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「推しがいるから恋愛しなくていいんだよね」決めつけが癪に障る…アイドルファンの悩みに回答!

「推しがいるから恋愛しなくていいんだよね」決めつけが癪に障る…アイドルファンの悩みに回答!

アイドルファンの女性から寄せられた、恋愛に関する「偏見」が癪に障るという相談に、武井 壮と藤原しおりが答えた。

ふたりが語り合ったのは、J-WAVEの番組『HITACHI BUTSURYU TOMOLAB. ~TOMORROW LABORATORY』。オンエアは5月15日(土)。

同番組はラジオを「ラボ」に見立て、藤原しおりがチーフとしてお届けする番組。「SDGs」「環境問題」などの社会問題を「私たちそれぞれの身近にある困りごと」にかみ砕き、未来を明るくするヒントを研究。知識やアイデア、行動力を持って人生を切り拓いてきた有識者をラボの仲間「フェロー」として迎えて、解決へのアクションへと結ぶ“ハブ”を目指す。

アイドルオタクは推しがいるから恋愛しない?

アイドルファンの女性から、こんな相談が届いた。

「私は30歳独身彼氏なし、そしていわゆる『アイドルオタク』です。アラサーが集まれば結婚の話がつきものですが、いまの私には無縁です。家族や友だちなどからは『いまは推しがいるから恋愛しなくてもいいんだよね』と思われていることが癪に障ってしまいます。しかしアイドルと現実は別物。この偏見とどう闘っていけばよいのでしょうか」

藤原:追加情報として、結婚願望はゼロではなく、かといってあせっているわけでもなく、「いい男性との出会いがあればいつでも」と思っているそうです。武井フェロー、この話を聞いてどう思われました?
武井:48歳独身彼女なしの僕からしたら、相談者は30歳なので「余裕だよ」って思いますけど。でもそれ以上に、これを「偏見だ」って思っちゃってること。そんなに偏見でもないなと感じます。僕もこの歳でアイドルが好きでライブに行ったり写真集を全部買ったりしているんです。
藤原:あ、全部? じゃあオタクと言っていい枠に入っているかもしれませんね。
武井:そうです、オタクの人たちからも有名なので。「武井 壮はDDDだ」って言われているんですよ。
藤原:DDD?
武井:アイドル界ではいろいろな人が好きで、いろいろな人の写真集を買ったり推したりする人を「誰でも大好き」略して「DD」って、ちょっとよくない言葉として言ったりするんです。だけど僕はそれにもうひとつ「D」がついていて、「誰でも大好き大魔王」。
藤原:全部買っちゃうから(笑)。
武井:いろいろなグループのいろいろな人のものを買うので。「資金力にまかせて買いまくってる、あいつはDDDだ」って言われているんです。そのぐらい好きなんですよ。

武井は「アイドルオタクが偏見を受けがちなのは、その人の特徴や個性、魅力が“アイドルオタク”という特徴以外あまり現れていないとき」と見解を述べる。

武井:僕はアイドル大好きだけど、別に世の中ではそんなイメージないじゃないですか。
藤原:確かに。
武井:もっとスポーツのイメージが強かったり。だから「アイドル誰でも大好き大魔王」なくせに「あの人アイドル好きでちょっとあれだよね」とか、そんなに言われたことがない。

武井は、相談者の家族や友だちが「あの子はアイドルが好きだよね」と個性を生かしてコミュニケーションをとろうとしてくれているのでは、と前向きに受け止める。そのうえで、積極的にコミュニケーションをとるべきだとアドバイスを送った。

武井:「アイドルオタクをいじられてる」と受け取っちゃうことがすごく多いんだと思うんですよ。実際にアイドルオタクの仲間たちも、そういうので悩んだりすることがあるんですけど、もっとアイドルを推していることをきっかけに、いろいろな人とコミュニケーションをとりまくって、もっと違う自分の魅力や趣味、そういったものを理解してもらうところから始めれば、偏見でもなんでもなくなると思うんです。

藤原は「こういう偏見というかカテゴライズって自分のなかで『私はO型だから大雑把だ』と思っているのはいいけど『O型だから大雑把ですよね』と言われるのは嫌」という。

武井:そういう決めつけね。
藤原:相談者も「アイドルオタクだから恋愛はしないんだよね」って言われたからイラッとしたのかなと思うんです。
武井:アイドルが好きというのは悪いことでもなんでもないんだから、それを言われることが偏見だと思っているのは、もしかしたら自分のなかでちょっと引け目があるのかなと感じるんです。そんなことないんだから「○○くんの魅力を1時間ぐらい語っていい?」「どういうところがいいの?」と引きずり込むぐらいのコミュニケーションをとってもらいたいなと思うんですよね。アイドルファンをもっと増やしてほしいぐらいの気持ちです。
藤原:なるほど(笑)。これに関しては偏見やカテゴライズに落ち込まないで、ちょっとポジティブに返していく方法があるよ、ということですね。
武井:そう。周りの友だちを悪者にしなくてもいいよ、と。
藤原:大魔王からのすごく心強いメッセージでした。

一人ひとりの理解が偏見を薄めるカギ

続いてふたりは「偏見」を深く掘り下げていく。

藤原:客観的な根拠なしに先入観や判断、決めつけなどがあります。
武井:ほとんどは「よく知らないこと」が原因になっていると思うんです。さっきの相談者の話もそうだけど、人種や宗教の問題とかもあるじゃないですか。「あの国の人ってちょっと怖いよね」とか、そういうただの思い込みの偏見。

数十カ国を訪れ、海外に住んだ経験もある武井は、差別的な扱いを受けたこともあるという。自身の経験から「だいたいは『知られていないこと』が原因」という考えに至ったそうだ。

武井:人って見た目だけじゃ国籍もなにもまったくわからないじゃないですか。どの言語が母国語なのかもパッと見ただけじゃわからない。それで恐怖感や潜在的な意識を持っちゃって、それを誰かに伝えたときに偏見として世の中にポッと生まれちゃう、ということが多い。知識や経験、その人自体を知る努力があれば、簡単にその偏見は薄れる。「偏った見方」の「偏見」という言葉がすごく強いパワーワードになっているけど、その偏りをちょっと直してあげる一言さえあれば、コミュニケーションが広がって、より深くその人を見られて、偏見ではなく個性に変わって「この人ってこういうパーソナリティなんだ」と理解できる。
藤原:なるほど。
武井:そこを深めていくことが、一人ひとりができる最大の努力じゃないかな。その集合体で70億人がみんなその1歩をやれたら、いろいろな偏見が少し薄くなるんじゃないかなと僕は感じているんです。
藤原:自分が偏見をしてしまうかもしれない可能性がある場合、知らない段階で決めつけちゃうのはやめとこうぜっていうことですよね。
武井:両面から、人と人で少しずつやわらげていけたら、全部を叩かないでよくなるだろうなって。いまはすべてを消さなきゃいけないみたいな、そういう空気で世の中が逆に分断していることもすごくあるから。相手をただ叩いて潰すことが多いので、そこをもうちょっと「人間ってそんなに固いものじゃない」ってひとりずつが理解できたら、大きなものがもっと変わりそうなのにな。世の中の差別的な問題は社会からなくすべきだなと心の底から思っています。

同番組では22日(土)のオンエアでも、リスナーの悩みに回答。フェローは前田有紀。radikoで5月29日(土)28時59分まで聴くことができる。

【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20210522200000

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