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藤原ヒロシが「面白かった」と語る、映画『TAR/ター』『さがす』

藤原ヒロシが「面白かった」と語る、映画『TAR/ター』『さがす』

藤原ヒロシが、曲をセレクトしながら最近観て印象に残った映画について語った。

トークを展開したのは、6月3日(土)にJ-WAVEで放送された番組『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「JUN THE CULTURE」(ナビゲーター:藤原ヒロシ)。

観る側にゆだねられる作品

藤原はまずHanna Mars『Beanie Baby Blues』をセレクト。その後、海外へ向かう飛行機のなかで観た映画『TAR/ター』について語った。

映画「TAR/ター」日本版予告編/5.12劇場公開

藤原:ケイト・ブランシェット主演の映画です。なんとなく話題になっていて僕も観たいなと思いながらシアターには行けていなかったんですけど、観たらめちゃめちゃ面白かったです。アカデミー賞を狙っているというか、獲ってもいいんじゃないかという作品でした。いろいろなところに伏線をはりまくりで、それが回収されているかどうかは観た人にゆだねている感じなんです。エンディングも、ある人が観たらハッピーな気持ちになるし、ある人が観たらグーンと落ち込むようなエンディングにしていると思うんです。僕はどちらかというとネガティブなほうの考えだったんですが、映画を観た友だちに訊いたら「あれはハッピーなんじゃない?」という人も確かにいるんですね。映画のよさって観たあとに話せて、なおかつ僕は内容とか方向性も含めて、観た人が最終的に「この映画はこういうものだったんだ」というのを決められるのも面白くていいんじゃないかと思います。哲学書とかってわりとそういう、自分の気の持ちようでネガティブにもポジティブにとれたりするものがあると思います。だから映画もそういうものがあっても面白いんじゃないかなと思いました。

藤原はAVOCADO BOYS『Melon』とErykah Badu『Boogie Nights / All Night』をセレクトした。



『ガンニバル』監督作品

藤原は2本目の映画に邦画『さがす』を挙げた。

映画『さがす』本予告 1月21日(金)全国公開

藤原:公開のときに観に行こうと思っていたんですが、時間がなくて行けなかったんです。でもNetflixに最近あがっていたので先日観ました。これも面白かったですね。『TAR/ター』と同じようなエンディングというか、ふわっとした、どちらともとれるようなエンディングです。こちらは僕が好きそうな殺人事件だったりが絡んできます。現実で起こった事件をデフォルメしてやっているんですが、いくつか事件が詰め合わさっていて、ごった煮というか、詰めすぎなんじゃないかぐらい、いろいろなことが起こるんです。わりとテンポもよくて僕は楽しめました。これも僕はエンディングがすごく秀逸だなと思ったんです。ちょっとシュールな感じもあるし、「あ、ここで終わりなんだ」という感じも最高によかったです。

映画『さがす』の監督は片山慎三。彼はディズニープラスで独占配信中の話題作『ガンニバル』の監督でもある。

ガンニバル|本予告|Disney+ (ディズニープラス)

藤原:僕は『ガンニバル』は2があると思って期待をしているんですが、もしかしてこの監督の作品なのであれば、『ガンニバル』があのまま1で終わる可能性もあるのかなと、ちょっと思ってしまいました。さて、その辺はどうなっているんでしょうか。最近、外国人の映画プロデューサー、監督の人とごはんを食べる機会があって、その人と日本でオンエアしているドラマのセカンドシーズンについて話をしました。まだ発表になってないから話せないかなと思いますが、適当な時期にそのすごく楽しみなセカンドシーズンの話もしたいと思います。

藤原は最後にSarah Jay『Dizzy』をセレクトした。



『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「JUN THE CULTURE」では、時代をクロスオーバーする藤原ヒロシがナビゲート。ファッションのトピック、そしてジャンルレスなミュージックセレクトする。放送は毎週土曜日の13時30分ごろから。

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2023年6月10日28時59分まで

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毎週土曜
12:00-16:00