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吉岡里帆が好きな漫画家・まめきちまめこと語り合う。影響を受けた作品や私生活に迫る

吉岡里帆が好きな漫画家・まめきちまめこと語り合う。影響を受けた作品や私生活に迫る

漫画家・まめきちまめこが、吉岡里帆と対談。漫画のルーツや私生活を聞いた。

まめきちまめこが出演したのはJ-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。オンエアは11月14日(日)。

吉岡絶賛のエッセイ漫画

まめきちまめこは、2015年に自身の日常を描いたブログ「まめきちまめこニートの日常」を開設。その後『まめきちまめこ ニートの日常』(KADOKAWA/メディアファクトリー)、『ニートめし』(双葉社)がコミック化された。現在も1日1本のペースで漫画を公開。昨年4月には、ライブブログ史上初の月間5000万PVを達成し、記録を更新し続けている人気の漫画ブロガーだ。この日はリモートで吉岡と初対面となった。

吉岡:普段、顔出しされていないので、さすがにラジオは出てくださらないだろうなと思っていたんですけど、こうやってまさかお顔を見て話せる日がくるなんて。非常にテンションが上がっております。
まめきちまめこ:うれしいです。
吉岡:まめきちまめこさんは、私が大好きな漫画家さんなんです。私が作品に出会ったのは何年か前で、最初はインスタがきっかけだったんです。まず絵がすごくキュートで。
まめきちまめこ:かわいいですか?
吉岡:かわいい! それで内容がめっちゃおもしろい(笑)。普通に声出して笑っちゃうんです。
まめきちまめこ:それが一番うれしいです。

幼少期はどう過ごしていた?

まめきちまめこは愛知県名古屋市出身。ブログに掲載している漫画には父親の「ファザ吉」、母親の「マザ吉」、姉の「姉吉」、姉の夫の「ポニキ」、姉の子どもの「甥吉」といった人物たちが登場する。そんな彼女に幼少期はどのような家庭だったのかを尋ねた。

吉岡:幼少期はどんな少女でしたか?
まめきちまめこ:小さいころは……姉がすごいヤバかったんですよ。
吉岡:漫画では子ども時代の話も出てきますよね。
まめきちまめこ:(姉が)凶悪で。姉がいる前ではビクビクしたやつでした。
吉岡:ちなみに大人になった現在、お姉さんとはどんな関係ですか?
まめきちまめこ:いまは逆にめっちゃ優しくて。心が変わった、人が変わったくらい優しくて(笑)。
吉岡:姉吉のことも私のなかですごく「見てみたい」という好奇心がくすぐられるというか。姉吉のことも大好きです。
まめきちまめこ:喜びます。
吉岡:きょうだいのやりとりとかも、お姉ちゃんの会話が雑なんだけど、たまに垣間見える優しいところとかがすごく好きで。ジーンとして読んでます。
まめきちまめこ:昔は姉のソーセージを勝手に食べるとボコボコにされるくらいだったんですけれど、いまはなんでもくれるんですよ。だけどたまに私がちょっとヘンテコなことを言うと「ハア?」って、当時の姉が……(笑)。
吉岡:垣間見えるんですね(笑)。

影響を受けた『あたしンち』

まめきちまめこはブログに投稿する数年前から漫画を描き始めたそう。初期からエッセイ漫画を描いており、ある作品に多大な影響を受けているのだとか。

まめきちまめこ:『あたしンち』が大好きなんですよ。エッセイ漫画の頂点だと思ってて。
吉岡:確かに『あたしンち』も家族の温かさと、マザ吉の懐の深さというか豪快さと安心感は通ずるものがあるかも。
まめきちまめこ:そうなんですよ。似てるんですよ、マザ吉は『あたしンち』のお母さんに。
吉岡:確かに、そう言われるとルーツを感じて胸が熱くなります。
まめきちまめこ:「あるある」を見つけることが、作者のけらえいこさんはうまくて、それにすごく憧れていて。4コマじゃなくて8コマとかコマが多いのも『あたしンち』がそうなので、それの影響がデカいんです。
吉岡:そういうことなんですね! 納得。
まめきちまめこ:(笑)。
吉岡:4コマの感じじゃないんですよね。もうちょっと掘り下げてくれるから、より身近に感じるというか。細かいところやネタを楽しめるというか。
まめきちまめこ:1個じゃ弱いネタでもそれを2個組み合わせると面白くなる、みたいなのを『あたしンち』で学びました。
吉岡:そういうことかー! なるほど、面白いです。読んでクスッと笑える台詞に、まめこさんの地元の名古屋弁が使われていることも多くて、地元愛も強く感じます。

毎日更新を続けられる理由

漫画を発表し始めた当初はあまり見られることがなかったものの、ネットの掲示板でアピールをしたところ多くの人がブログを訪れるように。しかしそれで自身には「甘え」が生じてしまったという。

まめきちまめこ:2018年ぐらいは、見なくていいと思うぐらい怠けて、日々のことをただ描くだけの日記みたいな漫画になっていたんです。それを改めようと思って、2019年ぐらいからちゃんと1個の作品として仕上げるようにしたんです。もう1回初心に返って。
吉岡:意識改革が2019年にあったと。
まめきちまめこ:そこで見てくれる人も増えてきて。やっぱり私は正しいんだと(笑)。
吉岡:確信しました?
まめきちまめこ:確信しました(笑)。
吉岡:まずなにがすごいって、ほぼ毎日更新じゃないですか。ファンの方も毎日更新されるものって、私がそうですけど生活の一部になる。ある種の安心材料じゃないけど「今日もまめこは元気に生きていた」って思えるというか、そういう感じがあって。
まめきちまめこ:(笑)。
吉岡:でも大変だろうなって、「ご自愛ください」という気持ちになることも多くて。これまでに大変な日はなかったですか?
まめきちまめこ:漫画自体は2時間ぐらいで描き終われるんですよ。だからストックを作ればいいんですけど、私ストックをいままで1個も作ったことがなくて。
吉岡:すごい!
まめきちまめこ:その場しのぎで生きている人間なので。ストックを作ったら楽なんだろうなと思いつつ。でもサボれるときにサボるというのが根付いちゃってて(笑)。

日々が快適になるグッズを紹介

まめきちまめこは「快適に暮らすために心がけていることは?」という質問に「ホテルをイメージしたベッドルーム」を作っていると回答。話はまめこのオススメグッズにまでおよんだ。

吉岡:お写真ありがとうございます、すごくきれいにされてますね。お布団カバーを買うと完全にホテルの雰囲気になるという。私はまめこさんのブログを読みすぎて、気づいたらマネージャーさんが引っ越したときに「これがいいらしい」ってブログをスクショして送ってましたもん(笑)。
まめきちまめこ:めちゃくちゃよくて。あれは毛玉にもならないんです。
吉岡:ああいう生活の身近なものの紹介も面白くて好きなんです。すごくいっぱい写真を撮ってきていただいたんですが、やっぱりこの制作場所ですね。「ここで生まれているのか」と思うと、なんだか感慨深いものがあります。2台使いなんですね、パソコンとタブレット。
まめきちまめこ:タブレットが画面に直接描けるやつなので。
吉岡:タブレットで描いて、それがパソコンに。まめこさんはいつも最新機器を駆使されているイメージがあるんですけど、最近買ったものでよかったものはありますか?
まめきちまめこ:機器ではないんですが、山崎実業というところが作るものはすべていいんです。
吉岡:そうだ! 山崎実業を、まめこさんはめちゃめちゃ推しているんだった(笑)。
まめきちまめこ:お風呂につけるマグネットのシャンプー、リンス、ボディーソープ入れがすごくいいです。
吉岡:ホテルみたいになるやつだ。
まめきちまめこ:それのすごいところが、詰め替え用の袋をそのまま入れて、上だけ切ってポンプをさして使えるんです。
吉岡:へー! じゃあわざわざ中身をボトルに入れなくていいんですね。
まめきちまめこ:さらに最後まで使い切れるんです、しぼりとってくれるんです。
吉岡:すごい!
まめきちまめこ:だからメッチャオススメです。
吉岡:それはまた便利そうです。見つけるのうまいですよね。
まめきちまめこ:それは次のオススメで絶対に描こうと思っている商品です(笑)。
吉岡:楽しみです。

食事は「食べたいものだけを作る」がモットー

ライフスタイルにまつわることで好きなのは料理だというまめこ。「食べたいものだけを作る」をモットーにしているという。

まめきちまめこ:栄養とかはどうだっていい(笑)。
吉岡:(笑)。
まめきちまめこ:ただ食いたいものを食うみたいな。
吉岡:最高。最近作っておいしかったものは?
まめきちまめこ:(歯の)矯正始めちゃったので硬いものが食べられなくなっちゃって。そのなかでも食べられる、マグロの山かけがめちゃくちゃおいしい。
吉岡:確かにあれはやわらかいですね。
まめきちまめこ:居酒屋で頼むと、ちょっとしかないじゃないですか。自分で丼いっぱいぐらい作ってワーッと食べるのをやってます。
吉岡:めっちゃいいですね。

オススメのゲームを紹介

まめきちまめこは仕事以外で興味があるものについて「ゲーム」と回答。YouTubeではニンテンドースイッチ『あつまれ どうぶつの森』の実況動画もアップしており、吉岡は動画のファンだと話す。
吉岡:あれ、めっちゃ笑いました。
まめきちまめこ:あー(笑)。私『どうぶつの森』をやったら極悪になってしまうんです。
吉岡:漫画以外にもYouTubeでゲーム実況とかもされているのでご覧ください。あれもゆるくて楽しいです。いままでは弟が持っているゲームしかやったことがなかったんですけど、私もコロナになって初めて自分のためにPS4を買ったんです。4でできるオススメのゲームがあったら教えてほしいです。
まめきちまめこ:『JUDGE EYES:死神の遺言』(セガ)ですね。通称「キムタクが如く」を言われているやつなんですけど。
吉岡:やったことないですけど、わかります!
まめきちまめこ:東京に住んでいると絶対に楽しいだろうなと。知っている街を暴れまわれるので。
吉岡:『龍が如く』(セガ)は、歌舞伎町とかで暴れまわってますもんね。
まめきちまめこ:『JUDGE EYES』は『龍が如く』のシリーズとはまったく別なんですが、システムとかは一緒なので話も1個で完結しますし、オススメです。
吉岡:やってみます、ありがとうございます。こうやって直接話しているだけで変な不思議な気持ちです。絵で認識していた人と実体で喋るというのはムズムズうれしくて、ファンの方に申し訳ないなというか。私だけ1人抜け駆けして喋ってすみませんという気持ちです。
まめきちまめこ:こちらこそです。
吉岡:今日はありがとうございました。

まめきちまめこはこの日のラジオの様子も漫画として公開「まめきちまめこ ニートの日常」をチェックしてみては。

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