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吉岡里帆と竜星 涼が対談! ストレスを溜めない「考え方の工夫」を明かす

吉岡里帆と竜星 涼が対談! ストレスを溜めない「考え方の工夫」を明かす

俳優・竜星 涼が、吉岡里帆と共演中の舞台にまつわるエピソードやライフスタイルを語った。

竜星が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。9月26日(日)のオンエア内容をテキストで紹介する。

いのうえ歌舞伎の新作で共演中の2人

竜星 涼は2010年にドラマ『素直になれなくて』(フジテレビ)で俳優デビュー。以降はNHK連続テレビ小説『ひよっこ』、『アンナチュラル』(TBS系)、映画『リスタートはただいまのあとで』など、さまざまな作品で活躍している。

吉岡とは現在公演中の舞台、いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』で共演中のため、日々顔を合わせる間柄だ。『狐晴明九尾狩』は劇団☆新感線41周年興行の秋公演であり、東京では9月17日(金)から10月17日(日)まで公演。

吉岡:私たちは日々『狐晴明九尾狩』に携わっているわけですけども、どうですか?
竜星:どうですか(笑)。逆にどう?
吉岡:そう、私は(いのうえ歌舞伎に)初めての出演なんですよね。竜星君は『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』でもご活躍されました。我々は現在、東京公演の3分の1を終えたところですね。
竜星:体の調子はどうですか?
吉岡:いやあ、バキバキです。噂には聞いていたけど、「劇団☆新感線ってこんなにキツいんだ」って(笑)。竜星君とはドラマ『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)で一緒だったから、そのときに劇団☆新感線の話をしてくれたじゃないですか。
竜星:「動くよ」ってね(笑)。
吉岡:あとは「今までの現場とは違うと思うよ」って聞いていたから、カルチャーショックは自然に受け入れられた。
竜星:演出のいのうえひでのりさんがね、いのうえ歌舞伎を全部目の前で見せてくれるんだよね。
吉岡:いのうえさんが目の前で見せてくれるのが一番面白いんですよ。だけど、「これが正解かあ」って思うと……。
竜星:プレッシャーよね。
吉岡:うん(笑)。
竜星:あと、やる側からしたらその通りにやる“悔しさ”もあったりする。
吉岡:ある。しかも完コピもしきれていないし。
竜星:とはいえ、いのうえさんが見せてくれることで「そういう案があるんだ」っていう発見はあるじゃない。それを噛み砕いて自分のものにしていったときに、自分の色が出るようになるのかなって。そういう風に、最近思えるようになった。最初の頃はね、いのうえさんのゴールに近づけるよう必死だった。
吉岡:そうですね。まさに今、それを体現しております(笑)。
竜星:すごいと思うよ。度胸あるよね。
吉岡:そうかなあ? 全然だよ。
竜星:俺、最初の頃はいっぱいいっぱい過ぎて、ただ演じるしかなかった。楽しむってことがあまりできなかったね。すごく楽しんでる感じがする。

二枚目役のオファーが来ないことが悩み

竜星は2016年、2017年のパリ・コレクションに出演するなど、モデルとしても活躍。吉岡は一緒に仕事をするようになってから、それまで竜星に抱いていたイメージが変わったと話した。

吉岡:私、竜星君はパリコレに出ている方ですから、仕事をするまでは「クールで人と喋ることはないんだろうな」って思っていました。
竜星:(笑)。
吉岡:あるでしょ、最初はそういうイメージって(笑)。でも、話してみたら「こんなに人間味のある人なんだ」ってびっくりしたかも。あと、面白いのにもびっくりした。
竜星:面白い人って評価、大丈夫(笑)?
吉岡:すごいことだと思うよ。カッコいい星に生まれた人ってさ、面白い部分に行くことへのハードルがどうしても高くなるから。
竜星:ちょっと待って。俺、一応二枚目で売っているつもりよ(笑)?
吉岡:いや、二枚目だよ(笑)!
竜星:二枚目で売ってるはずなのに、二枚目系の役が来ないんだよね。これがね、最近の俺の悩み。
吉岡:悩んでいるんだ。むしろそれが特性なのかなって思ったけど(笑)。

なでしこジャパンのエースストライカーと同じサッカークラブに所属していた

竜星に「小さい頃はどんな子どもでしたか?」と質問。幼少期の竜星は、毎日外でサッカーを楽しむ少年だったため色黒だったそうだ。

吉岡:今は色白だよね。
竜星:そうそう。「俺って実は色白だったんだ」っていうのは、この世界に入ってから感じるようになった。
吉岡:そっかあ。当時、サッカーのチームメイトになでしこジャパン代表に選ばれた選手がいたそうですね。
竜星:小学生の頃だったんですけれど、同じチームメイトでした。今回のオリンピックでも頑張っていた、日本のエースストライカーである岩渕真奈選手ですね。岩渕さんと同じクラブチームでサッカーをしていました。
吉岡:へええ!
竜星:男に混ざりながら、めちゃくちゃうまくサッカーをしていました。
吉岡:そのときから圧倒的にうまかった?
竜星:僕はすぐ抜かれていましたね。誰がどう見てもうまかったですよ。だから、今回のオリンピックで活躍している姿を見て、僕はすごく励みになりました。食らいつくように女子サッカーを観てましたよ。
吉岡:いい関係ですね。
竜星:だからこそ僕は、早い段階で「サッカーでプロになりたい」って気持ちはなくなりましたね。
吉岡:(笑)。

コミュニケーションに消極的な人は苦手

竜星は「快適に暮らすために心がけているもの」として、「ストレスを作らない」とコメント。

竜星:ストレスを作らない、ってみんなが意識していることか。快適に暮らすために意識してることって何かある?
吉岡:私の場合、物の考え方のレパートリーを常に増やそうとしてる。たとえば、すごく悲しいことが起こったとしたら、ショックを受ける人生か乗り越えられる人生どっちがいいかだったら後者だから、乗り越えられる人のマインドを知る。そういうレパートリーを増やしていくみたいな感じ。
竜星:すごいね。そんな先のことまで考えてんの? アスリートみたい。
吉岡:いやいや(笑)。
竜星:俺もね、最近は嫌いな人の好きなところを見つけようとはしてる。けど、それでも嫌いだったら嫌いなんだろうね(笑)。
吉岡:そうだよね。どういう人を嫌いになるの?
竜星:コミュニケーションをちゃんと取ってくれない人。
吉岡:ああ、寂しいよね。
竜星:自分も自分勝手だけど、それ以上に自分勝手な人を見ると「はあ?」ってなる。
吉岡:(笑)。私が自分勝手な人を見たときは「めっちゃお腹が痛いのかな」って思うようにしちゃうかも。
竜星:かわいい(笑)。そう思えるのは素敵だね。

本を大量に収納できる本棚がほしい

自宅での生活について訊くと、服があふれている環境で暮らしていると話す竜星。吉岡は「新しい服を買うとき、何着くらい買うの?」と、服の買い方について質問を投げかけた。

竜星:気に入ったときに気に入ったものを何点か買う感じ。昔は今だから着れる服みたいなものを「これいいじゃん!」って買ってた。要は、ショーで着ているからカッコいい服。だけど最近は、いろんなものとも合わせられて長く着られるものを買うようになってきたかな。
吉岡:じゃあ、ちょっと賢い買い物の仕方になってきているんですね。
竜星:基本の軸はブレないと思う(笑)。ハイネックが好きだからめちゃくちゃ持っているし、ジャケットスタイルも好きだから家にジャケットがたくさんある。
吉岡:服の収納のために引っ越しを考えてるってことはないんですか?
竜星:実はですね、稽古に入るちょっと前に引っ越しをしたんですよ。
吉岡:おお! じゃあ今ってすごく快適なんじゃないですか?
竜星:快適ではありますけれど、稽古中だから段ボールの開封は後回しになってますね。
吉岡:そっかあ。部屋はどういうテイストにしたいんですか?
竜星:シンプルな部屋が好きかな。
吉岡:スタイリッシュな部屋がいいんだね。
竜星:物が多いからさ、それをちゃんと収納したくって。この前は眼鏡を断捨離したんだけど、サングラスがまだ100本ぐらい家にある。
吉岡:100本(笑)!? スタイリストになれるね。
竜星:あと、雑誌。いろんなブランドのブックとかが大量にある。
吉岡:ああいうのってどんどん増えるよね。紙って質感とか当時の雰囲気があったりするから、なかなか捨てられないんですよね。
竜星:そうそう。今一番ほしいものって、アート本を綺麗に収納できる本棚かも。
吉岡:オーダーメイドしたらいいんじゃないですか? 壁一面のやつ。
竜星:それやるとさあ、次引っ越したときにまた合わなくなったりするじゃん?
吉岡:それはある(笑)。だけど私は、とんでもない本の量になったからオーダーメイドで壁に本棚を作ったんですよ。
竜星:快適?
吉岡:最高だし、いくらでも収納できる。気に入っているけど、引っ越したいっていう欲求がどんどんなくなってる。
竜星:(笑)。

いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』は東京と大阪の追加公演が決定している。チケットの購入方法や会場の詳細は公式サイトまで。

『UR LIFESTYLE COLLEGE』では、心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える。オンエアは毎週日曜18時から。

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