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UFOの映像が「本物」と認められた!? スガ シカオが聞く、オカルト情報誌『ムー』の世界

UFOの映像が「本物」と認められた!? スガ シカオが聞く、オカルト情報誌『ムー』の世界

J-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。

2月7日(日)の放送では、オカルト情報誌『ムー』の編集長、三上丈晴さんをドライブパートナーに招いた。ここでは、三上さんが「超古代文明」と「UFOの今」を解説した部分をお届けしよう。

1万2千年前に超古代文明が存在した!?

この番組は、「Hi, Mercedes」と話しかけるだけで起動する対話型インフォテイメント・システム「MBUX」がある。『ムー』とはどんな雑誌なのか?

MBUX:1979年に学研から創刊されたオカルト月刊誌です。『ムー』という誌名は太平洋にあったとされる超古代文明の栄えた地、ムー大陸に由来していると言われています。キャッチコピーは「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」。おもな内容はUFO、宇宙人、超能力、超古代文明、心霊怪奇現象、陰謀論など。愛読者や投稿者は「ムー民」と呼ばれており、芸能人や著名人にも読者が多いことで知られています。

スガは中学生時代から『ムー』を愛読してきた「ムー民」だ。この日の放送については「俺の興味本位、趣味な番組に偏ってしまうかもしれません」と一風変わった空想ドライブになることを予告。三上編集長に疑問を一つずつ投げかけていったが、そのひとつが「超古代文明」に関わるものだった。

スガ:古代文明というのと、超古代文明というのは全然違うものなんですか?
三上:『ムー』では明確に使い分けているんですが、古代文明というのはいわゆる教科書に載っている文明です。いまはあまり言わないかもしれませんが、四大文明のエジプト、メソポタミア、インダス、黄河文明ですね。超古代文明になると、その前ということになります。特に最近だと氷河期、いまから1万2千年前にちょうど氷河期が終わるんですが、終わったときに急に温暖化になったので大洪水が起こっているんです。
スガ:(地球にある氷が)溶けてってことですね。
三上:それが世界中の神話なんかで「ノアの大洪水」になったという。これでいったん、それまでにあった文明が滅んだんじゃないの?っていうのが徐々にわかってきたんです。言い方によっては氷河期文明といった1万2千年以上前に文明のことを超古代文明と言うようにしています。
スガ:なるほど。

テレビなどで特集が組まれることはないが、遺跡の調査は進んでいるのだとか。

三上:たとえばトルコの遺跡なんかでも1万2千年前にさかのぼることは間違いない、文明があったことは間違いないということが世界中の遺跡からわかってきました。
スガ:やっぱりそうなんだ。
三上:なぜ1万2千年前なのか、なぜ氷河期が終わったのかと言うと、いわゆる最後の氷河期のときに、一旦寒冷化するんです。寒冷化をしたあとに極端に温暖化して今日に至るんです。気候が2回変動しているんですけれども、この理由が明らかになった。これは学術的に学会にも発表されたんですが……彗星が激突しているんです。
スガ:出た! でもそれ以外にそんな急激には変化しないんですよね。
三上:1個じゃなくてバラバラになった隕石というか彗星の核がおよそ北米からヨーロッパにかけて、かなりの大きさと数が同時期に落ちているんです。
スガ:でも、そんなことあるのかなあ……。
三上:たとえば「おうし座流星群」ってありますよね? いわばいろいろな隕石があるところに地球の軌道が突っ込んでいくんですね。それで流星群になっていくんですけれども、これはもともと大きな彗星なんです。それが壊れたものがそこに散らばっているんです。その大きなものたくさんあったときに突入しているんです。これはすごく細かく科学的にわかっていて、21年間にわたって地球に降り注いだんです。
スガ:こわ……。
三上:おそらくこのときに、地球の地軸が傾いたんじゃないかって。それでもう大洪水だとか、急激な寒冷化も含めて気候変動がおこったという。その証拠があってわかってきたんです。
スガ:スゲー!
三上:だから早くこれも日本のいろいろなメディアでも取り上げてほしいんですが、残念ながら『ムー』しか取り上げないっていう……。
スガ:(笑)。
三上:アメリカの学会でこうやってちゃんと発表されているのに!みたいな。
スガ:なんか、そうですよね。もうちょっとロマンのある話をちゃんと解説して子どもたちに伝えてほしい。
三上:そう、これは最新の理論ですから。
スガ:本当ですよね。いやあ、スゲー楽しいな。

創刊当時からネタ切れ!? 「そう毎日UFOも飛んでない」

「ムー民」のスガは、中学生のころから『ムー』イメージが変わらないことを指摘。この理由には、ある大御所の存在が関わっているのだとか。

三上:まず、デザイナー(寺澤彰二氏)がずっと同じだということと……。
スガ:そうなんだ!?
三上:そうですね、もう80いくつの大御所ですけれど。
スガ:スゲー!
三上:創刊当時からずっと。
スガ:いつ見ても一緒なイメージがありますよね。これ、特集する内容って誰がどういう風に決めるんですか?
三上:いちおう会議で決めてはいるんですけど、やっぱりネタ的に少ないというか、創刊当時からもうネタ切れということで、そう毎日UFOも飛んでないっていう。
スガ:そりゃそうですよね(笑)。
三上:なのでけっこう研究家の方だとか、同じテーマであっても手を替え品を替え、いわゆる料理を替えていくという感じですかね。

「UFOが出た」というニュースが流れる日も近いかも?

スガは未確認飛行物体が好きすぎるあまり「UFO発見器」を持ち歩いていたこともあると告白。かつては信ぴょう性が疑われることが多かったUFOだが、現在ではその認識が変化してきているという。

スガ:なんか“質”がすごく変わりましたよね。
三上:まあ、ネットの世界だと「これホンマかいな」っていうことがけっこうありますけど。
スガ:そうですよねえ。
三上:それとは別に、いまのご時世ではメディアというよりは当局……あえて当局と言いますけど。たとえば去年もアメリカの国防総省「ペンタゴン」が、海軍が撮影をしたいわゆるUFOの映像を「これは本物である」っていう風に公式に認めたんです。
スガ:なんかそれ見たな。
三上:これはすごいことなんですよね。
スガ:もっとニュースになってもよさそうですけどね。
三上:しかもアメリカ軍がそのタイミングでいわゆる「宇宙軍」というアメリカの6番目の軍として正式に設置したんです。特に日本にとってはすごく重要で、日米同盟というのがありますからアメリカが宇宙軍を作ったならば、同盟国である日本はどうするの? と言われるんです。
スガ:まあまあ、そうですよね。
三上:ですから日本は航空自衛隊のなかに「宇宙作戦隊」という部署を設置したんです。
スガ:へー!
三上:これは当時の河野大臣が正式に発表して記者会見もしています。
スガ:ちょっとネーミングもうちょっと格好いいほうがよかったんじゃないですかね?
三上:(笑)。まあ、どうしてもUFOって「宇宙人が」「フェイクだ」「まゆつばだ」っていう風に一般的に思っている人もいるかもしれませんが、これは本当に国家の安全保障上の重大な問題で、それがリアルにもはやアメリカ軍も日本の自衛隊も直面し、それが恐らく大々的に日本のニュースでも「UFOが出た」「自衛隊がスクランブル発進しました」って。そういうのがニュースになる日が近いかなと。
スガ:ヤバいですね……。

現時点で最新の『ムー』(2021年3月号)は、氷河期文明を特集。「超古代文明の決定版」と三上さんはアピール。長年愛される『ムー』の世界を楽しんでみては。最新情報は、公式Twitterまで。

スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。

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2021年2月14日28時59分まで

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番組情報
Mercedes-Benz THE EXPERIENCE
毎週日曜
21:00-21:54