも手に取ってくださった方に語りかけるように、日々思うことについて「こんな山がありましたよ、あなたは?」「でも、山があるから人生って楽しいよね」みたいな(ことを伝えている)。過ぎてみると、あの辛さも「いい山だったなぁ」と見える感じがするというのを凝縮して入れておりますので、皆様がちょっとでも微笑ましくなったり、「わかるわかる」なんて思って読んでくださったらうれしいです。ぜひ手に取っていただけたら幸いです。
真矢の親友とのエピソードも収録されている1冊を、ぜひ読んでみては。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
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2024年4月8日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
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月・火・水・木曜9:00-13:00
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サッシャ、ノイハウス萌菜