ギタリストのデレク・トラックスが、ギタリストとしての人生や、10月に行われる来日公演について語った。
同インタビューを放送したのは、9月26日(火)、27日(水)にJ-WAVEで放送された『DIG UP!』(ナビゲーター:宮本絢子)。J-WAVEがおすすめするライブ・イベント情報をお届けするコーナーだ。
インタビューの全文は、番組公式サイトに掲載中。ここでは抜粋版をお届けする。
・インタビュー全文はこちら
https://www.j-wave.co.jp/original/digup/iv2309.html
自身のバンドによる活動のほか、2006年にはエリック・クラプトンのワールド・ツアー・メンバーにも選出されるなど、その実力は高く評価されている。今回、番組は10月に来日公演を控えるデレクにインタビューを実施した。
まずはこの夏をどう過ごしたかについて訊いた。
宮本:この夏一番の思い出は?
デレク:やはりこの夏はツアーですね! 6、7週間ぐらい。(ボブ・マーリーの息子の)ジギー・マーリーともずっと一緒にショーをやりまして、それも素晴らしかったです。特に彼のお父さんの曲も一緒に披露できたので、それがすごく良かったです。僕たちも新しいことにチャレンジできましたし、どこ行ってもお客さんたちも大盛り上がりでした! とにかく最高の夏でした。ですから、もうすぐ日本に行けるのが非常に楽しみです。
宮本:私たちこそ、楽しみにしています!
デレク:自分にとって、音楽は常に身近なものでした。両親もずっと音楽ファンですし、家でずっとアナログレコードがかかっていました。僕の叔父はオールマン・ブラザーズ・バンドにいましたし、音楽自体が家族の一部でしたね。僕の父も常に音楽のために飛び回っていて、ジミー・ヘンドリックスを何度も生で観ており、オールマンブラザーズのフィルモアイースト公演も何回も観ていました。ですから、僕自身の成長の過程において、音楽が重要であったことは間違いありません。9歳でのときにガレージセールでギターを手に入れ、家にいれば家族の誰かしらから音楽を学べましたし、僕の場合は入り口からとても自然な形で入ることができました。小さいときってあれこれ考えませんから、なんとなく、「あ、これ得意かも」って思ったら、そこからのめり込んでいって。僕の場合はこんな感じでナチュラルに(音楽の世界に)入れたので、ラッキーだったと思います。
宮本:デレクさんに影響を与えたギタリストや音楽はたくさんいらっしゃると思いますが、今特に誰にお礼を伝えたいですか?
デレク:そうですね、やっぱりデュアン・オールマンですかね! 一番影響を与えてくれた人です。Derek and the Dominos時代のデュアンとエリック・クラプトンの影響も大きかった。そして僕の人生でそのエリック・クラプトンと一緒にツアーをやらせてもらえるなんて、感謝しかありません。この音楽の旅路で、B.B.キングもそうですが、彼らのような偉大なミュージシャンたちは僕の人生のメンターでもあります。僕たちが常にオープンマインドでいること、何かを学ぼうという姿勢、そして謙虚な姿勢であれば、学べることがたくさんありますからね。
「現代の世界三大ギタリスト」としても名高いデレクだが、本人は「あまりそのように評されていることは考えないようにしている」と語る。
デレク:絶え間ない努力と進歩に集中するだけです。常に良くなろうと努力して、新しいことを学びたい。どちらかといえば、インスピレーションを保ち続けたいんです。その人が本気かどうかって、相手に伝わってしまうものなんですよ。だから楽をしたくない。結局、自分がインスパイアされているかどうか、人はすぐ見抜けますから。何度も言いますが、僕は若いうちから音楽を始めることができてとてもラッキーだったと思います。と言うのも、こればかりやっているうちに分かってくると言いますか。もちろん、やっていれば自然に上達するものもあるとは思いますが、そうならないものも結構あります。何かを始めてから70パーセントくらいまでって、結構いけちゃうものなんですよね。でもその後の80パーセントから100パーセントぐらいの域、特に最後の“極める”ところまで行くのは、本当に難しい。でもやり続けなければいけません。そして、その“極める”ところは、たくさんの人たちから学ぶんです。ギタープレイヤーだけから学ばなくちゃいけないわけではありません。耳にするもの全てからも学べますから。
デレク:さらには、「食」ですよね。その土地のおいしいもの、素晴らしいレストランに出会えます。あとはクラブ。ジャズやブルースのクラブとか。ローカルのちょっとした飲める場所だったり……。音楽も旅と同様、その旅路で道が派生するところに行き、偶然に巡り合える出会いって宝物ですよね。そして僕と妻が好きなのはスポーツ。実際にするのも、観戦も大好きなんです。スポーツへの関心が僕たちをつなげてくれた大きな要素でもあるし。息子もずっと野球少年でした。本当に楽しかった。
宮本:人生のあらゆることを楽しんでいらっしゃるということですね?
デレク:そうですね。一瞬でも頭の中のノイズを消して、夢中になれるものがあるといいですよね。
宮本:バンドとしては、理想の形やビジョンみたいなものはありますか?
デレク:はい。でもまずは、バンドとして本当に恵まれています。自分たちがやりたい音楽ができていて、ユーモアに溢れていて。そのことに感謝しかありません。バンドメンバーそれぞれが豊かな才能をもち、思いっきり表現することができています。自分たちがすることでお客さん、ファンの方々が喜んでくださり、またそれを証明してくださるかのように、皆さんにライブに戻ってきてもらえるのがとても嬉しいです。世界中をツアーで周り、大変なこともありますがそれも含めて。それを当たり前だとは思っていません。世界的にパンデミックがあり、皆さんも同じでしょうけれど、私たちも30年以上世界をノンストップで回っていて、急に家にいることになりました。もちろん家で過ごす時間も好きでしたが、同時に、自分たちがこれまでやっていたこと、音楽や自由、仲間、皆さんとの繋がりをどれだけ愛していたかも知りました。ですので、バンドとしては本来の自分たちでまたこうやって世界ツアーに出る意気込みはすごいものがありますよ。
宮本:デレクさんの最大の魅力は、即興にあると思います。なぜそれがバンドで可能なのか不思議に思っていましたが、今日のお話で、妻のスーザンさん、バンドメンバーの皆さんたちとの間には、素晴らしいコミュニケーションと絶大な信頼関係があるとわかりました。
デレク:おっしゃる通りです。私たちは、何かあればちゃんと向き合います。会議もして、お互い言いにくいこともちゃんと話し合います。そして大抵のことは大丈夫です。改善されます。そして信頼関係は時間と共に強くなっていきます。今のバンドがどういう状態なのか、お互いに信頼しあっているのがよくわかります。もしメンバーの誰かノッていない状態であれば、誰かがカバーする(補う)のです。そういうときは頑張りすぎないように気をつけています。初期の頃はどうしても、「こうでなければいけない」という思いが強すぎて、それをお互いが無理に押し付けてしまうこともあったと思います。
「そのときのベストだったとは思うけれど、実は正解じゃない」と、当時のことを振り返ったデレク。バンドとして活動し続けたからこそ、そう思えるようになったともコメントした。
デレク:もちろん、コミュニケーションと信頼は肝心ですけれど、「ここまでなんとか乗り越えてきた」というこれまでの経験があるからこそ「前も似たようなことあったよな。今回もきっと大丈夫だよ。なんとかなる」と(思えるようになりました)。
最後にデレクに「あなたにとってギターとは?」と質問を投げかけると、「ギターは僕の人生過ぎて、ギターのない人生が想像できない」との答えが返ってきた。
デレク:僕は本当にラッキーだったと思う。(ギターは)僕を謙虚にさせてくれる。ギターが僕をここまで連れてきてくれたから。僕はフロリダのジャクソンヴィル、下位中流階級の家庭で育ちました。ここから、こんな風に父のおかげで長い間世界中を飛び回ることができ、多くの人たちとの出会い、経験させてもらい、家族を持てた。人生ってわからないもんですよね。人生が僕をどこに導いてくれるか。音楽は、勝ち負けのゲームではありません。ビジネスやスポーツの場合は、一方が勝ち、一方は負けます。音楽はそうじゃない。音楽はというのは、人々や物事を良い方向に導くことができるとてもレアなものだと思う。だから本当に私たちは幸せ者です。
宮本:今回の来日公演はどんなことが期待できるでしょうか?
デレク:バンドのメンバーたちが「俺たちはいつ日本に戻れるのか?」って、うるさいんですよ(笑)。「どんなライブになるか?」という質問ですが、毎晩セットリストを変えちゃうんですよね。もちろん昔の曲もたくさんやろうと思っています。正直、その日になるまで自分たちも分からないのですが、80年代、90年代の曲ももちろんやります。最新のアルバムや、新しい曲も披露します。皆さんを楽しませたいし、新鮮さも味わっていただけると思いますよ! 往年のヒット曲もやります。
宮本:最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
デレク:日本にまた行けることをとても楽しみにしています。お待たせしすぎちゃいましたよね。皆さんには本当に感謝しております。もうすぐお会いできるのが楽しみです!
テデスキ・トラックス・バンドは10月18日(水)、東京ドームシティホールでの公演を皮切りに、東名阪ツアーをおこなう。ツアー詳細は公式サイトまで。
■東京公演の詳細
【日程】
2023年10月18日(水)
2023年10月20日(金)
2023年10月21日(土)
2023年10月22日(日)※追加公園
【料金】
S席¥12,000(税込/ドリンク代別途必要)
A席¥11,000(税込/ドリンク代別途必要)
【お問い合わせ先】 ウドー音楽事務所 03-3402-5999 (月・水・金 12:00〜15:00)https://udo.jp
『DIG UP!』ではJ-WAVEがおすすめするイベント情報をピックアップして紹介。イベント関係者や出演アーティストのコメントなどでイベントの魅力を伝える。放送は月曜から木曜の18時50分から。
同インタビューを放送したのは、9月26日(火)、27日(水)にJ-WAVEで放送された『DIG UP!』(ナビゲーター:宮本絢子)。J-WAVEがおすすめするライブ・イベント情報をお届けするコーナーだ。
インタビューの全文は、番組公式サイトに掲載中。ここでは抜粋版をお届けする。
・インタビュー全文はこちら
https://www.j-wave.co.jp/original/digup/iv2309.html
再生は2023年10月3日(火)28時頃まで
この夏の思い出はツアー
世界三大ギタリストとして知られるデレク・トラックスは、米ローリング・ストーン誌が選ぶ「世界のギタリスト・ベスト100」に史上最年少でランクイン。高校在学中に自分のバンドを結成、18才で初のリーダー・アルバムをリリースしている。自身のバンドによる活動のほか、2006年にはエリック・クラプトンのワールド・ツアー・メンバーにも選出されるなど、その実力は高く評価されている。今回、番組は10月に来日公演を控えるデレクにインタビューを実施した。
まずはこの夏をどう過ごしたかについて訊いた。
宮本:この夏一番の思い出は?
デレク:やはりこの夏はツアーですね! 6、7週間ぐらい。(ボブ・マーリーの息子の)ジギー・マーリーともずっと一緒にショーをやりまして、それも素晴らしかったです。特に彼のお父さんの曲も一緒に披露できたので、それがすごく良かったです。僕たちも新しいことにチャレンジできましたし、どこ行ってもお客さんたちも大盛り上がりでした! とにかく最高の夏でした。ですから、もうすぐ日本に行けるのが非常に楽しみです。
宮本:私たちこそ、楽しみにしています!
「世界三大ギタリスト」に思うこと
9歳からギターを始め、若くして数々のアーティストのツアーに同行してきたデレク。音楽を生業にしていこうと決めた瞬間はあったのだろうか?デレク:自分にとって、音楽は常に身近なものでした。両親もずっと音楽ファンですし、家でずっとアナログレコードがかかっていました。僕の叔父はオールマン・ブラザーズ・バンドにいましたし、音楽自体が家族の一部でしたね。僕の父も常に音楽のために飛び回っていて、ジミー・ヘンドリックスを何度も生で観ており、オールマンブラザーズのフィルモアイースト公演も何回も観ていました。ですから、僕自身の成長の過程において、音楽が重要であったことは間違いありません。9歳でのときにガレージセールでギターを手に入れ、家にいれば家族の誰かしらから音楽を学べましたし、僕の場合は入り口からとても自然な形で入ることができました。小さいときってあれこれ考えませんから、なんとなく、「あ、これ得意かも」って思ったら、そこからのめり込んでいって。僕の場合はこんな感じでナチュラルに(音楽の世界に)入れたので、ラッキーだったと思います。
宮本:デレクさんに影響を与えたギタリストや音楽はたくさんいらっしゃると思いますが、今特に誰にお礼を伝えたいですか?
デレク:そうですね、やっぱりデュアン・オールマンですかね! 一番影響を与えてくれた人です。Derek and the Dominos時代のデュアンとエリック・クラプトンの影響も大きかった。そして僕の人生でそのエリック・クラプトンと一緒にツアーをやらせてもらえるなんて、感謝しかありません。この音楽の旅路で、B.B.キングもそうですが、彼らのような偉大なミュージシャンたちは僕の人生のメンターでもあります。僕たちが常にオープンマインドでいること、何かを学ぼうという姿勢、そして謙虚な姿勢であれば、学べることがたくさんありますからね。
「現代の世界三大ギタリスト」としても名高いデレクだが、本人は「あまりそのように評されていることは考えないようにしている」と語る。
デレク:絶え間ない努力と進歩に集中するだけです。常に良くなろうと努力して、新しいことを学びたい。どちらかといえば、インスピレーションを保ち続けたいんです。その人が本気かどうかって、相手に伝わってしまうものなんですよ。だから楽をしたくない。結局、自分がインスパイアされているかどうか、人はすぐ見抜けますから。何度も言いますが、僕は若いうちから音楽を始めることができてとてもラッキーだったと思います。と言うのも、こればかりやっているうちに分かってくると言いますか。もちろん、やっていれば自然に上達するものもあるとは思いますが、そうならないものも結構あります。何かを始めてから70パーセントくらいまでって、結構いけちゃうものなんですよね。でもその後の80パーセントから100パーセントぐらいの域、特に最後の“極める”ところまで行くのは、本当に難しい。でもやり続けなければいけません。そして、その“極める”ところは、たくさんの人たちから学ぶんです。ギタープレイヤーだけから学ばなくちゃいけないわけではありません。耳にするもの全てからも学べますから。
再生は2023年10月4日(水)28時頃まで
音楽以外で大切にしていることは?
音楽活動以外で大切にしていることについて質問すると、デレクは「僕は常に個性的で面白い人たちに囲まれています。彼らと一緒に世界を冒険していくのが大好きです。私たちの美しい役得は、世界中を旅できること。異文化を体験できて、その国の歴史や偉人や作家たちを知ることができるのも嬉しい」と、語り始める。デレク:さらには、「食」ですよね。その土地のおいしいもの、素晴らしいレストランに出会えます。あとはクラブ。ジャズやブルースのクラブとか。ローカルのちょっとした飲める場所だったり……。音楽も旅と同様、その旅路で道が派生するところに行き、偶然に巡り合える出会いって宝物ですよね。そして僕と妻が好きなのはスポーツ。実際にするのも、観戦も大好きなんです。スポーツへの関心が僕たちをつなげてくれた大きな要素でもあるし。息子もずっと野球少年でした。本当に楽しかった。
宮本:人生のあらゆることを楽しんでいらっしゃるということですね?
デレク:そうですね。一瞬でも頭の中のノイズを消して、夢中になれるものがあるといいですよね。
約4年ぶりの来日公演への意気込みは…
今回の来日公演は、デレクと妻のスーザン・テデスキが率いる「テデスキ・トラックス・バンド」として実施。2019年に行なわれたジャパンツアー以来、約4年ぶりの来日だ。そんなデレクに、バンドのビジョンやンドメンバーについて訊いた。宮本:バンドとしては、理想の形やビジョンみたいなものはありますか?
デレク:はい。でもまずは、バンドとして本当に恵まれています。自分たちがやりたい音楽ができていて、ユーモアに溢れていて。そのことに感謝しかありません。バンドメンバーそれぞれが豊かな才能をもち、思いっきり表現することができています。自分たちがすることでお客さん、ファンの方々が喜んでくださり、またそれを証明してくださるかのように、皆さんにライブに戻ってきてもらえるのがとても嬉しいです。世界中をツアーで周り、大変なこともありますがそれも含めて。それを当たり前だとは思っていません。世界的にパンデミックがあり、皆さんも同じでしょうけれど、私たちも30年以上世界をノンストップで回っていて、急に家にいることになりました。もちろん家で過ごす時間も好きでしたが、同時に、自分たちがこれまでやっていたこと、音楽や自由、仲間、皆さんとの繋がりをどれだけ愛していたかも知りました。ですので、バンドとしては本来の自分たちでまたこうやって世界ツアーに出る意気込みはすごいものがありますよ。
宮本:デレクさんの最大の魅力は、即興にあると思います。なぜそれがバンドで可能なのか不思議に思っていましたが、今日のお話で、妻のスーザンさん、バンドメンバーの皆さんたちとの間には、素晴らしいコミュニケーションと絶大な信頼関係があるとわかりました。
デレク:おっしゃる通りです。私たちは、何かあればちゃんと向き合います。会議もして、お互い言いにくいこともちゃんと話し合います。そして大抵のことは大丈夫です。改善されます。そして信頼関係は時間と共に強くなっていきます。今のバンドがどういう状態なのか、お互いに信頼しあっているのがよくわかります。もしメンバーの誰かノッていない状態であれば、誰かがカバーする(補う)のです。そういうときは頑張りすぎないように気をつけています。初期の頃はどうしても、「こうでなければいけない」という思いが強すぎて、それをお互いが無理に押し付けてしまうこともあったと思います。
「そのときのベストだったとは思うけれど、実は正解じゃない」と、当時のことを振り返ったデレク。バンドとして活動し続けたからこそ、そう思えるようになったともコメントした。
デレク:もちろん、コミュニケーションと信頼は肝心ですけれど、「ここまでなんとか乗り越えてきた」というこれまでの経験があるからこそ「前も似たようなことあったよな。今回もきっと大丈夫だよ。なんとかなる」と(思えるようになりました)。
最後にデレクに「あなたにとってギターとは?」と質問を投げかけると、「ギターは僕の人生過ぎて、ギターのない人生が想像できない」との答えが返ってきた。
デレク:僕は本当にラッキーだったと思う。(ギターは)僕を謙虚にさせてくれる。ギターが僕をここまで連れてきてくれたから。僕はフロリダのジャクソンヴィル、下位中流階級の家庭で育ちました。ここから、こんな風に父のおかげで長い間世界中を飛び回ることができ、多くの人たちとの出会い、経験させてもらい、家族を持てた。人生ってわからないもんですよね。人生が僕をどこに導いてくれるか。音楽は、勝ち負けのゲームではありません。ビジネスやスポーツの場合は、一方が勝ち、一方は負けます。音楽はそうじゃない。音楽はというのは、人々や物事を良い方向に導くことができるとてもレアなものだと思う。だから本当に私たちは幸せ者です。
宮本:今回の来日公演はどんなことが期待できるでしょうか?
デレク:バンドのメンバーたちが「俺たちはいつ日本に戻れるのか?」って、うるさいんですよ(笑)。「どんなライブになるか?」という質問ですが、毎晩セットリストを変えちゃうんですよね。もちろん昔の曲もたくさんやろうと思っています。正直、その日になるまで自分たちも分からないのですが、80年代、90年代の曲ももちろんやります。最新のアルバムや、新しい曲も披露します。皆さんを楽しませたいし、新鮮さも味わっていただけると思いますよ! 往年のヒット曲もやります。
宮本:最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
デレク:日本にまた行けることをとても楽しみにしています。お待たせしすぎちゃいましたよね。皆さんには本当に感謝しております。もうすぐお会いできるのが楽しみです!
テデスキ・トラックス・バンドは10月18日(水)、東京ドームシティホールでの公演を皮切りに、東名阪ツアーをおこなう。ツアー詳細は公式サイトまで。
■東京公演の詳細
【日程】
2023年10月18日(水)
2023年10月20日(金)
2023年10月21日(土)
2023年10月22日(日)※追加公園
【料金】
S席¥12,000(税込/ドリンク代別途必要)
A席¥11,000(税込/ドリンク代別途必要)
【お問い合わせ先】 ウドー音楽事務所 03-3402-5999 (月・水・金 12:00〜15:00)https://udo.jp
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宮本絢子