崎山蒼志が、「2019年温泉ドライブ」をテーマにトークを展開。独特のコード進行の理由や石崎ひゅーいとの共作について、これからの目標を語った。
崎山が登場したのはJ-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。 ここでは3月20日(日)に放送した内容をテキストで紹介する。
崎山は2月にニューアルバム『Face To Time Case』をリリースした。
スガ:それで俺と同じルーツを持ってるのかなって思ってたら、崎山くんのお父さんの影響で僕の曲をコピーしたりしてたんだって。その子どものころの癖が作曲とかに出るんだよね。俺はそれがビビビって分かっちゃったっていう話を、そのフェスで一緒にして盛り上がったんです。崎山くんは独特のギター奏法をして、独特の歌とメロディー。本当に個性の塊で、こういう風にすればいい曲が生まれます、みたいなメソッドとは全然別なところから音楽にアプローチしているシンガーソングライターですね。
スガが絶賛する崎山は空想ドライブのテーマとして「2019年温泉ドライブ」を選んだ。
スガ:温泉好きなの?
崎山:好きですね。
スガ:本当にプレースタイルとキャラクターが合わないよね(笑)。温泉でのんびりするのが好きなんだ。
崎山:そうですね。父親の影響もあるんですけど、休日に父親と温泉までドライブして温泉に入って帰るみたいなルーティンが2019年あたりまであって。
スガ:親子のコミュニケーションがあったんだ。
崎山:そういうところで温泉が好きになったというか。
崎山は「2019年温泉ドライブ」の1曲目に大橋トリオの『Seven Days』を選んだ。
スガ:こんなの聴きながらお父さんとドライブしてたんだ。お父さんシブいね。
崎山:お父さんが本当に音楽が好きで、温泉へのドライブでこの曲がよく流れていました。
スガ:だって、俺の曲もお父さんの影響で聴き始めたんでしょ?
崎山:そうですね。スガさんと大橋トリオさんとリトル・クリーチャーズがすごく大好きで。
スガ:マニアックというか、本当に音楽好きなんだね。お父さんは楽器やってなかったの?
崎山:高校のときだけパンクバンドみたいなのを組んでたみたいです。
スガ:この曲はなぜ選んだの?
崎山:自分が温泉に入るときの気持ちを、この素晴らしい歌詞で歌ってくださってるなって思って。上京してからあんまり温泉に行けてないので、より一層温泉が恋しくなる曲だなと思います。
スガ:どういうタイプの温泉が好み?
崎山:樽風呂って言うんですかね、陶器風呂みたいな。ひとりしか入れませんみたいな温泉があって。
スガ:壺みたいな?
崎山:そうです。あれすごく好きですね。
スガ:えっ!? 露天風呂とかヒノキ風呂とかいっぱいある中でそれが好きなの?
崎山:そうですね。でも露天風呂もヒノキ風呂も大好きです。
スガ:崎山くんの曲を譜面に起こしたりすると、黒く塗りつぶされてるようなコードを使ったりするじゃない。あれは頭で鳴っちゃうの?
崎山:そうですね。スガさんの影響もめちゃくちゃあると思います。
スガ:俺はそこまで難しくないけどな(笑)。
崎山:難しいコードを押さえたときに、その和音の響きが独特の響きというか、ちょっと曇りがかってる音がすごく好きですし、曖昧なニュアンスがでるところがすごく好きで、コードを押さえられた達成感もすごくあるというか。
スガ:あはは(笑)!
崎山:たくさん弾いてたら手癖になっちゃっててみたいなこともあるので。
スガ:そうか。難しいコードとは言え、手癖になっちゃってるからあんまり難しさはないんだね。
崎山:手癖になっちゃってるので出てくるみたいな部分もあると思います。
スガ:メロディーもすごく独特なんだよね。いろいろ崎山くんのことを聞いてると、すごくいろんな音楽を聞いてるんだよね?
崎山:音楽を聴くのは好きで、いろんな方の音楽を聴きながら、でもどこかでみなさんをリスペクトしているからか、こういうのをやりたいなっても思うんですけど、そういうのも入れつつ自分の部分を出していたいというか。
スガ:十分出てるから大丈夫だと思うけどね。
スガ:これは曲作りも一緒にやったの?
崎山:ひゅーいさんと対面して「ここはこうのほうがいいんじゃないか」とかアイデアを出し合って作りました。
スガ:ええ! そうなんだ。
崎山:僕自身、ひゅーいさんも大好きなミュージシャンで、共演できるのがめちゃくちゃありがたかったです。
スガ:あいつはすごいよね。いいやつだしね。
崎山:むちゃくちゃ優しくて。
スガ:人間的にやわらかいし。歌詞はどうやって作ったの?
崎山:言葉もそこで一緒に作りました。僕はわりと複雑な表現をしがちだけど、ひゅーいさんからストレートな歌詞で歌ってみるのもいいんじゃないかって話になって。
スガ:それがすごくよかったと思って。メロディーもあんまり複雑にならないように作られてるじゃない。しかも言葉もそこまでストレートにいこうとしてるから、それがすごく新鮮だったしよかったんだよね。
ここで、崎山が最後の「2019年温泉ドライブ」としてRex Orange Countyの『AMAZING』を紹介した。
スガ:この曲『告白』とちょっと似てるな。
崎山:この方のストリングスの感じとか。
スガ:そっくりだね。ピアノとかでガシッと音程を決めてからストリングスが出るんじゃなくて、何にもないところからいきなりストリングスが出るみたいな感じがすごく似てるよね。
崎山:この方がそれを前からちょっとやっていて影響を受けているところがあるというか、こういうことをやってみたいなって。
スガ:ストリングスがより生々しくなるよね。
スガ:俺はデビューしたとき、道を歩いていたら「スガさんですよね?」って言われるくらい、みんなにちゃんと音楽を届けたいなって思ったんだよね。
崎山:知ってくださる人が増える憧れはあります。
スガ:どこかでライブをやりたいとかはある?
崎山:日比谷野音(日比谷野外音楽堂)はすごく憧れるというか。
スガ:もうできるんじゃないの。
崎山:野外はすごく憧れますね。フェスとかではあるんですけど、ワンマンはやったことないので。
スガ:あと弾き語りで武道館とかいいんじゃない?
崎山:ビッグな感じがしますね。でも大きなところでひとりでやるのはしてみたいですね。
スガ:弾き語りで武道館はみんな1回はやるよね。ひとつの到達点というか。今はまだそんなに長いライブをやってないかもしれないけど、ある程度になってくると2時間ガッツリやらなきゃならないし、2時間を弾き語りでやるとなると飽きさせないようにするために、いろんな持ち歌を作らなきゃいけないからね。
崎山:弾き語りだとそうですよね。
スガ:それってすごくやりがいあると思うよ。
崎山:それやってみたいですね。
スガ:ぜひそのときは呼んでください。
崎山蒼志の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
崎山が登場したのはJ-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。 ここでは3月20日(日)に放送した内容をテキストで紹介する。
崎山は2月にニューアルバム『Face To Time Case』をリリースした。
スガ「本当に個性の塊」
まずスガは崎山との出会いを紹介。2018年に野外のアコースティックフェスで崎山のライブを初めて観たそうで、そのときスガは崎山のコード展開がなぜか読めたという。スガ:それで俺と同じルーツを持ってるのかなって思ってたら、崎山くんのお父さんの影響で僕の曲をコピーしたりしてたんだって。その子どものころの癖が作曲とかに出るんだよね。俺はそれがビビビって分かっちゃったっていう話を、そのフェスで一緒にして盛り上がったんです。崎山くんは独特のギター奏法をして、独特の歌とメロディー。本当に個性の塊で、こういう風にすればいい曲が生まれます、みたいなメソッドとは全然別なところから音楽にアプローチしているシンガーソングライターですね。
スガが絶賛する崎山は空想ドライブのテーマとして「2019年温泉ドライブ」を選んだ。
スガ:温泉好きなの?
崎山:好きですね。
スガ:本当にプレースタイルとキャラクターが合わないよね(笑)。温泉でのんびりするのが好きなんだ。
崎山:そうですね。父親の影響もあるんですけど、休日に父親と温泉までドライブして温泉に入って帰るみたいなルーティンが2019年あたりまであって。
スガ:親子のコミュニケーションがあったんだ。
崎山:そういうところで温泉が好きになったというか。
崎山は「2019年温泉ドライブ」の1曲目に大橋トリオの『Seven Days』を選んだ。
スガ:こんなの聴きながらお父さんとドライブしてたんだ。お父さんシブいね。
崎山:お父さんが本当に音楽が好きで、温泉へのドライブでこの曲がよく流れていました。
スガ:だって、俺の曲もお父さんの影響で聴き始めたんでしょ?
崎山:そうですね。スガさんと大橋トリオさんとリトル・クリーチャーズがすごく大好きで。
スガ:マニアックというか、本当に音楽好きなんだね。お父さんは楽器やってなかったの?
崎山:高校のときだけパンクバンドみたいなのを組んでたみたいです。
温泉に入るときの気持ちを代弁してくれる1曲
崎山は「2019年温泉ドライブ」の2曲目にくるりの『温泉』を選んだ。スガ:この曲はなぜ選んだの?
崎山:自分が温泉に入るときの気持ちを、この素晴らしい歌詞で歌ってくださってるなって思って。上京してからあんまり温泉に行けてないので、より一層温泉が恋しくなる曲だなと思います。
スガ:どういうタイプの温泉が好み?
崎山:樽風呂って言うんですかね、陶器風呂みたいな。ひとりしか入れませんみたいな温泉があって。
スガ:壺みたいな?
崎山:そうです。あれすごく好きですね。
スガ:えっ!? 露天風呂とかヒノキ風呂とかいっぱいある中でそれが好きなの?
崎山:そうですね。でも露天風呂もヒノキ風呂も大好きです。
崎山蒼志、コードはどう考える?
番組では、スガが崎山の楽曲に迫る場面もあった。スガは崎山の曲を聴いているとコードがすごく難しく感じるそうで「ここはそんなに難しいコードにしなくてもいいんじゃない?」「わざと難しくしてる?」と思うほどだと言う。スガ:崎山くんの曲を譜面に起こしたりすると、黒く塗りつぶされてるようなコードを使ったりするじゃない。あれは頭で鳴っちゃうの?
崎山:そうですね。スガさんの影響もめちゃくちゃあると思います。
スガ:俺はそこまで難しくないけどな(笑)。
崎山:難しいコードを押さえたときに、その和音の響きが独特の響きというか、ちょっと曇りがかってる音がすごく好きですし、曖昧なニュアンスがでるところがすごく好きで、コードを押さえられた達成感もすごくあるというか。
スガ:あはは(笑)!
崎山:たくさん弾いてたら手癖になっちゃっててみたいなこともあるので。
スガ:そうか。難しいコードとは言え、手癖になっちゃってるからあんまり難しさはないんだね。
崎山:手癖になっちゃってるので出てくるみたいな部分もあると思います。
スガ:メロディーもすごく独特なんだよね。いろいろ崎山くんのことを聞いてると、すごくいろんな音楽を聞いてるんだよね?
崎山:音楽を聴くのは好きで、いろんな方の音楽を聴きながら、でもどこかでみなさんをリスペクトしているからか、こういうのをやりたいなっても思うんですけど、そういうのも入れつつ自分の部分を出していたいというか。
スガ:十分出てるから大丈夫だと思うけどね。
石崎ひゅーいとの共作の裏側
崎山は2月にニューアルバム『Face To Time Case』をリリース。そこには石崎ひゅーいと共作の『告白』も収録している。崎山:ひゅーいさんと対面して「ここはこうのほうがいいんじゃないか」とかアイデアを出し合って作りました。
スガ:ええ! そうなんだ。
崎山:僕自身、ひゅーいさんも大好きなミュージシャンで、共演できるのがめちゃくちゃありがたかったです。
スガ:あいつはすごいよね。いいやつだしね。
崎山:むちゃくちゃ優しくて。
スガ:人間的にやわらかいし。歌詞はどうやって作ったの?
崎山:言葉もそこで一緒に作りました。僕はわりと複雑な表現をしがちだけど、ひゅーいさんからストレートな歌詞で歌ってみるのもいいんじゃないかって話になって。
スガ:それがすごくよかったと思って。メロディーもあんまり複雑にならないように作られてるじゃない。しかも言葉もそこまでストレートにいこうとしてるから、それがすごく新鮮だったしよかったんだよね。
ここで、崎山が最後の「2019年温泉ドライブ」としてRex Orange Countyの『AMAZING』を紹介した。
スガ:この曲『告白』とちょっと似てるな。
崎山:この方のストリングスの感じとか。
スガ:そっくりだね。ピアノとかでガシッと音程を決めてからストリングスが出るんじゃなくて、何にもないところからいきなりストリングスが出るみたいな感じがすごく似てるよね。
崎山:この方がそれを前からちょっとやっていて影響を受けているところがあるというか、こういうことをやってみたいなって。
スガ:ストリングスがより生々しくなるよね。
音楽人生の目標は?
最後にスガが「これから長い音楽人生が始まるわけだけど」と崎山に話しながら、今後の目標を訊いた。スガ:俺はデビューしたとき、道を歩いていたら「スガさんですよね?」って言われるくらい、みんなにちゃんと音楽を届けたいなって思ったんだよね。
崎山:知ってくださる人が増える憧れはあります。
スガ:どこかでライブをやりたいとかはある?
崎山:日比谷野音(日比谷野外音楽堂)はすごく憧れるというか。
スガ:もうできるんじゃないの。
崎山:野外はすごく憧れますね。フェスとかではあるんですけど、ワンマンはやったことないので。
スガ:あと弾き語りで武道館とかいいんじゃない?
崎山:ビッグな感じがしますね。でも大きなところでひとりでやるのはしてみたいですね。
スガ:弾き語りで武道館はみんな1回はやるよね。ひとつの到達点というか。今はまだそんなに長いライブをやってないかもしれないけど、ある程度になってくると2時間ガッツリやらなきゃならないし、2時間を弾き語りでやるとなると飽きさせないようにするために、いろんな持ち歌を作らなきゃいけないからね。
崎山:弾き語りだとそうですよね。
スガ:それってすごくやりがいあると思うよ。
崎山:それやってみたいですね。
スガ:ぜひそのときは呼んでください。
崎山蒼志の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
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