King Gnuの新井和輝（Ba）が、自身の音楽のルーツや、楽曲『硝子窓』に込めた想いを明かした。
新井が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは9月20日（水）、21日（木）。同コーナーは23年9月末まで放送していた。アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
King Gnuは、9月25日公開の映画『ミステリと言う勿れ』の主題歌『硝子窓』を映画公開にあわせて配信リリースした。今回は『硝子窓』に込めたKing Gnuらしさについて新井に語ってもらった。
新井：『硝子窓』は『ミステリと言う勿れ』の主題歌に起用していただいてます。『カメレオン』という曲で、ドラマ主題歌もやらせていただきました。その『カメレオン』に対してのアンサーソングというコンセプトで制作しました。
曲調は『カメレオン』の方が明るいかな。『硝子窓』はアダルトというとアレですけど、大人っぽい曲になってるんじゃないかなと思います。ラスサビの展開はボコーダーで歌っているんですけど、そこは『硝子窓』と『カメレオン』で共通しています。
そういうところで関連性を持たせたり、MVもそうですね。いろいろ共通点を感じてもらえると思うので、そういう部分に注目していただけたら、面白さが増えるんじゃないかなって。
個人的にはベーシストですけど、King Gnuらしさは、曲によってエレベだったり、シンセベースを弾いたりとか。そこも一貫しているわけじゃないというか。King Gnu自体も楽曲の幅が広いので、一概には難しいんですけど、あえて言うなら弦を使っているところとか、ビートもある程度ちゃんと出ているところというか。メロディがなくても、トラックとして聴けるものになっているというのは、話し合っているわけではないですけど、コンセプトとしてあると思います。そこにメロディが乗っているというのが、特徴といえば、特徴なのかな。
『硝子窓』に関しては、ある種、歌謡曲っぽいメロディというか。まぁKing Gnuはある種そういう節があるというか、歌謡曲メロディは多いのでね。そこらへんは共通しているかなって思います。
個人的なアレンジでいうと、King Gnuのベースは基本的に一癖加えるベースが多いんですけど、今回の曲は本当にエレキベース一発勝負というか。しかもちょっと古いニュアンスというか。古い楽器を使っていますし、弾き方もモータウンに寄せてたりもします。個人的には今までと違ったアプローチができて、満足しています。
新井：King Gnuの楽曲って幅広くて、「この楽曲がルーツになってるよ」と言い切るのはかなり難しいんですけど、ある側面で抽出したのはArctic Monkeys（アークティック・モンキーズ）の『Brianstorm』かなと思います。
この曲は常田（大希 / Vo, G）がずっと好きで、僕はあとから追いついた形になるんですけど、なんせボーカルの歪みの感覚と、ロックドラムですよね。あのドラムの質感や勢いだったり、リフ感というかは、アークティックに影響を受けているというか。あのかっこ良さをKing Gnuに落とし込むというのは、これも話し合ったりはしていないですけど、車で移動している時に、よくアークティックを流したりしているので、共通して持っているのかなと。
そういう意味で、この曲はルーツの1曲なんじゃないかなと思います。
別の曲だと『Do I Wanna Know?』とかも。この曲も『飛行艇』でかなりオマージュを入れていたりしているので、いろんな側面で影響を受けているのかなと思います。
イギリス音楽史上の中でも重要なバンドの一つであるアークティック・モンキーズ。彼らのスタイルに憧れた日本のバンドマンは数多くいるが、King Gnuも少なからず影響を受けているようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、Podcastで過去のオンエアがアーカイブされている。
【King Gnu 新井和輝 出演回のトークを聞く】
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前編／後編
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前編／後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
（構成＝中山洋平）
新井が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは9月20日（水）、21日（木）。同コーナーは23年9月末まで放送していた。アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
『硝子窓』と『カメレオン』で共通すること
人気ロックバンド・King Gnuでベースを弾く新井。J-WAVEの番組『SPARK』（毎週火曜 24:00-25:00）では、ナビゲーターも務めている。King Gnuは、9月25日公開の映画『ミステリと言う勿れ』の主題歌『硝子窓』を映画公開にあわせて配信リリースした。今回は『硝子窓』に込めたKing Gnuらしさについて新井に語ってもらった。
新井：『硝子窓』は『ミステリと言う勿れ』の主題歌に起用していただいてます。『カメレオン』という曲で、ドラマ主題歌もやらせていただきました。その『カメレオン』に対してのアンサーソングというコンセプトで制作しました。
曲調は『カメレオン』の方が明るいかな。『硝子窓』はアダルトというとアレですけど、大人っぽい曲になってるんじゃないかなと思います。ラスサビの展開はボコーダーで歌っているんですけど、そこは『硝子窓』と『カメレオン』で共通しています。
そういうところで関連性を持たせたり、MVもそうですね。いろいろ共通点を感じてもらえると思うので、そういう部分に注目していただけたら、面白さが増えるんじゃないかなって。
個人的にはベーシストですけど、King Gnuらしさは、曲によってエレベだったり、シンセベースを弾いたりとか。そこも一貫しているわけじゃないというか。King Gnu自体も楽曲の幅が広いので、一概には難しいんですけど、あえて言うなら弦を使っているところとか、ビートもある程度ちゃんと出ているところというか。メロディがなくても、トラックとして聴けるものになっているというのは、話し合っているわけではないですけど、コンセプトとしてあると思います。そこにメロディが乗っているというのが、特徴といえば、特徴なのかな。
『硝子窓』に関しては、ある種、歌謡曲っぽいメロディというか。まぁKing Gnuはある種そういう節があるというか、歌謡曲メロディは多いのでね。そこらへんは共通しているかなって思います。
個人的なアレンジでいうと、King Gnuのベースは基本的に一癖加えるベースが多いんですけど、今回の曲は本当にエレキベース一発勝負というか。しかもちょっと古いニュアンスというか。古い楽器を使っていますし、弾き方もモータウンに寄せてたりもします。個人的には今までと違ったアプローチができて、満足しています。
硝子窓
King Gnu - カメレオン
アークティック・モンキーズからの影響
「NHK紅白歌合戦」に出場し、2024年1月より全国5大ドームツアー「THE GREATEST UNKNOWN」を開催するKing Gnu。モンスターバンドとしての地位を確立している彼らのルーツとなる1曲とは？新井：King Gnuの楽曲って幅広くて、「この楽曲がルーツになってるよ」と言い切るのはかなり難しいんですけど、ある側面で抽出したのはArctic Monkeys（アークティック・モンキーズ）の『Brianstorm』かなと思います。
この曲は常田（大希 / Vo, G）がずっと好きで、僕はあとから追いついた形になるんですけど、なんせボーカルの歪みの感覚と、ロックドラムですよね。あのドラムの質感や勢いだったり、リフ感というかは、アークティックに影響を受けているというか。あのかっこ良さをKing Gnuに落とし込むというのは、これも話し合ったりはしていないですけど、車で移動している時に、よくアークティックを流したりしているので、共通して持っているのかなと。
そういう意味で、この曲はルーツの1曲なんじゃないかなと思います。
別の曲だと『Do I Wanna Know?』とかも。この曲も『飛行艇』でかなりオマージュを入れていたりしているので、いろんな側面で影響を受けているのかなと思います。
イギリス音楽史上の中でも重要なバンドの一つであるアークティック・モンキーズ。彼らのスタイルに憧れた日本のバンドマンは数多くいるが、King Gnuも少なからず影響を受けているようだ。
Arctic Monkeys - Brianstorm (Official Video)
Arctic Monkeys - Do I Wanna Know? (Live)
King Gnu - 飛行艇
【King Gnu 新井和輝 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編／後編
・Spotifyで聞く
前編／後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
（構成＝中山洋平）
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