俳優の白石 聖とSHELLYがJ-WAVEで対談。白石がSDGsについて考えるきっかけになった映画や、未来の環境のためにやっていることなどを語った。
トークを繰り広げたのは、“私たちの生活、未来のために、明日からすぐ行動できる身近なアクションのきっかけを作る”というコンセプトでお届けする『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは毎月第4日曜。ここでは、1月28日(日)の放送回をテキストで紹介する。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に3回にわけて更新。
白石:マシンピラティスという、機械を使うピラティスを始めたんですけど、全身運動なんですよ。
SHELLY:普通のピラティスもめちゃくちゃキツいけど、それをマシンを使ってやるっていう。
白石:だけどマシンのほうが初心者には(いいみたいです)。強制的にその姿勢に持っていくことができるので。
SHELLY:なるほど。
白石:体を動かすと気持ち的にもリフレッシュされるなって。
SHELLY:メンタルにすごくいい影響がありますよね。ピラティスによって、体はもちろん心もすごく元気になってるんですね。
白石:まさに。マシンピラティスおすすめです。
白石:黒人のピアニストと白人のドライバーが一緒に旅をする話で、けっこう人種差別も描かれているんです。ナチュラルに根付いている差別(の描写)などグサッと胸が痛むシーンもあるんですけど、それがシリアスに描かれすぎてはいなくて、あくまでも主人公たちの人間関係にフォーカスされています。最高のシーンがあるんです。ふたりは最初、関係性が微妙な空気があるんですけど、一緒にチキンを車で食べるシーンがあって、それを観てみてください。
SHELLY:教えてくれないの(笑)。
白石:なんで食べるのかとか、なにが最高なのかは、最初からの流れで観てもらわないと口頭では伝わらないと思うので(笑)。
映画『グリーンブック』は実話をベースにした作品だ。白石は「知らなかった」と驚き。
SHELLY:タイトルの『グリーンブック』っていうのは、黒人が利用できるホテルやレストランなどをまとめた旅行ガイドブックのことなんですね。1960年代まで使われていたもの。グリーンブックがないと黒人は旅行ができないというか。泊まれないホテルが当たり前にあったってことですよね。
白石:トイレも貸してもらえないっていう。そういうところとかに、まだ(差別が)根付いてるんだって。
SHELLYは、無自覚な差別意識や偏見は今の日本で暮らす人々も持っているかもしれないとしたうえで、「この映画、観よう」とコメントした。
白石:外務省の職員を演じさせてもらったんですけど、母子手帳がテーマになっていて。母子手帳の仕組みについてこの作品を通して初めて知ったんですけど、日本発祥なんですよ。
SHELLY:そうなんですよね。私もたまたま番組で知ったんですけど、母子手帳ってすごいんですよね。
白石:「赤ちゃんの健康の記録」「お母さんの日記」という解釈でいたんですけど、「命のパスポート」と呼ばれてたりとか、お母さんとお子さんの健康を守る立派な役割があったりとか、システムがちゃんと考えられていてすごいものだなって。あんなに小さいのに命を助けるってすごいなって思いました。
SHELLY:実際、私ももらってびっくりしたんですけど、「予防接種は何を打った」とかそういうことを記録するものだと思ってたけど、中にはすごい情報が入っていて。例えば授乳の仕方とか、どうやって工夫すればいいかとか。あと、赤ちゃんのうんちの色見本があって、この色は大丈夫な色ですよ、この色はちょっと診てもらったほうがいいですよって、ちゃんとわかるようになっていたりとか。
白石:そうなんですね。
SHELLY:「はい、今日からお母さんです」と言われても、わからないじゃないですか。だけど、親はそれを見て判断しないといけないし、「これは果たして心配することなのか」と判断できなきゃいけないので、基本的な健康に関することとかがちゃんと載ってて。
白石:教科書だ。
SHELLY:そうそう。何かあったときに確認すれば何かしら情報があったり、それを見て「何カ月検診だ」とか「あの注射打ってなかった」とか思い出したりとか。だからたまに見返しておかないと忘れちゃうことがあります(笑)。
白石は自身の母子手帳を小学校の授業の一環で見たことがあると話す。
白石:そのときの記憶なんですけど、私は生まれてくる予定日よりちょっとズレていて、そのときの不安な気持ちとか「早く出ておいで」とか母の気持ちが綴られていたりして、これはずっと取っておかないといけないものだなと思いました。
SHELLY:まめにお母さんは書いてくれてたんだ。当時のお母さんを想像するのもすごく感動するよね。
白石:ちょっとウルウルしちゃうような感じですね。
白石:洋服や使わなくなったコスメを捨てないでリサイクルに出すようにはしています。
SHELLY:メイク道具とかも?
白石:そこは、全部引き取りますみたいな会社なんです。「エコリング」という会社です。
SHELLY:エコリングね! それは持って行けば引き取ってくれるの?
白石:そうです。査定もしてくれます。ちょっとお小遣いにもなるし、処分に困るようなコスメ用品、例えばマニキュアとかあるじゃないですか。
SHELLY:あるある。
白石:そういった、全部使い切れなくてどうしようとか思うもの、香水とかも持っていったら(引き取ってくれるんです)。
SHELLY:そうやって引き取られたものは、また売られるんですか?
白石:海外でほしい方がいて、そこでまた循環させて、そういうたくさんのグッズとかがほしいっていう人たちがいるから、需要と供給がうまく(いってるんだと思います)。
そんな白石は、ものを買うときに衝動買いを控えるように気をつけているという。セールで安くなっていても、一度寝てから冷静に考えるそうだ。
白石:夜って魔の時間じゃないですか(笑)。
SHELLY:あはは(笑)。
白石:朝に考えて、それでもほしかったら買うという。あと、買う場合もリサイクルとか見たりします。欲しかったけど手に入らなかったものが新品の状態で出てたりするから、そっちを見たりとか。
SHELLY:サイズが合わなかった人が出したものとか。
白石:古着も好きなので見てみたりとかしています。あと、今の現場がSDGsを心掛けている現場で、お茶場に紙コップがたくさん並んではいるんですけど、「マグカップやマイカップをご持参ください」と書かれてて。そういう環境に優しい現場はまだ少ないので、いい心掛けだなって思います。
SHELLY:そういう風にちょっとずつ世の中が変わっていくのはすごくいいですよね。
最後にSHELLYは「10年後はどんな自分になっていたいか。また10年後はどんな社会になってほしいか」と白石に質問した。
白石:目標を立てるのがめちゃくちゃ苦手なんですけど、自分なりに幸せに、恥ずかしくない大人に。今も大人ですけど、恥ずかしくない生き方をしていってほしいなと思います。社会で言うと、平和。紛争のない世の中になっていてほしいなと思います。1人でも多くの人が安心して夜眠れるようになってほしいなって思いますね。
SHELLY:「恥ずかしくない生き方」って具体的に何かあるんですか?
白石:さりげない助け船を出せる人にすごく憧れるんですよね。恥ずかしくない生き方とはちょっと違ってしまうかもしれないですけど、そういった処世術みたいなのも学びたいなって思うし、やらなかった後悔をしてほしくない。やらずに後悔することはもったいないと思うので、そういうことはないように生きていきたいなと思います。だから、やりたいなとか興味があるなっていうことは、ちょっと足をのばしてやってみようかなと思っています。
白石 聖の最新情報は、芸映プロダクションの公式サイトまで。
SHELLYがナビゲートするプログラム『ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』の放送は毎月第4日曜日の22時から。
トークを繰り広げたのは、“私たちの生活、未来のために、明日からすぐ行動できる身近なアクションのきっかけを作る”というコンセプトでお届けする『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは毎月第4日曜。ここでは、1月28日(日)の放送回をテキストで紹介する。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に3回にわけて更新。
体も心も元気になる、マシンピラティス
まずは健康の話題に。白石は心や体の健康を守るためにピラティスをしているという。白石:マシンピラティスという、機械を使うピラティスを始めたんですけど、全身運動なんですよ。
SHELLY:普通のピラティスもめちゃくちゃキツいけど、それをマシンを使ってやるっていう。
白石:だけどマシンのほうが初心者には(いいみたいです)。強制的にその姿勢に持っていくことができるので。
SHELLY:なるほど。
白石:体を動かすと気持ち的にもリフレッシュされるなって。
SHELLY:メンタルにすごくいい影響がありますよね。ピラティスによって、体はもちろん心もすごく元気になってるんですね。
白石:まさに。マシンピラティスおすすめです。
映画『グリーンブック』からの影響
白石はSDGsについて考えるきっかけになった作品として、映画『グリーンブック』を紹介した。SHELLY:教えてくれないの(笑)。
白石:なんで食べるのかとか、なにが最高なのかは、最初からの流れで観てもらわないと口頭では伝わらないと思うので(笑)。
映画『グリーンブック』は実話をベースにした作品だ。白石は「知らなかった」と驚き。
SHELLY:タイトルの『グリーンブック』っていうのは、黒人が利用できるホテルやレストランなどをまとめた旅行ガイドブックのことなんですね。1960年代まで使われていたもの。グリーンブックがないと黒人は旅行ができないというか。泊まれないホテルが当たり前にあったってことですよね。
白石:トイレも貸してもらえないっていう。そういうところとかに、まだ(差別が)根付いてるんだって。
SHELLYは、無自覚な差別意識や偏見は今の日本で暮らす人々も持っているかもしれないとしたうえで、「この映画、観よう」とコメントした。
母子手帳は命のパスポート
これまで俳優としてさまざまな役を演じてきた白石は、ドラマ『ファーストステップ~世界をつなぐ愛のしるし』(BSよしもと)の出演時に驚いたことがあったという。白石:外務省の職員を演じさせてもらったんですけど、母子手帳がテーマになっていて。母子手帳の仕組みについてこの作品を通して初めて知ったんですけど、日本発祥なんですよ。
SHELLY:そうなんですよね。私もたまたま番組で知ったんですけど、母子手帳ってすごいんですよね。
白石:「赤ちゃんの健康の記録」「お母さんの日記」という解釈でいたんですけど、「命のパスポート」と呼ばれてたりとか、お母さんとお子さんの健康を守る立派な役割があったりとか、システムがちゃんと考えられていてすごいものだなって。あんなに小さいのに命を助けるってすごいなって思いました。
SHELLY:実際、私ももらってびっくりしたんですけど、「予防接種は何を打った」とかそういうことを記録するものだと思ってたけど、中にはすごい情報が入っていて。例えば授乳の仕方とか、どうやって工夫すればいいかとか。あと、赤ちゃんのうんちの色見本があって、この色は大丈夫な色ですよ、この色はちょっと診てもらったほうがいいですよって、ちゃんとわかるようになっていたりとか。
白石:そうなんですね。
SHELLY:「はい、今日からお母さんです」と言われても、わからないじゃないですか。だけど、親はそれを見て判断しないといけないし、「これは果たして心配することなのか」と判断できなきゃいけないので、基本的な健康に関することとかがちゃんと載ってて。
白石:教科書だ。
SHELLY:そうそう。何かあったときに確認すれば何かしら情報があったり、それを見て「何カ月検診だ」とか「あの注射打ってなかった」とか思い出したりとか。だからたまに見返しておかないと忘れちゃうことがあります(笑)。
白石は自身の母子手帳を小学校の授業の一環で見たことがあると話す。
白石:そのときの記憶なんですけど、私は生まれてくる予定日よりちょっとズレていて、そのときの不安な気持ちとか「早く出ておいで」とか母の気持ちが綴られていたりして、これはずっと取っておかないといけないものだなと思いました。
SHELLY:まめにお母さんは書いてくれてたんだ。当時のお母さんを想像するのもすごく感動するよね。
白石:ちょっとウルウルしちゃうような感じですね。
メイク道具もリサイクル
番組後半には、白石が豊かな未来の環境になるためにやっていることを語った。白石:洋服や使わなくなったコスメを捨てないでリサイクルに出すようにはしています。
SHELLY:メイク道具とかも?
白石:そこは、全部引き取りますみたいな会社なんです。「エコリング」という会社です。
SHELLY:エコリングね! それは持って行けば引き取ってくれるの?
白石:そうです。査定もしてくれます。ちょっとお小遣いにもなるし、処分に困るようなコスメ用品、例えばマニキュアとかあるじゃないですか。
SHELLY:あるある。
白石:そういった、全部使い切れなくてどうしようとか思うもの、香水とかも持っていったら(引き取ってくれるんです)。
SHELLY:そうやって引き取られたものは、また売られるんですか?
白石:海外でほしい方がいて、そこでまた循環させて、そういうたくさんのグッズとかがほしいっていう人たちがいるから、需要と供給がうまく(いってるんだと思います)。
そんな白石は、ものを買うときに衝動買いを控えるように気をつけているという。セールで安くなっていても、一度寝てから冷静に考えるそうだ。
白石:夜って魔の時間じゃないですか(笑)。
SHELLY:あはは(笑)。
白石:朝に考えて、それでもほしかったら買うという。あと、買う場合もリサイクルとか見たりします。欲しかったけど手に入らなかったものが新品の状態で出てたりするから、そっちを見たりとか。
SHELLY:サイズが合わなかった人が出したものとか。
白石:古着も好きなので見てみたりとかしています。あと、今の現場がSDGsを心掛けている現場で、お茶場に紙コップがたくさん並んではいるんですけど、「マグカップやマイカップをご持参ください」と書かれてて。そういう環境に優しい現場はまだ少ないので、いい心掛けだなって思います。
SHELLY:そういう風にちょっとずつ世の中が変わっていくのはすごくいいですよね。
最後にSHELLYは「10年後はどんな自分になっていたいか。また10年後はどんな社会になってほしいか」と白石に質問した。
白石:目標を立てるのがめちゃくちゃ苦手なんですけど、自分なりに幸せに、恥ずかしくない大人に。今も大人ですけど、恥ずかしくない生き方をしていってほしいなと思います。社会で言うと、平和。紛争のない世の中になっていてほしいなと思います。1人でも多くの人が安心して夜眠れるようになってほしいなって思いますね。
SHELLY:「恥ずかしくない生き方」って具体的に何かあるんですか?
白石:さりげない助け船を出せる人にすごく憧れるんですよね。恥ずかしくない生き方とはちょっと違ってしまうかもしれないですけど、そういった処世術みたいなのも学びたいなって思うし、やらなかった後悔をしてほしくない。やらずに後悔することはもったいないと思うので、そういうことはないように生きていきたいなと思います。だから、やりたいなとか興味があるなっていうことは、ちょっと足をのばしてやってみようかなと思っています。
白石 聖の最新情報は、芸映プロダクションの公式サイトまで。
オンエアをお届けした、青山のITOCHU SDGs STUDIO。
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