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本上まなみ、サハラ砂漠の旅を振り返る「髪に指が入らなくなって…」

本上まなみ、サハラ砂漠の旅を振り返る「髪に指が入らなくなって…」

本上まなみが5月15日(土)、J-WAVEで葉加瀬太郎と旅での思い出話を繰り広げた。

本上が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。ゲストに様々な国での旅の思い出を聞く番組だ。

ここでは本上が、サハラ砂漠で体験したサバイバルエピソードを紹介する。

過酷だったサハラ砂漠のロケ

本上は俳優として活躍する一方でエッセイストとしての評価も高く、これまでに計7冊のエッセイ集を刊行。2013年からは活動拠点を京都に移し、さまざまな分野で活動している。

まず本上が、2020年1月に台北経由でパラオに行った旅行を語った。家族で初めて行った台北は、人々の穏やかさや人情で溢れていたという。パラオでは海でのアクティビティを堪能できたそうだ。

さらに、マリ共和国で体験したサバイバルエピソードを語った。

本上:ドキュメンタリーの仕事で行ったんです。サハラ砂漠の真ん中に巨大な塩の塊が埋まっていて。昔はその塩が金と等価で交換されていて、貴重なものであったと。そして、その塩を運ぶ民族がいて、その人たちへの取材に行ったんです。

マリ共和国に流れるニジェール川をさかのぼってキャンプをしながら進み、サハラ砂漠の入り口にあるトンブクトゥという街に到着。そこからラクダで砂漠の中にどんどん入っていったという。

本上:けっこう長い18日間くらいの旅でした。
葉加瀬:すごいね。サハラ砂漠を旅するって過酷でしょ?
本上:かなり過酷でした。「最長で5日間はシャワーを浴びることができません」と言われていたんです。でも私は子どもの頃からそこそこキャンプの経験があったので、どんな状況下でも寝られる自信はありました。なので、大丈夫だとは思っていたんですけどドキュメンタリー番組ですから常にカメラがまわっている状況で。
葉加瀬:そうだよね。
本上:メイクはどっちでもいいと言われていたので日焼け止め程度で済ませていたんですけど、砂漠の砂ってパウダー状になっているんですよ。そのせいで日に日に髪に指が入らなくなって。葉加瀬さんのヘアスタイルだったらすごく大変かもしれません。
葉加瀬:すぐに固まるだろうな(笑)。
本上:夜になったらシートで体を拭いていました。

葉加瀬は「食べ物はどうしていたのか」と質問する。

本上:コーディネーターのご親戚のお母さんが同行してくださったので、船で煮炊きしてくれたものを持ち運んでいました。でも朝はパンにジャムとマヨネーズを塗っていて。「ジャムかマヨネーズ、どっちかでよくない?」って感じだったんですけど、「これがおいしんだよ」って(笑)。お昼や夜は鶏とかを煮込んだシチューみたいなものでしたね。とろみがついていて、味付けはおくらでした。
葉加瀬:へえ。砂漠の夜はすごく寒いって言うよね。
本上:温度差がすごかったです。

本上一行はボートで移動中カバに遭遇した。いい映像が撮れるとスタッフたちと喜んだのも束の間、船頭は急いでカバから距離をとったそうだ。これを聞いた葉加瀬は「カバはものすごく危険な生き物だからね」と納得。

葉加瀬:カバっておとなしそうに見えるけど、とても獰猛だよね。
本上:「船の下から突き上げられると船が割れちゃうんだよ」って言われて、恐ろしいと思いました(笑)。

サハラ砂漠で体験した“不思議”エピソード

本上が印象的な思い出として、「砂漠での待ち合わせ」を振り返った。

本上:移動の途中で民族の方と待ち合わせをすることになったんですね。とはいえ砂漠なので、特に建物があるわけではないんですよ。待ち合わせ場所に着いたら何もない砂の真ん中で(笑)。でも30分後に砂の山の向こうから民族の方がちゃんと来たんです。「なんでこの場所がわかったの!?」って(笑)。
葉加瀬:何を目印にしたんだろうね(笑)。
本上:特別な感覚だと思うんです。星を見たり、何かで場所を特定したりしていて。砂漠なので風が吹けば周りの地形はどんどん変わるのに。すごく不思議な経験でした。あとはやはり、サハラ砂漠に沈む夕日は素晴らしかったですね。
葉加瀬:そうですか。あたりが真っ赤になる?
本上:はい。地球じゃない、別の星に来たような感覚になりましたね。

葉加瀬太郎がお届けする『ANA WORLD AIR CURRENT』は、J-WAVEで毎週土曜19:00-20:00オンエア。

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