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北村匠海と中川大志、共演は「宿命であり運命」 切磋琢磨した10代を振り返る

北村匠海と中川大志、共演は「宿命であり運命」 切磋琢磨した10代を振り返る

“生きること”“愛すること”をエモーショナルに描く青春映画『スクロール』(2月3日公開)がついに完成! 1月19日には都内劇場で完成披露試写会が実施され、主演の北村匠海と中川大志、共演の松岡茉優、古川琴音、そして清水康彦監督が舞台挨拶を行った。

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本作は、若い世代を中心に“自分たちの物語”と圧倒的な共感を得た橋爪駿輝氏による同名小説の実写映画化。4人の登場人物の中にどこか自分の欠片が見つかる、リアリティ溢れる物語になっている。

W主演の北村と中川は同じ事務所に所属し、小学生の頃から切磋琢磨してきた仲だという。北村の存在について中川は「匠海と出会ったのは小学校4年の頃で、匠海は小学校5年生。同じ事務所で一緒に演技レッスンをして、その後に一緒にファミレスに行ったりして、その頃からの仲。10代のころはオーディションに行くと必ず匠海がいて、同じ役を奪い合ったりして、それを繰り返してきました」と回想。「そんな匠海と20代半ばで同じ映画でW主演できたのが感慨深く、思い出深い作品になりました」としみじみ口にした。

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一方の北村もそれをうけて「小さいころからの仲間である大志とW主演という形で共演するのは宿命であり、運命。それがこの作品で良かったと思います」と同志とのW主演を噛みしめながら「この映画は皆さんの物語であり、どこかにいる誰かの物語。そんな視点で観ていただければ嬉しいです」とアピールしていた。

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タイトルにちなんで「スマホで”スクロール“して見返したくなる写真」エピソードをそれぞれが発表。スマホであまり写真を撮らないという北村は「ちょっと思い出がなさすぎるので今年から撮りたい」とスマホ撮影を2023年の抱負にして「見返したくなるからではなく、こっぱずかしくてスクロールしたくなるのはスマホのメモ帳です。自分の思ったことをメモ帳に書いているけれど、二度と見返したくない。そのメモ帳を撮影中に監督と見せ合ったりしたけれど、お互いの裸を晒しているような気になった」と自らの思考を書き溜めたメモ帳の存在を明かしていた。

北村とは違い、スマホで写真を撮りまくるという松岡は「機種変をしてもデータフォルダは入れるので、写真は3万枚くらいあります」と尋常ならざるデータ量を報告。北村のことは中学1年くらいの頃から作品での共演を通して交流があるそうで、2010年当時の北村の姿をとらえた写真も残っているらしい。

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松岡は「最初に出会ったのが中1くらいの北村。私は高1くらい。その当時の北村の写真もありますよ。前髪が眉毛あたりで揃っていて…可愛かった~!それをお見せしたい。北村と共演するたびに“可愛いなあ”とスクロールする。寝顔もあります!」と秘蔵写真の存在を明かし、「それはマズいな…」と北村を赤面させていた。

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ちなみに松岡の“北村”呼びについて、当の北村は「僕の知り合いで“北村”と呼ぶのは彼女だけです」と初共演当時の関係性が今も続いていることが嬉しそう。北村の秘蔵写真について松岡は「北村が30歳くらいになったら許してくれると思うので、その時に大公開したい!」と声を弾ませて予告していた。

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(取材=石井隼人)

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