GRAPEVINEの田中和将（Vo）が、「初めての東京暮らし、東北沢」をテーマに曲をセレクトした。
田中が登場したのは、10月3日（火）に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』（ナビゲーター：タカノシンヤ、Celeina Ann）のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。東京のある街、ある商店街、ある路線……セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナーだ。
GRAPEVINEはニューアルバム『Almost there』をリリース。
田中：東京のことは何もわかっていないんで、当時の事務所の社長が「バンドマンと言えば下北沢だよ」と言って、いろんな物件をFAXで送ってくれました（笑）。下北沢周辺、僕は東北沢を選んだんですけど、世田谷代田とかあの辺の物件をたくさん送ってくれたんですね。物件の内見もできずに決めて、引っ越してきた感じでした。そんな東北沢をテーマにまずは1曲、お送りしたいと思います。
田中はThe Rolling Stonesの『Angry』をセレクト。
田中：何はともあれこの曲はかけたかったんですよね。僕の元祖というか原点です。Stonesが18年ぶりに新曲を出し、アルバムも控えているということで。しかも、この新曲がめちゃくちゃカッコいいんですよね。選曲の理由ですが、引っ越してきた家に照明が付いていなかったんですよ。大阪で一人暮らしをしていたときはあったんで、まさか買うとは思わなかったんですね。引っ越しの片付けをしていてだんだん日が暮れて、「電気ないやん！」と気付いて自分自身に“怒った”ということで、『Angry』です。
続けての選曲は、The Rascalsの『Slow Down』。
田中：東北沢を思い出すと、近くに銭湯がありました。僕が住んでいたマンションは深夜電力という、夜にお湯を沸かしたものを日中に使えるようになるところだったんですね。僕はそれ知らずに、引っ越してきた当日、買ってきた照明を取り付けてから湯舟にお湯を入れたんです。湯舟に浸かってからシャワーを使おうと思ったら冷水しか出なくてすごくショックでした（笑）。1日に使えるお湯の量が決まっているマンションだったので、近所にある銭湯によく通っていたんですよ。銭湯といえば入浴ということで、ニューヨーク出身のFelix Cavaliereが在籍したThe Rascalsの『Slow Down』を選曲してみました。
田中が3曲目に選んだのは、Stevie Wonderの『Creepin'』だ。
田中：こちらは『Fulfillingness First Finale』という3部作の3つ目にあたるアルバムの収録曲です。『Creepin'』はMinnie Ripertonが参加していて、非常に不思議な空気感がある曲で、とても大好きな曲であります。
田中はSmokey Robinsonの『The Agony And The Ecstasy』を選曲。
田中：東北沢で住んでいたマンションの大家さんがすごくお節介でして。僕がツアーで何日間か家を空けていたりすると、帰ってきたら玄関にアイスコーヒーが置いてあるんですね。ありがたい気持ちよりも、まずは「入りやがったな!?」と思ってビックリしました（笑）。その大家さんがね、すごくSmokey Robinsonに似ているので選びました（笑）。
田中：東京に出てくるのは人生のなかでも大きい出来事でしたし、非常に大都会なわけですよ。そういう気持ちで来たんですが、新幹線でどっかに行ってても「東京」ってアナウンスが流れると「ああ、帰ってきたな」という気持ちがするんですね。自分のなかにはホームタウンになっているんだなという感じです。東京で音楽を続けていければいいなと思いますね。そして、大阪や神戸にも何度も帰りたいと思います。『Let's Stay Together』は非常に素晴らしいラブソングです。東京、そして音楽と一緒にいたいんだよって気持ちで、スイートなラブソングを選んでみました。
GRAPEVINEの最新情報は、公式サイトまで。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
田中が登場したのは、10月3日（火）に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』（ナビゲーター：タカノシンヤ、Celeina Ann）のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。東京のある街、ある商店街、ある路線……セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナーだ。
GRAPEVINEはニューアルバム『Almost there』をリリース。
アルバム『Almost there』収録曲『停電の夜』（Official Lyric Video）
「電気ないやん！」上京当時のハプニング
1997年、GRAPEVINEはメジャーデビューを機に拠点である大阪から東京に進出。田中が初めて暮らした東京の街は、東北沢だった。田中：東京のことは何もわかっていないんで、当時の事務所の社長が「バンドマンと言えば下北沢だよ」と言って、いろんな物件をFAXで送ってくれました（笑）。下北沢周辺、僕は東北沢を選んだんですけど、世田谷代田とかあの辺の物件をたくさん送ってくれたんですね。物件の内見もできずに決めて、引っ越してきた感じでした。そんな東北沢をテーマにまずは1曲、お送りしたいと思います。
田中はThe Rolling Stonesの『Angry』をセレクト。
田中：何はともあれこの曲はかけたかったんですよね。僕の元祖というか原点です。Stonesが18年ぶりに新曲を出し、アルバムも控えているということで。しかも、この新曲がめちゃくちゃカッコいいんですよね。選曲の理由ですが、引っ越してきた家に照明が付いていなかったんですよ。大阪で一人暮らしをしていたときはあったんで、まさか買うとは思わなかったんですね。引っ越しの片付けをしていてだんだん日が暮れて、「電気ないやん！」と気付いて自分自身に“怒った”ということで、『Angry』です。
続けての選曲は、The Rascalsの『Slow Down』。
銭湯といえば入浴、そして
家の近くには銭湯があったそうだ。田中：東北沢を思い出すと、近くに銭湯がありました。僕が住んでいたマンションは深夜電力という、夜にお湯を沸かしたものを日中に使えるようになるところだったんですね。僕はそれ知らずに、引っ越してきた当日、買ってきた照明を取り付けてから湯舟にお湯を入れたんです。湯舟に浸かってからシャワーを使おうと思ったら冷水しか出なくてすごくショックでした（笑）。1日に使えるお湯の量が決まっているマンションだったので、近所にある銭湯によく通っていたんですよ。銭湯といえば入浴ということで、ニューヨーク出身のFelix Cavaliereが在籍したThe Rascalsの『Slow Down』を選曲してみました。
田中が3曲目に選んだのは、Stevie Wonderの『Creepin'』だ。
田中：こちらは『Fulfillingness First Finale』という3部作の3つ目にあたるアルバムの収録曲です。『Creepin'』はMinnie Ripertonが参加していて、非常に不思議な空気感がある曲で、とても大好きな曲であります。
田中はSmokey Robinsonの『The Agony And The Ecstasy』を選曲。
田中：東北沢で住んでいたマンションの大家さんがすごくお節介でして。僕がツアーで何日間か家を空けていたりすると、帰ってきたら玄関にアイスコーヒーが置いてあるんですね。ありがたい気持ちよりも、まずは「入りやがったな!?」と思ってビックリしました（笑）。その大家さんがね、すごくSmokey Robinsonに似ているので選びました（笑）。
「東京、そして音楽と一緒にいたいんだよ」
最後に選んだ曲は、Al Greenの『Let's Stay Together』。田中：東京に出てくるのは人生のなかでも大きい出来事でしたし、非常に大都会なわけですよ。そういう気持ちで来たんですが、新幹線でどっかに行ってても「東京」ってアナウンスが流れると「ああ、帰ってきたな」という気持ちがするんですね。自分のなかにはホームタウンになっているんだなという感じです。東京で音楽を続けていければいいなと思いますね。そして、大阪や神戸にも何度も帰りたいと思います。『Let's Stay Together』は非常に素晴らしいラブソングです。東京、そして音楽と一緒にいたいんだよって気持ちで、スイートなラブソングを選んでみました。
GRAPEVINEの最新情報は、公式サイトまで。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
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