SKY-HIが、最新アルバム『THE DEBUT』の制作秘話を語った。
SKY-HIが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。オンエアは12月16日(金)。この日はナビゲーターのジョン・カビラがお休みのため、サッシャが代演を務めた。
SKY-HI:BMSG設立の意義は、ある種、全部詰め込まれていて。ソロアーティストやラッパーであったり、シンガーであったり、ボーイズグループのライブであったり。しかも、その年齢層はとても幅広い。それがシームレスに全員で1つのライブを作り上げていき、1つの素晴らしいショーを、同じモチベーション・同じ気持ちでやれるっていうのは、自分が思い描いていた、やれるはずだという夢物語でした。
「BMSG FES」が興行的にも大成功をおさめたことで、SKY-HIはたしかな手ごたえを感じたという。
SKY-HI:興行・商業として成功したことが、BMSGの設立の一番の成功・正解・OKマーク&未来がだいぶ開けた瞬間であったと思ってます。
SKY-HI:どんなアルバムを作ろうっていうよりは、最近は特に音楽に向かい合うにあたって、本能的・衝動的みたいなものをすごく大事にしていて。純粋に音楽を作るというか、そういうことをすごく大事にしています。ロジカルにやりたがる性分で、意味をつけたり、伏線を張ったり、そういうことを考えて構築してやっていくタイプなんですね。
『THE DEBUT』ではロジックに寄らない音づくりを意識したとSKY-HIは語る。
SKY-HI:この何年かはずっとロジックに寄ってたので、フィジカル性、「聴いて踊っちゃうぞ、Yeah!」みたいなこととか、「何か知らないけど楽しいぜ、Yeah!」っていうバイブスを大事にしたいなと思いました。人間としての自分ってそういう部分が相当強くあるし、そういう部分は自分でもすごく好きなところだし、いろんな人がついてきてくれる要因の一つのはずなのに、それを音楽でやってないのはよくないなとか、そういう思いがあったんです。「マジで今回は何も考えないですからね」って言いながら作りましたね(笑)。
アルバム制作では、トラックとリリックはどちらが先で、どんな形でレコーディングをしたのだろうか?
SKY-HI:理想は同時で、基本的には、スタジオに行きました、会話しました、その延長でトラックの制作がスタートしました、うしろでぼやぼやしながらトラックの骨組みができた段階で歌をのせていくとか、もうとにかく同時。今は歌いながらトラックを作るとか。
そうして1日1曲のペースでできあがっていったそうだ。
SKY-HI:考えないために必要なことは、考える余裕を与えないことです(笑)。今日こそ何も出ないんじゃないかなと思ってスタジオに行くけど、なんか出てくるんで、たぶん音楽をやれって言われてるってことだと信じる。
SKY-HI:精神的成熟は歳を経るにつれてしなきゃいけないんだけど、それに比例して好き嫌いもやりたいこともやれないことも、全てロジックがついてきちゃうっていうか。たとえば、子ども向けの漫画なんだけど実は深いみたいなやつで、“実は深い”で安心しないと堂々と「好き」って言えない感じとか。自分が好きならそれでいいのに、「いやこれは違くて」って何かロジックで言い訳したくなっちゃうような感じ。それらをすべてぶっ壊したくて。
SKY-HI自身も、周囲の目を気にせず音楽を作りたいと考えたそうだ。
SKY-HI:本当はこういうことやりたいんだけどこういうふうに思われるかなとか、こういう見え方するかなとか、広がるとか売れるとかを考えながらものを作るわけで。でもそれを1回やめたくて。ピュアネス、衝動、少年性、好きに音楽で遊ぶっていう感覚を1回突き詰めようとしてたら、本当にクソガキみたいな曲ができちゃったっていうのが『THE DEBUT』ですね。
アルバムのリリースにあたり、SKY-HIはTwitterで「いつだって誰だってどんな境遇だって、デビューできる。なりたい自分になってやろうと思ったら その時がデビュー」と投稿した。
SKY-HI:ずっと考え続けて何かと闘ったりしてきたんで、今はたぶん、そういう必要がなくなって、やっとここにたどり着けたっていう感じはあるかも。何枚も何枚もアルバム作ってきて、今やっと本当に何も考えない。邪念・計算・ロジック、そういったものを本当に考えないで音楽が作れるタイミングが来たんだっていうのは大事にしたいと思っています。ここで刻めたのはめっちゃよかったですね。
SKY-HIの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『JK RADIO TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」では、トップセラーからモノづくりにかける夢を聞く。放送は毎週金曜の10時40分から。
SKY-HIが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。オンエアは12月16日(金)。この日はナビゲーターのジョン・カビラがお休みのため、サッシャが代演を務めた。
「BMSG FES」の成功に何を思う?
SKY-HIは2020年、マネージメントとレーベルの会社「BMSG」を設立。BE:FIRSTをはじめ、新たな才能を生み出している。9月には、BMSGの2周年を記念した「BMSG FES」が開催された。SKY-HI:BMSG設立の意義は、ある種、全部詰め込まれていて。ソロアーティストやラッパーであったり、シンガーであったり、ボーイズグループのライブであったり。しかも、その年齢層はとても幅広い。それがシームレスに全員で1つのライブを作り上げていき、1つの素晴らしいショーを、同じモチベーション・同じ気持ちでやれるっていうのは、自分が思い描いていた、やれるはずだという夢物語でした。
「BMSG FES」が興行的にも大成功をおさめたことで、SKY-HIはたしかな手ごたえを感じたという。
SKY-HI:興行・商業として成功したことが、BMSGの設立の一番の成功・正解・OKマーク&未来がだいぶ開けた瞬間であったと思ってます。
ロジックに寄らない音づくりを意識した新作
社長業のかたわら、SKY-HIは12月12日に6枚目となるオリジナルアルバム『THE DEBUT』をリリース。同作にはどのような思いを込めたのだろうか?SKY-HI:どんなアルバムを作ろうっていうよりは、最近は特に音楽に向かい合うにあたって、本能的・衝動的みたいなものをすごく大事にしていて。純粋に音楽を作るというか、そういうことをすごく大事にしています。ロジカルにやりたがる性分で、意味をつけたり、伏線を張ったり、そういうことを考えて構築してやっていくタイプなんですね。
『THE DEBUT』ではロジックに寄らない音づくりを意識したとSKY-HIは語る。
SKY-HI:この何年かはずっとロジックに寄ってたので、フィジカル性、「聴いて踊っちゃうぞ、Yeah!」みたいなこととか、「何か知らないけど楽しいぜ、Yeah!」っていうバイブスを大事にしたいなと思いました。人間としての自分ってそういう部分が相当強くあるし、そういう部分は自分でもすごく好きなところだし、いろんな人がついてきてくれる要因の一つのはずなのに、それを音楽でやってないのはよくないなとか、そういう思いがあったんです。「マジで今回は何も考えないですからね」って言いながら作りましたね(笑)。
アルバム制作では、トラックとリリックはどちらが先で、どんな形でレコーディングをしたのだろうか?
SKY-HI:理想は同時で、基本的には、スタジオに行きました、会話しました、その延長でトラックの制作がスタートしました、うしろでぼやぼやしながらトラックの骨組みができた段階で歌をのせていくとか、もうとにかく同時。今は歌いながらトラックを作るとか。
そうして1日1曲のペースでできあがっていったそうだ。
SKY-HI:考えないために必要なことは、考える余裕を与えないことです(笑)。今日こそ何も出ないんじゃないかなと思ってスタジオに行くけど、なんか出てくるんで、たぶん音楽をやれって言われてるってことだと信じる。
「好きに音楽で遊ぶ」感覚を突き詰めた
タイトルトラックである『THE DEBUT』は、アルバムのラストに収録されている。SKY-HI:精神的成熟は歳を経るにつれてしなきゃいけないんだけど、それに比例して好き嫌いもやりたいこともやれないことも、全てロジックがついてきちゃうっていうか。たとえば、子ども向けの漫画なんだけど実は深いみたいなやつで、“実は深い”で安心しないと堂々と「好き」って言えない感じとか。自分が好きならそれでいいのに、「いやこれは違くて」って何かロジックで言い訳したくなっちゃうような感じ。それらをすべてぶっ壊したくて。
SKY-HI自身も、周囲の目を気にせず音楽を作りたいと考えたそうだ。
SKY-HI:本当はこういうことやりたいんだけどこういうふうに思われるかなとか、こういう見え方するかなとか、広がるとか売れるとかを考えながらものを作るわけで。でもそれを1回やめたくて。ピュアネス、衝動、少年性、好きに音楽で遊ぶっていう感覚を1回突き詰めようとしてたら、本当にクソガキみたいな曲ができちゃったっていうのが『THE DEBUT』ですね。
アルバムのリリースにあたり、SKY-HIはTwitterで「いつだって誰だってどんな境遇だって、デビューできる。なりたい自分になってやろうと思ったら その時がデビュー」と投稿した。
そして満を辞して12日にはアルバム
— SKY-HI (@SkyHidaka) December 1, 2022
"THE DEBUT"リリース。
いつだって誰だってどんな境遇だって、デビューできる。なりたい自分になってやろうと思ったらその時がデビュー。https://t.co/lN3Wla0wIN
SKY-HI:ずっと考え続けて何かと闘ったりしてきたんで、今はたぶん、そういう必要がなくなって、やっとここにたどり着けたっていう感じはあるかも。何枚も何枚もアルバム作ってきて、今やっと本当に何も考えない。邪念・計算・ロジック、そういったものを本当に考えないで音楽が作れるタイミングが来たんだっていうのは大事にしたいと思っています。ここで刻めたのはめっちゃよかったですね。
SKY-HIの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『JK RADIO TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」では、トップセラーからモノづくりにかける夢を聞く。放送は毎週金曜の10時40分から。
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2022年12月23日28時59分まで
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- ~JK RADIO~TOKYO UNITED
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毎週金曜6:00-11:30
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サッシャ<代演>