岡崎体育が、さいたまスーパーアリーナでの単独公演を経て、2年9カ月ぶりにリリースしたニューアルバム『FIGHT CLUB』について語った。
岡崎が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。オンエアは10月22日(金)。
岡崎:小学校の卒業アルバムに「作曲家になって、世界中の人に曲を聴いてもらいたい」って書いていて。世界中の人に自分の曲を広く聴いてもらうには、自分が演者になって表舞台に立って名を上げてからやるのが一番いいんだろうなあと思ってやり始めたのが岡崎体育でした。なので、自分が表舞台に立つ最終目標をクリアすれば、あとは小学校からの夢だった作曲家になるために引退して、楽曲提供とかいろんな作品のテーマソングを作る人になりたいと考えていたんですよ。でも、さいたまスーパーアリーナ公演をやったときに1万8000人のお客さんが自分のワンマンライブに来てくれたことが本当に嬉しくて、これはもうちょっと引き下がれないなってなったので、引退って言葉を撤回して続けていくと決めたのが、2019年の終わりごろです。
現役続行を決めた岡崎だったが、その後コロナ禍で活動がストップ。ニューアルバムの制作は2021年からスタートした。
岡崎:岡崎体育って世間的にはネタ曲っぽいイメージがあると思うんですけど、前作の3rdアルバム『SAITAMA』が自分と向き合ってそういうものを排除して作ったアルバムだったので、『FIGHT CLUB』は1stアルバムに立ち返ったような、岡崎体育らしさみたいなものをもう一度出したいという思いを込めて作ったアルバムです。
岡崎:俳優なんで、岡崎体育は。……いや、嘘です。ミュージシャンという畑にしっかり両足をつけて、ありがたいことにそういうお仕事もちょろっとさせていただいているという感じです。
アルバムのリードトラック『おっさん』。岡崎は同楽曲についてTwitterで「今までの人生で300曲くらいオリジナルソング作ってきたけど、この曲がいちばんキャッチーなんじゃないかと思っております!」とツイートした。
岡崎:もともと「おっさん」っていうテーマで曲を作ってみようって、1年くらい前からありまして、そのときはおっさんももっと若者の文化に触れて自分さらけ出して楽しんでいいんだぞ、みたいなものを考えていたんですけど、ここ最近ちょっとニュースとかでおっさんのバッド・アティチュードっていうか、あんまよくない態度が目立っているような気がしまして、そこを啓蒙するわけじゃないですけど、自分も32歳になって30代に突入して、これからおっさんロードを爆進していくにあたって、自分の指針になるというか、おっさんになりつつあるけど、これから襟を正して歩いていこう、あんまり若い子たちにうっとうしがられへんようなおっさんになりたい、と思って作った曲です。
岡崎:この曲は、いわゆる岡崎体育の“捨て曲”といわれる、アルバムのなかで後半になってきて「10曲以下だと少ないから、やっぱり11曲は入れたいよな」って思って急いで作った曲です。ミュージシャン側が捨て曲っていうと印象悪いんですけど、僕はいい意味で捉えています。捨て曲って肩肘張らずに、焦る気持ちはあるんですけど、焦りのなかでも「まあ捨て曲やし」って自分のなかで予防線を張ることによって限られた時間のなかでもリラックスして作れるんですよ。そういう意味ではけっこう気に入っています。今までだいたい1st、2nd、3rdと捨て曲を1曲ずつくらい入れていたんですけど、今回は特に時間がなかったので捨て曲が3曲入ってます。レコ屋さんには『FIGHT CLUB』が平台展開されたときに「捨て曲」ってPOPに書いてほしいですね。よくPOPに「捨て曲なし」って書かれるんですけど、僕の場合は「これとこれとこれが捨て曲」って書いてほしいです。よろしくお願いいたします。
最後に、最新作の手応えについて、岡崎はこう答えた。
岡崎:ミュージシャンみんな思うと思うんですけど、『FIGHT CLUB』は今までで一番いいですね。「いや、そんなことないよ」っていうアルバムもあっていいはずなんですけど、アルバムができるたびに「今までで一番いい」と思ってしまう。なんなんでしょうね。『FIGHT CLUB』は自分のなかでは今までのどのアルバムよりもいいアルバムだと思いますし、とにかく今はしがみつこうって必死ですね。誰かの袖とか裾にしがみついて「岡崎体育、まだやってます、聴いてください」みたいな。「元気です、岡崎体育」っていうのを出していきたいなって思ってます。
岡崎体育の最新情報は、公式サイトまたは、公式Twitterまで。
『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」では、トップセラーからモノづくりにかける夢を聞く。放送は毎週金曜の10時40分から。
岡崎が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。オンエアは10月22日(金)。
引退を撤回して歌手活動を続けた理由
岡崎は、2019年に開催されたさいたまスーパーアリーナでの単独公演を最後に、歌手活動を引退するつもりだったと明かす。岡崎:小学校の卒業アルバムに「作曲家になって、世界中の人に曲を聴いてもらいたい」って書いていて。世界中の人に自分の曲を広く聴いてもらうには、自分が演者になって表舞台に立って名を上げてからやるのが一番いいんだろうなあと思ってやり始めたのが岡崎体育でした。なので、自分が表舞台に立つ最終目標をクリアすれば、あとは小学校からの夢だった作曲家になるために引退して、楽曲提供とかいろんな作品のテーマソングを作る人になりたいと考えていたんですよ。でも、さいたまスーパーアリーナ公演をやったときに1万8000人のお客さんが自分のワンマンライブに来てくれたことが本当に嬉しくて、これはもうちょっと引き下がれないなってなったので、引退って言葉を撤回して続けていくと決めたのが、2019年の終わりごろです。
現役続行を決めた岡崎だったが、その後コロナ禍で活動がストップ。ニューアルバムの制作は2021年からスタートした。
岡崎:岡崎体育って世間的にはネタ曲っぽいイメージがあると思うんですけど、前作の3rdアルバム『SAITAMA』が自分と向き合ってそういうものを排除して作ったアルバムだったので、『FIGHT CLUB』は1stアルバムに立ち返ったような、岡崎体育らしさみたいなものをもう一度出したいという思いを込めて作ったアルバムです。
若者にウザがられないおじさんになりたい
ここからは楽曲の解説に。まずはMVで一人二役を演じた『Fight on the Web』。インターネット上で喧嘩している二人のやりとりを皮肉混じりに描いた楽曲だ。岡崎体育 『Fight on the Web』Music Video
アルバムのリードトラック『おっさん』。岡崎は同楽曲についてTwitterで「今までの人生で300曲くらいオリジナルソング作ってきたけど、この曲がいちばんキャッチーなんじゃないかと思っております!」とツイートした。
岡崎体育 『おっさん』Music Video
肩肘張らずにリラックスして作れる“捨て曲”
岡崎いわく、収録曲『普通の日』は“捨て曲”であるという。岡崎:この曲は、いわゆる岡崎体育の“捨て曲”といわれる、アルバムのなかで後半になってきて「10曲以下だと少ないから、やっぱり11曲は入れたいよな」って思って急いで作った曲です。ミュージシャン側が捨て曲っていうと印象悪いんですけど、僕はいい意味で捉えています。捨て曲って肩肘張らずに、焦る気持ちはあるんですけど、焦りのなかでも「まあ捨て曲やし」って自分のなかで予防線を張ることによって限られた時間のなかでもリラックスして作れるんですよ。そういう意味ではけっこう気に入っています。今までだいたい1st、2nd、3rdと捨て曲を1曲ずつくらい入れていたんですけど、今回は特に時間がなかったので捨て曲が3曲入ってます。レコ屋さんには『FIGHT CLUB』が平台展開されたときに「捨て曲」ってPOPに書いてほしいですね。よくPOPに「捨て曲なし」って書かれるんですけど、僕の場合は「これとこれとこれが捨て曲」って書いてほしいです。よろしくお願いいたします。
最後に、最新作の手応えについて、岡崎はこう答えた。
岡崎:ミュージシャンみんな思うと思うんですけど、『FIGHT CLUB』は今までで一番いいですね。「いや、そんなことないよ」っていうアルバムもあっていいはずなんですけど、アルバムができるたびに「今までで一番いい」と思ってしまう。なんなんでしょうね。『FIGHT CLUB』は自分のなかでは今までのどのアルバムよりもいいアルバムだと思いますし、とにかく今はしがみつこうって必死ですね。誰かの袖とか裾にしがみついて「岡崎体育、まだやってます、聴いてください」みたいな。「元気です、岡崎体育」っていうのを出していきたいなって思ってます。
岡崎体育の最新情報は、公式サイトまたは、公式Twitterまで。
『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」では、トップセラーからモノづくりにかける夢を聞く。放送は毎週金曜の10時40分から。
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
radikoで聴く
2021年10月29日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- ~JK RADIO~TOKYO UNITED
-
毎週金曜6:00-11:30
-
ジョン・カビラ