藤巻亮太がオーガナイザーを務め、2023年は10月7日(土)、8日(日)に自身の地元である山梨県の山中湖交流プラザ きららで開催する野外音楽フェス「Mt. FUJIMAKI 2023」。同フェスの魅力を本人が語った。
藤巻が登場したのは、J-WAVEの番組『DIG UP!』(ナビゲーター:藤田琢己)。同番組では6月19日(月)、20日(火)の2日間にわたって「Mt. FUJIMAKI 2023」を特集した。
藤巻:僕は山梨で育って20歳でレミオロメンを組んで、30代になってソロ活動を始めました。ソロになって自分のアイデンティティみたいなものがバンドと違ってわからなくなった時期があって。原点に戻ったときに、それが完全に山梨だったんです(笑)。
藤田:ははは(笑)。
藤巻:高校まで山梨で育って、歌詞にしてもメロディにしてもめちゃくちゃ(山梨から)いろいろいただいている部分があったんだなと30代後半ぐらいに思いました。今度はそうやって続けてこられている音楽で山梨になにか自分なりに盛り上げることができたらいいなと思い、始めたのが「Mt. FUJIMAKI」なんです。まずは県内の方にもすばらしいアーティストの音楽を聴いていただきたいなと。県外の方にも山梨に来ていただいて「いいところだな」とか「ご飯おいしかったな」とか。そのなかに「そこで聴けた音楽、最高だったな」という体験をしていただきたくて、純粋にその想いだけで2018年からやっております。そんな流れで今年も頑張ろうと思っております。
藤田:開催地の山中湖交流プラザきららは、いろいろなイベントがおこなわれる場所なので僕も何度か行かせていただきました。そこで得られる景色や音楽というのは、本当に色濃く自分のなかに入ってくる感覚があります。
藤巻:食べ物もそうですし、フルーツもおいしいんです。あとは山中湖ってジャズにゆかりがある場所なんです。昔からジャズのフェスが開催されていたというのもあって、音楽的、文化的な村でもあるんです。山中湖村中学校では吹奏楽部じゃなくジャズバンド部BLUE LAKE BEATを持っていて。県内でジャズバンド部があるのは唯一なんですけど、その中学生たちの演奏を聴いていただいたりとか、山梨の文化が培った音楽の方も紹介したりとか、そういう部分もできたらなと思っています。BLUE LAKE BEATさんは毎年出ていただいています。
藤田:そういう若手にステージを与えるのもそうですけど、(観客として)来てもほしいですよね。
藤巻:ありがとうございます。実は初年度から音楽的な体験を若いころからしてほしいという想いで、中学生以下を無料とさせてもらっていました。今年2023年の「Mt. FUJIMAKI」は高校生以下を無料にさせていただきました。
藤田:さらにたくさんの人に観てもらえますね。
藤巻:なので音楽的な思い出を作ってほしいなと思います。
藤田:高校生ぐらいだと、それがきっかけでなにかもっと音楽に関わることをしたり、バンドを組んだり、ダイレクトに影響を受けそうです。
藤巻:僕もそうなんですけど、10代のころに聴いた音楽とか観に行ったライブって忘れないんですよね。僕はBUCK-TICKでした。大好きで、県民文化ホールに行って聴いたんですけどやっぱり忘れませんし、かっこいいなって。みんながみんなミュージシャンにならなくてももちろんよくて、そこで刻まれた経験や揺さぶられたなにか想いみたいなものが、その後の人生、どんな仕事についたとしても、大事ななにかになってくれたらうれしいなと思います。そのぐらいの想いを込めてステージを務めさせていただけたらなと、いいフェスにしたいなと思っています。
「Mt. FUJIMAKI 2023」では出演アーティストの第一弾を発表。1日目は藤巻をはじめ、ACIDMAN、THE BACK HORN、OAU、The Songbards、他が出演する。
藤田:ベテラン勢のなかで比較的若いのはThe Songbardsです。なみいる先輩方のなか。なんならOAUは自分たちでフェスも常日ごろからやっている人たちでもありますよね。
藤巻:The Songbardsはこの時代というか、インスタグラムでボーカルの上野(皓平)くんが『3月9日』をカバーしてくれていたというのを知って、それでコンタクトをとるようになったんです。僕自身も若い彼らの音楽に触れてたくさん刺激をいただいたし、彼らの持っているポップセンスとか好きだなって心から思ったので、今年ぜひとも出ていただきたいということで、オファーさせていただきました。
藤田:なみいるパンチのある先輩のなかでね。
藤巻:フェス無敵系のみなさんですよね、本当に(笑)。
藤田:The Songbardsはどちらかというと優しくグッとメロディで歌ってくれる感じです。そういう時間帯もあってよしだと思います。オールドロックに影響を受けたThe Songbardsみたいなアーティストもいて、OAUはアコースティックですから。それはそれで力強くも優しい雰囲気だったりとかいろいろありますね。
藤巻:みなさん本当にいろいろなご縁があってオファーさせてもらっているんです。ACIDMANはちょっと先輩なんですけど。
藤田:同じぐらいの世代のイメージがあります。
藤巻:THE BACK HORNにしても同級生だったりとか、本当にいろいろな縁がありまして、自分なりにも物語があってオファーさせていただいている方ばかりです。
藤田:なのでそういった想いもくみ取りながら。これは多分MCも含めてだと思いますが、この人たちが出てくるときのいろいろなやりとりが楽しみです。
藤田:トライセラの和田 唱さんは第1回開催となる2018年に初めてのゲストアーティストとして出演されているというご縁もあります。
藤巻:和田さんはJ-WAVEのイベントでもたくさんご一緒させていただいたんです。僕自身も学生のころ、レミオロメンを組む前にTRICERATOPSの『Raspberry』とかをコピーしたことがあって。当然お互い3ピースというのもあって。1日目のアーティストの方々もそうですけど、どんどんかっこよくなっていくバンドサウンドを楽しんでいただけるんじゃないかなと思って。僕自身も楽しみにしています。
藤田:そして初出場となるPUFFYです。
藤巻:PUFFYさんも本当に聴いていましたから(笑)。歌えますし、知らない曲がないみたいな感じで。たっての想いでどうしても出ていただきたくてオファーさせていただきました。
藤田:という、想いのこもったラインナップを改めてしっかりとご覧いただきたいと思います。そして2日目はまだいるんですよね。これは近日中ということでいいんですね。
藤巻:近日中です。ぜひとも楽しみにしていただきたいなと思います。
藤田:うずうずしながら待っていたいと思います。そしてもちろん藤巻さんのライブに期待を寄せている方も多いと思います。
藤巻:僕も去年、3年ぶりにライブをさせてもらって。コロナ禍で中止になったとかいろいろな想いがあって、歌わせてもらったときに改めて「フェス、当たり前じゃないんだな」と思ったんです。我々は語る術があるので「コロナ禍、ライブができなくて大変でした」とか、こういうところで話せるじゃないですか。でも当たり前ですけど、来てくださった方みんなが大変だったと思うんです。最後に『3月9日』を歌ったときに、携帯のライトを振ってくれたんです。その灯りには、それぞれ大変な想いをしながらコロナ禍を越えてきて、そしてこの場所に来てくれた方々のそれぞれの背景とか想いとか人生みたいなものが、現れているような気がして。胸がいっぱいになってしまいまして、改めてそうやっていろいろな想いで来てくださる方のためにも、すごくいいライブをしたいなと。今年はそのぶん、思い切り楽しく、すべてを注ぎ込んで演奏して歌を届けたいなと思っております。
「Mt. FUJIMAKI 2023」の詳細は、公式サイトまで。
『DIG UP!』ではJ-WAVEがおすすめするイベント情報をピックアップして紹介。イベント関係者や出演アーティストのコメントなどでイベントの魅力を伝える。放送は月曜から木曜の18時50分から。
日程:2023年10月7日(土) 開演12:00 (開場11:00)
2023年10月8日(日) 開演11:00 (開場10:00)
会場:山中湖交流プラザ きらら
公式サイト:https://mtfujimaki.com/
藤巻が登場したのは、J-WAVEの番組『DIG UP!』(ナビゲーター:藤田琢己)。同番組では6月19日(月)、20日(火)の2日間にわたって「Mt. FUJIMAKI 2023」を特集した。
原点の山梨で開催するフェス
2018年からスタートした野外音楽フェス「Mt. FUJIMAKI 2023」のオーガナイザーを務める藤巻。音楽はもちろん来場者に地元山梨県の魅力を発信したい、そんな熱い想いのもと今年で6年目を迎えるフェスの魅力を藤巻本人が語った。藤巻:僕は山梨で育って20歳でレミオロメンを組んで、30代になってソロ活動を始めました。ソロになって自分のアイデンティティみたいなものがバンドと違ってわからなくなった時期があって。原点に戻ったときに、それが完全に山梨だったんです(笑)。
藤田:ははは(笑)。
藤巻:高校まで山梨で育って、歌詞にしてもメロディにしてもめちゃくちゃ(山梨から)いろいろいただいている部分があったんだなと30代後半ぐらいに思いました。今度はそうやって続けてこられている音楽で山梨になにか自分なりに盛り上げることができたらいいなと思い、始めたのが「Mt. FUJIMAKI」なんです。まずは県内の方にもすばらしいアーティストの音楽を聴いていただきたいなと。県外の方にも山梨に来ていただいて「いいところだな」とか「ご飯おいしかったな」とか。そのなかに「そこで聴けた音楽、最高だったな」という体験をしていただきたくて、純粋にその想いだけで2018年からやっております。そんな流れで今年も頑張ろうと思っております。
藤田:開催地の山中湖交流プラザきららは、いろいろなイベントがおこなわれる場所なので僕も何度か行かせていただきました。そこで得られる景色や音楽というのは、本当に色濃く自分のなかに入ってくる感覚があります。
高校生以下の入場を無料にしたい
藤巻は山梨県の魅力や今年の新たな取り組みなどについて語った。藤巻:食べ物もそうですし、フルーツもおいしいんです。あとは山中湖ってジャズにゆかりがある場所なんです。昔からジャズのフェスが開催されていたというのもあって、音楽的、文化的な村でもあるんです。山中湖村中学校では吹奏楽部じゃなくジャズバンド部BLUE LAKE BEATを持っていて。県内でジャズバンド部があるのは唯一なんですけど、その中学生たちの演奏を聴いていただいたりとか、山梨の文化が培った音楽の方も紹介したりとか、そういう部分もできたらなと思っています。BLUE LAKE BEATさんは毎年出ていただいています。
藤田:そういう若手にステージを与えるのもそうですけど、(観客として)来てもほしいですよね。
藤巻:ありがとうございます。実は初年度から音楽的な体験を若いころからしてほしいという想いで、中学生以下を無料とさせてもらっていました。今年2023年の「Mt. FUJIMAKI」は高校生以下を無料にさせていただきました。
藤田:さらにたくさんの人に観てもらえますね。
藤巻:なので音楽的な思い出を作ってほしいなと思います。
藤田:高校生ぐらいだと、それがきっかけでなにかもっと音楽に関わることをしたり、バンドを組んだり、ダイレクトに影響を受けそうです。
藤巻:僕もそうなんですけど、10代のころに聴いた音楽とか観に行ったライブって忘れないんですよね。僕はBUCK-TICKでした。大好きで、県民文化ホールに行って聴いたんですけどやっぱり忘れませんし、かっこいいなって。みんながみんなミュージシャンにならなくてももちろんよくて、そこで刻まれた経験や揺さぶられたなにか想いみたいなものが、その後の人生、どんな仕事についたとしても、大事ななにかになってくれたらうれしいなと思います。そのぐらいの想いを込めてステージを務めさせていただけたらなと、いいフェスにしたいなと思っています。
豪華な出演陣
藤田:ベテラン勢のなかで比較的若いのはThe Songbardsです。なみいる先輩方のなか。なんならOAUは自分たちでフェスも常日ごろからやっている人たちでもありますよね。
藤巻:The Songbardsはこの時代というか、インスタグラムでボーカルの上野(皓平)くんが『3月9日』をカバーしてくれていたというのを知って、それでコンタクトをとるようになったんです。僕自身も若い彼らの音楽に触れてたくさん刺激をいただいたし、彼らの持っているポップセンスとか好きだなって心から思ったので、今年ぜひとも出ていただきたいということで、オファーさせていただきました。
藤田:なみいるパンチのある先輩のなかでね。
藤巻:フェス無敵系のみなさんですよね、本当に(笑)。
藤田:The Songbardsはどちらかというと優しくグッとメロディで歌ってくれる感じです。そういう時間帯もあってよしだと思います。オールドロックに影響を受けたThe Songbardsみたいなアーティストもいて、OAUはアコースティックですから。それはそれで力強くも優しい雰囲気だったりとかいろいろありますね。
藤巻:みなさん本当にいろいろなご縁があってオファーさせてもらっているんです。ACIDMANはちょっと先輩なんですけど。
藤田:同じぐらいの世代のイメージがあります。
藤巻:THE BACK HORNにしても同級生だったりとか、本当にいろいろな縁がありまして、自分なりにも物語があってオファーさせていただいている方ばかりです。
藤田:なのでそういった想いもくみ取りながら。これは多分MCも含めてだと思いますが、この人たちが出てくるときのいろいろなやりとりが楽しみです。
すべてを注ぎ込んで
2日目は現在PUFFY、TRICERATOPSの2組が発表になっており、藤巻はそれぞれのアーティストへの想いや同フェスへの意気込みを語った。藤田:トライセラの和田 唱さんは第1回開催となる2018年に初めてのゲストアーティストとして出演されているというご縁もあります。
藤巻:和田さんはJ-WAVEのイベントでもたくさんご一緒させていただいたんです。僕自身も学生のころ、レミオロメンを組む前にTRICERATOPSの『Raspberry』とかをコピーしたことがあって。当然お互い3ピースというのもあって。1日目のアーティストの方々もそうですけど、どんどんかっこよくなっていくバンドサウンドを楽しんでいただけるんじゃないかなと思って。僕自身も楽しみにしています。
藤田:そして初出場となるPUFFYです。
藤巻:PUFFYさんも本当に聴いていましたから(笑)。歌えますし、知らない曲がないみたいな感じで。たっての想いでどうしても出ていただきたくてオファーさせていただきました。
藤田:という、想いのこもったラインナップを改めてしっかりとご覧いただきたいと思います。そして2日目はまだいるんですよね。これは近日中ということでいいんですね。
藤巻:近日中です。ぜひとも楽しみにしていただきたいなと思います。
藤田:うずうずしながら待っていたいと思います。そしてもちろん藤巻さんのライブに期待を寄せている方も多いと思います。
藤巻:僕も去年、3年ぶりにライブをさせてもらって。コロナ禍で中止になったとかいろいろな想いがあって、歌わせてもらったときに改めて「フェス、当たり前じゃないんだな」と思ったんです。我々は語る術があるので「コロナ禍、ライブができなくて大変でした」とか、こういうところで話せるじゃないですか。でも当たり前ですけど、来てくださった方みんなが大変だったと思うんです。最後に『3月9日』を歌ったときに、携帯のライトを振ってくれたんです。その灯りには、それぞれ大変な想いをしながらコロナ禍を越えてきて、そしてこの場所に来てくれた方々のそれぞれの背景とか想いとか人生みたいなものが、現れているような気がして。胸がいっぱいになってしまいまして、改めてそうやっていろいろな想いで来てくださる方のためにも、すごくいいライブをしたいなと。今年はそのぶん、思い切り楽しく、すべてを注ぎ込んで演奏して歌を届けたいなと思っております。
「Mt. FUJIMAKI 2023」の詳細は、公式サイトまで。
『DIG UP!』ではJ-WAVEがおすすめするイベント情報をピックアップして紹介。イベント関係者や出演アーティストのコメントなどでイベントの魅力を伝える。放送は月曜から木曜の18時50分から。
開催情報
「J-WAVE後援Mt.FUJIMAKI 2023」日程:2023年10月7日(土) 開演12:00 (開場11:00)
2023年10月8日(日) 開演11:00 (開場10:00)
会場:山中湖交流プラザ きらら
公式サイト:https://mtfujimaki.com/
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