アーティストでモデルの加治ひとみが腸活や暮らしで特に意識していること、自己肯定感が上がる取り組みを語った。
2人がトークを展開したのは毎週週替わりでJ-WAVEが厳選した企画をお届けする特別な時間『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは11月27日(日)。産休のSHELLYに代わり高橋メアリージュンがナビゲーターを務め、加治とトークを繰り広げた公開収録の様子をテキストで紹介する。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に、3回にわけて更新。
■ITOCHU SDGs STUDIO公式サイト
https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/about.html
加治:幼少時代からアレルギー、アトピー、喘息の3拍子というか。そういうのが全部そろっちゃって、食べられるものもすごく限られる中で生活をしていて。健康じゃないと心も弱ってしまうし、お肌にも出ちゃったり便秘になっちゃったりもする。それで悩んだりしたときに食べ物で改善して悪いものを外に出すっていうデトックスから腸活が始まったんですよね。そこから12、13年くらい経ちます。
高橋:そんなに経つんですね。
加治:ピラティスと同時に始めて、ヨガとかピラティスの先生って結構食べ物に詳しい方って多いじゃないですか。そこで教えていただいて一歩ずつ自分で食べながら(腸活を)始めました。
高橋:そもそも腸活って何なんですか?
加治:すごくわかりやすく言うと、バランスのいい食事と適度な運動をして腸内環境を整えるということです。お食事だと発酵食品とか食物繊維をとると言われていて、わりと日本食でやりやすい方法だと思います。コロナ禍になってより腸活が注目されたのかなと感じていました。
高橋:運動も腸活に入るんですね。
加治:腸まわりの筋肉を鍛えると便秘解消につながったり、体内が活発に正常に動いてくれて巡りがよくなったりするので、食事と運動、両方がいいと言われています。
腸活にいい食べ物を訊かれた加治は「発酵食品や野菜」と答える。
加治:私がよく食べるのはオクラとか。水溶性と言われる腸内をきれいにしてくれる、ヌルヌルした野菜などを食べるようにしています。あと果物でいうと大注目がバナナですね。バナナって実はカロリーも思った以上に高くないしミネラルとか食物繊維も豊富で瞬時にエネルギーになってくれて、私はよく食べています。お家に必ず一房置いてますね。
高橋:私も好きです。皮をむくだけなので楽ですよね。
加治:朝は時短できるしおいしいし、かつ栄養素も高いのですごくバナナを活用しています。SDGsで言うと食品ロスに関係する取り組みをDOLEさんがされているんですよね。例えば輸入する段階でちょっと傷がついちゃって破棄されてしまうバナナがたくさんあるらしいんですけど、そういうバナナって味も栄養素も変わらないのに捨てられるってすごくもったいないじゃないですか。それをジューススタンドに出しみなさんに届けて、食品ロスに働きかけているということで。バナナは栄養素も高くておいしいし、そういう取り組みをされているのは素敵だなと思いながら感謝して食べています。
加治:そもそもそういうものが好きということもあるんですけど、他の理由としては畜産業による環境汚染とかそういうものを少しでも食い止められるというのも理由の1つです。海外ではベジーデーというものがあるらしいのですが、週に1回はお肉を食べないことで自分の体の消化率も上げられるし、地球にも優しい。そういう取り組みもあるくらいで、私もすごく共感できるので植物性由来のものを選んだりしていますね。あとはジュースをよく絞るんですけど。
高橋:ジュースを絞る?
加治:コールドプレスを飲むときに余った皮を、週に何回も畑に行く友だちにさずけて肥料として使ってもらったりもしています。
高橋:フードロスを削減して有効活用しているんですね。
加治:最後まで使い切ろうということで、食べられる皮もあるけど食べられない皮は土の栄養にするようにはしていますね。
高橋:循環を大切にされているわけですね。
植物性由来の食べ物として、加治は大豆やアーモンドミルク、ココナッツミルクをあげた。
加治:そういうものって普段から意識的に食べている方も多いと思うんですけど、何気なく手に取っているだけでもすごく環境に良かったりするから、そういう習慣がもっと世の中に広まればいいなと思ったりします。
高橋:カフェとかでもココナツミルクとかアーモンドミルクを選べるお店とかが増えてきてますよね。
加治:前はそういうのが選べなくて、ストイック過ぎると思われるかもしれないけど、このお店はやめようと思ったりして。でも最近は地方とか行ってもそういうお店ってありません?
高橋:ありますね。
加治:アーモンドミルクとソイが選べますよとか、そういう取り組みの幅も広がっていたりしてるなと思うとすごくうれしいですよね。それがおいしいってもっと広がってほしいですよね。おいしくないみたいに思っている人もいるけど、そんなこともなくてむしろコクも出るし優しい甘さもあるから、そこは偏見を持たずにどんどん試してほしいと思いますね。
加治:長い日記ではないんですけど、1日で感じたことを携帯のメモとかに一言メモでもいいから書いておくと、例えば悩みごとを書いた日の日記を1週間後に見返したら大したことじゃなかったなって思うし、うれしいことだったらあとで見返して感情のタイムスリップができるというか、もう1回ワクワクを取り戻せたりするので。現代って文字にすることがなかなかないけれど、書ければ書いたほうがいいし難しければアプリとかデジタルなもので残しておくっていうこともすごく自己肯定感を上げる1つの方法だなって思います。
高橋:確かになかなか最近は文字を書かないですからね。
加治:漢字を忘れちゃうくらいだから。
また加治は「アナログを楽しむ」ことも自己肯定感を上げてくれる1つだと続ける。
加治:触ることで気付くことってたくさんあるじゃないですか。例えば花びらをちぎって一つひとつを数えたら実は何百枚もあったとか、小さい気付きが本当にいろんなところ、人間関係に役立ってきたり人の気持ちを察することができるようになったり、それこそ心が豊かになるというところがいつも役に立っています。今何でも携帯とかでできちゃうから、デジタルは頭にきくもの、アナログは感性にきくものという考え方で分けて、自己肯定感を高めるのは今だからこそアナログな方法を使うようにしています。
高橋:確かに(デジタルは)便利でありがたいけど五感を使わなくなってきますからね。
加治:心がどこかに行っちゃうから、それって仕事だと作業になっちゃう。繰り返しになっちゃうけど私たちは人だから心を使うという意味ではアナログに触れることはすごく重要だなって思っています。
加治:愛情を込めてみなさんに届けやすいような内容にもなってますし、私のライフスタイルは今までどこにも書いたことがない、腸活を始めたくらいのまだ体が自分のことを愛せなかった頃のエピソードもありますし、小林先生からのそのときの私への意見もあるので、結構読みやすい一冊になっていると思います。
SDGsは2030年までに達成する17の目標を掲げている。それにちなみ、高橋は「2030年までにどんな社会になっていてほしいか?」と加治に訊いた。
加治:一言でまとめるのは難しいですけど、まずは一人ひとりの幸せと、いろんな取り組みをされているという意味での世界調和がなるべく実現して、今やっているSDGsの仕組みとか精神が未来世代につながっていく2030年であればいいなと願っています。
加治ひとみの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルInstagramまで。
SHELLYがナビゲートするプログラム『ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』の放送は毎月第4日曜日の22時から。
2人がトークを展開したのは毎週週替わりでJ-WAVEが厳選した企画をお届けする特別な時間『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは11月27日(日)。産休のSHELLYに代わり高橋メアリージュンがナビゲーターを務め、加治とトークを繰り広げた公開収録の様子をテキストで紹介する。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に、3回にわけて更新。
■ITOCHU SDGs STUDIO公式サイト
https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/about.html
バランスのいい食事と適度な運動で腸内環境を整える
加治といえば「腸活」が思い浮かぶという高橋。そんな加治は腸活を始めたきっかけをこう話す。加治:幼少時代からアレルギー、アトピー、喘息の3拍子というか。そういうのが全部そろっちゃって、食べられるものもすごく限られる中で生活をしていて。健康じゃないと心も弱ってしまうし、お肌にも出ちゃったり便秘になっちゃったりもする。それで悩んだりしたときに食べ物で改善して悪いものを外に出すっていうデトックスから腸活が始まったんですよね。そこから12、13年くらい経ちます。
高橋:そんなに経つんですね。
加治:ピラティスと同時に始めて、ヨガとかピラティスの先生って結構食べ物に詳しい方って多いじゃないですか。そこで教えていただいて一歩ずつ自分で食べながら(腸活を)始めました。
高橋:そもそも腸活って何なんですか?
加治:すごくわかりやすく言うと、バランスのいい食事と適度な運動をして腸内環境を整えるということです。お食事だと発酵食品とか食物繊維をとると言われていて、わりと日本食でやりやすい方法だと思います。コロナ禍になってより腸活が注目されたのかなと感じていました。
高橋:運動も腸活に入るんですね。
加治:腸まわりの筋肉を鍛えると便秘解消につながったり、体内が活発に正常に動いてくれて巡りがよくなったりするので、食事と運動、両方がいいと言われています。
腸活にいい食べ物を訊かれた加治は「発酵食品や野菜」と答える。
加治:私がよく食べるのはオクラとか。水溶性と言われる腸内をきれいにしてくれる、ヌルヌルした野菜などを食べるようにしています。あと果物でいうと大注目がバナナですね。バナナって実はカロリーも思った以上に高くないしミネラルとか食物繊維も豊富で瞬時にエネルギーになってくれて、私はよく食べています。お家に必ず一房置いてますね。
高橋:私も好きです。皮をむくだけなので楽ですよね。
加治:朝は時短できるしおいしいし、かつ栄養素も高いのですごくバナナを活用しています。SDGsで言うと食品ロスに関係する取り組みをDOLEさんがされているんですよね。例えば輸入する段階でちょっと傷がついちゃって破棄されてしまうバナナがたくさんあるらしいんですけど、そういうバナナって味も栄養素も変わらないのに捨てられるってすごくもったいないじゃないですか。それをジューススタンドに出しみなさんに届けて、食品ロスに働きかけているということで。バナナは栄養素も高くておいしいし、そういう取り組みをされているのは素敵だなと思いながら感謝して食べています。
植物性由来のものを選ぶことも地球への優しい取り組み
加治は体や心のケアで特に意識していることとして「植物性由来のものを食べるようにしている」と語る。加治:そもそもそういうものが好きということもあるんですけど、他の理由としては畜産業による環境汚染とかそういうものを少しでも食い止められるというのも理由の1つです。海外ではベジーデーというものがあるらしいのですが、週に1回はお肉を食べないことで自分の体の消化率も上げられるし、地球にも優しい。そういう取り組みもあるくらいで、私もすごく共感できるので植物性由来のものを選んだりしていますね。あとはジュースをよく絞るんですけど。
高橋:ジュースを絞る?
加治:コールドプレスを飲むときに余った皮を、週に何回も畑に行く友だちにさずけて肥料として使ってもらったりもしています。
高橋:フードロスを削減して有効活用しているんですね。
加治:最後まで使い切ろうということで、食べられる皮もあるけど食べられない皮は土の栄養にするようにはしていますね。
高橋:循環を大切にされているわけですね。
植物性由来の食べ物として、加治は大豆やアーモンドミルク、ココナッツミルクをあげた。
加治:そういうものって普段から意識的に食べている方も多いと思うんですけど、何気なく手に取っているだけでもすごく環境に良かったりするから、そういう習慣がもっと世の中に広まればいいなと思ったりします。
高橋:カフェとかでもココナツミルクとかアーモンドミルクを選べるお店とかが増えてきてますよね。
加治:前はそういうのが選べなくて、ストイック過ぎると思われるかもしれないけど、このお店はやめようと思ったりして。でも最近は地方とか行ってもそういうお店ってありません?
高橋:ありますね。
加治:アーモンドミルクとソイが選べますよとか、そういう取り組みの幅も広がっていたりしてるなと思うとすごくうれしいですよね。それがおいしいってもっと広がってほしいですよね。おいしくないみたいに思っている人もいるけど、そんなこともなくてむしろコクも出るし優しい甘さもあるから、そこは偏見を持たずにどんどん試してほしいと思いますね。
デジタルは頭にきくもの、アナログは感性にきくもの
番組では心が豊かになる、自己肯定感が上がる取り組みをハッシュタグ「#selfrespect」で募集している。加治に自己肯定感が上がるアクションについて尋ねると「日記を書くこと」と答えた。加治:長い日記ではないんですけど、1日で感じたことを携帯のメモとかに一言メモでもいいから書いておくと、例えば悩みごとを書いた日の日記を1週間後に見返したら大したことじゃなかったなって思うし、うれしいことだったらあとで見返して感情のタイムスリップができるというか、もう1回ワクワクを取り戻せたりするので。現代って文字にすることがなかなかないけれど、書ければ書いたほうがいいし難しければアプリとかデジタルなもので残しておくっていうこともすごく自己肯定感を上げる1つの方法だなって思います。
高橋:確かになかなか最近は文字を書かないですからね。
加治:漢字を忘れちゃうくらいだから。
また加治は「アナログを楽しむ」ことも自己肯定感を上げてくれる1つだと続ける。
加治:触ることで気付くことってたくさんあるじゃないですか。例えば花びらをちぎって一つひとつを数えたら実は何百枚もあったとか、小さい気付きが本当にいろんなところ、人間関係に役立ってきたり人の気持ちを察することができるようになったり、それこそ心が豊かになるというところがいつも役に立っています。今何でも携帯とかでできちゃうから、デジタルは頭にきくもの、アナログは感性にきくものという考え方で分けて、自己肯定感を高めるのは今だからこそアナログな方法を使うようにしています。
高橋:確かに(デジタルは)便利でありがたいけど五感を使わなくなってきますからね。
加治:心がどこかに行っちゃうから、それって仕事だと作業になっちゃう。繰り返しになっちゃうけど私たちは人だから心を使うという意味ではアナログに触れることはすごく重要だなって思っています。
世界調和が実現する世界に
加治は12月2日(金)に順天堂大学医学部教授の小林弘幸との共著『かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に』(扶桑社)を発売。自律神経と腸活をメインに、実際にライフスタイルで感じたことを知識としてつづった。加治:愛情を込めてみなさんに届けやすいような内容にもなってますし、私のライフスタイルは今までどこにも書いたことがない、腸活を始めたくらいのまだ体が自分のことを愛せなかった頃のエピソードもありますし、小林先生からのそのときの私への意見もあるので、結構読みやすい一冊になっていると思います。
SDGsは2030年までに達成する17の目標を掲げている。それにちなみ、高橋は「2030年までにどんな社会になっていてほしいか?」と加治に訊いた。
加治:一言でまとめるのは難しいですけど、まずは一人ひとりの幸せと、いろんな取り組みをされているという意味での世界調和がなるべく実現して、今やっているSDGsの仕組みとか精神が未来世代につながっていく2030年であればいいなと願っています。
加治ひとみの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルInstagramまで。
オンエアをお届けした、青山のITOCHU SDGs STUDIO。
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