XIIXの斎藤宏介(Vo/Gt)が「2000年代お台場」をテーマに曲をセレクトした。
斎藤が登場したのは、8月1日(火)に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」だ。
斎藤:このテーマにしようと思ったのは、2000年代というのは僕の年齢で言うと15歳から25歳なんです。趣味で初めてバンドを始めたのが15歳。そこからだんだんとグラデーションでプロを志すようになりプロになっていったという、非常に思い出深い10年間なんです。あと、お台場は僕が青春時代をすごしたZepp Tokyoがある場所なので、この場所にしようと思いました。いまZepp Tokyoはなくなりましたけど、Zepp DiverCityという場所にライブを観に行ったりとか実際にライブをやったりというところで、いまだに大好きな場所です。
番組では中村一義の『キャノンボール』をオンエアした。
斎藤:記憶があやふやなんですけど、確か初めてZepp Tokyoでライブを観たのが中村一義さんだった気がしていて。お台場って行くと無条件にワクワクするし、向かう道中もゆりかもめであったりとか、駅を降りて歩いて行く景色とか広いところならではの風の感じとか。すごくワクワクしながらライブハウスに向かって、ライブをワッと楽しんで、夢のような空間で後味に浸りながら帰るというのを初めてすごした気がしていて。特にこの『キャノンボール』という曲のサビの部分が心に刺さって、グルグルと頭のなかで流れながら、余韻に浸りながらゆりかもめに乗って帰った記憶がございます。いまはなきZepp Tokyoなんですが、実は裏口があってそっちに回ると海がバッと開けていて、ちょっと得した気分になれるんです。その景色を見ながら出演するときはライブに向けて準備するし、観に行くときは「今日のライブ楽しみだな」とか、帰り道に海を見ながら浸ってみたりとか。そんな思い出があります。
斎藤:自分がギターを持って歌を歌うということを強く意識させられて「こうなりたいな」とか「ステージに立ちたいな」ということを強く意識させられたバンド、フロントマンを紹介したいと思います。GRAPEVINEで『風待ち』、そしてSyrup 16gで『I・N・M』。
番組ではGRAPEVINEの『風待ち』、Syrup 16gの『I・N・M』をオンエアした。
斎藤:「音楽ってポジティブなことを絶対に歌わなきゃいけない」という先入観がなぜかずっとあったんです。だけどSyrup 16gに関しては「つらい」とか「苦しい」みたいなことをそのまま歌っていて、それがリスナーの心に寄り添うものなんだ、というのに気づかせてくれた、目から鱗を落としてくれた方です。特に五十嵐(隆)さんはいまでも憧れの対象です。
斎藤にとってお台場は初心に返ることができる場所なのだという。
斎藤:お台場は、もともとは音楽に憧れてライブを観に行く場所みたいな印象だったんです。だけどだんだん自分がライブをしに行くとか、大きいテレビ局があったりとか、緊張しながら行くことがすごく多い気がします。でも自分の立ち位置とか環境が変わっても、街が全然変わっていないから初心に返れて大事なことを忘れずにいられる感じがするので、僕にとってはすごく大事な街です。
斎藤:初めて僕がZepp Tokyoのステージに立ったときにシークレットゲストで出ていて対バンしたバンドの超名曲を流そうと思います。
番組ではBUMP OF CHICKENの『天体観測』をオンエアした。
斎藤:初めて僕らがZepp Tokyoに立ったことで、ちょっとだけ鼻が高くなりつつあったのが一瞬で折れたっていう(笑)。“格”を見せつけられたという感じがした記憶が強烈に残っています。大きい憧れのステージに立って、自分がなにかを与える側の立場になったという経験。それとBUMP OF CHICKENというものすごくかっこいい人気のバンドが圧倒的な名曲を歌って演奏して、それに対してフロアにいるオーディエンスがすごい反応というか、うねるように音楽に身を委ねているさまを見ました。「ステージに立つってどういうことなんだろう」というのを1日にしてすごく考えさせられた、そんな1日がありました。
斎藤は大学生時代の思い出を振り返りながら、最後の曲をセレクトした。
斎藤:くるりで『ばらの花』です。この曲は特に、自分が大学生で周りが就職活動とかをしているなかで、でも音楽でご飯を食べてみたいなという漠然とした過信みたいな気持ちと、「とはいえ」という不安と、定まり切らない気持ちにずっと寄り添ってくれた曲だなと、いま振り返ると思います。ここまではXIIXギター、ボーカルの斎藤宏介でした。
番組ではくるりの『ばらの花』をオンエアした。
XIIXの最新情報は、公式サイトまで。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
斎藤が登場したのは、8月1日(火)に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」だ。
思い出深い10年間をすごした場所
まず斎藤はテーマを選んだ理由について語った。個人としても、アーティストとしても大事な場所、時期だったそう。斎藤:このテーマにしようと思ったのは、2000年代というのは僕の年齢で言うと15歳から25歳なんです。趣味で初めてバンドを始めたのが15歳。そこからだんだんとグラデーションでプロを志すようになりプロになっていったという、非常に思い出深い10年間なんです。あと、お台場は僕が青春時代をすごしたZepp Tokyoがある場所なので、この場所にしようと思いました。いまZepp Tokyoはなくなりましたけど、Zepp DiverCityという場所にライブを観に行ったりとか実際にライブをやったりというところで、いまだに大好きな場所です。
番組では中村一義の『キャノンボール』をオンエアした。
斎藤:記憶があやふやなんですけど、確か初めてZepp Tokyoでライブを観たのが中村一義さんだった気がしていて。お台場って行くと無条件にワクワクするし、向かう道中もゆりかもめであったりとか、駅を降りて歩いて行く景色とか広いところならではの風の感じとか。すごくワクワクしながらライブハウスに向かって、ライブをワッと楽しんで、夢のような空間で後味に浸りながら帰るというのを初めてすごした気がしていて。特にこの『キャノンボール』という曲のサビの部分が心に刺さって、グルグルと頭のなかで流れながら、余韻に浸りながらゆりかもめに乗って帰った記憶がございます。いまはなきZepp Tokyoなんですが、実は裏口があってそっちに回ると海がバッと開けていて、ちょっと得した気分になれるんです。その景色を見ながら出演するときはライブに向けて準備するし、観に行くときは「今日のライブ楽しみだな」とか、帰り道に海を見ながら浸ってみたりとか。そんな思い出があります。
「こうなりたいな」と意識させられたバンド
斎藤は2曲目もZepp Tokyoでライブを観たアーティストから曲をセレクトした。斎藤:自分がギターを持って歌を歌うということを強く意識させられて「こうなりたいな」とか「ステージに立ちたいな」ということを強く意識させられたバンド、フロントマンを紹介したいと思います。GRAPEVINEで『風待ち』、そしてSyrup 16gで『I・N・M』。
番組ではGRAPEVINEの『風待ち』、Syrup 16gの『I・N・M』をオンエアした。
斎藤:「音楽ってポジティブなことを絶対に歌わなきゃいけない」という先入観がなぜかずっとあったんです。だけどSyrup 16gに関しては「つらい」とか「苦しい」みたいなことをそのまま歌っていて、それがリスナーの心に寄り添うものなんだ、というのに気づかせてくれた、目から鱗を落としてくれた方です。特に五十嵐(隆)さんはいまでも憧れの対象です。
斎藤にとってお台場は初心に返ることができる場所なのだという。
斎藤:お台場は、もともとは音楽に憧れてライブを観に行く場所みたいな印象だったんです。だけどだんだん自分がライブをしに行くとか、大きいテレビ局があったりとか、緊張しながら行くことがすごく多い気がします。でも自分の立ち位置とか環境が変わっても、街が全然変わっていないから初心に返れて大事なことを忘れずにいられる感じがするので、僕にとってはすごく大事な街です。
“格”を見せつけられた思い出
続いて斎藤は、かつて“格”を見せつけられたというバンドの曲をセレクトし、エピソードを語った。斎藤:初めて僕がZepp Tokyoのステージに立ったときにシークレットゲストで出ていて対バンしたバンドの超名曲を流そうと思います。
番組ではBUMP OF CHICKENの『天体観測』をオンエアした。
斎藤:初めて僕らがZepp Tokyoに立ったことで、ちょっとだけ鼻が高くなりつつあったのが一瞬で折れたっていう(笑)。“格”を見せつけられたという感じがした記憶が強烈に残っています。大きい憧れのステージに立って、自分がなにかを与える側の立場になったという経験。それとBUMP OF CHICKENというものすごくかっこいい人気のバンドが圧倒的な名曲を歌って演奏して、それに対してフロアにいるオーディエンスがすごい反応というか、うねるように音楽に身を委ねているさまを見ました。「ステージに立つってどういうことなんだろう」というのを1日にしてすごく考えさせられた、そんな1日がありました。
斎藤は大学生時代の思い出を振り返りながら、最後の曲をセレクトした。
斎藤:くるりで『ばらの花』です。この曲は特に、自分が大学生で周りが就職活動とかをしているなかで、でも音楽でご飯を食べてみたいなという漠然とした過信みたいな気持ちと、「とはいえ」という不安と、定まり切らない気持ちにずっと寄り添ってくれた曲だなと、いま振り返ると思います。ここまではXIIXギター、ボーカルの斎藤宏介でした。
番組ではくるりの『ばらの花』をオンエアした。
XIIXの最新情報は、公式サイトまで。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
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2023年8月8日28時59分まで
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番組情報
- GRAND MARQUEE
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月・火・水・木曜16:00-19:00
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タカノシンヤ、Celeina Ann