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リトグリ・manakaが明かす、5人で歌う「大変さ」と「めっちゃいい」ところ

リトグリ・manakaが明かす、5人で歌う「大変さ」と「めっちゃいい」ところ

J-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。“すごい"音楽をつくるクリエイターが“WOW"と思ういい音楽とは? 毎月1人のクリエイターがマンスリープレゼンターとして登場し、ゲストとトークを繰り広げる。

10月のマンスリープレゼンターはシンガーソングライターの高橋 優。10月9日(金)のオンエアでは、Little Glee Monsterのmanakaがゲストに登場。manakaの音楽遍歴や影響を受けた楽曲、ハモりが苦手だった過去などを語った。

ライブを観に行ったら、急にオーディションが始まって…

高橋とLittle Glee Monsterはテレビの音楽番組や高橋が主催するフェスで共演するなど交流はあったが、manaka は「ふたりでじっくり話すのは初めて」と感慨深い様子を見せる。

manakaはLittle Glee Monsterに加入する前から高橋の音楽を聴き、高橋のラジオ番組にメッセージを送るほどのファン。今回、高橋から声をかけられたときを「まさか(高橋)優さんがゲストに呼んでくださるとは思っていなかったので、めちゃくちゃうれしかった」と振り返った。

幼い頃からダンスを習っていたmanaka。踊る際に使う曲をCDショップに買いにいったことがきっかけで、歌うようになったという。

manaka:そのときは、洋楽のCDを買いました。ダンスの予習のために曲を聴いていたら、耳コピして曲を完璧に歌うほうが楽しいことに気づいて、そこからCDショップに通って試聴機でいろんな音楽を聴いて、気に入ったCDを買ったりして。小学4年頃から歌い始め、そこからレッスンに通いはじめました。

その後、さまざまなイベントで歌うようになり、その映像を観たレーベルから「今、あなたと同世代くらいの女の子のボーカルグループを作ろうとしている。よかったら観に来ないか?」と声をかけられた。

manaka:当日、その当時のリトグリ(Little Glee Monster)のライブを観に行って、「こんなグループなんだ」と思っていたら、急に「一人で歌ってみて」とオーディションが始まって。歌い終わるとすぐに「よかったら、このグループに参加しないか?」という話になって、「わかりました」とすぐ上京しました。普通のグループだったら断ろうと思っていたんですけど、観たら「楽しそう!」「やってみたい!」と思えたことが大きかったですね。
高橋:その話を聞いて、家族や学校の先生は何も言わなかったの?
manaka:当時、中学1年だった私は引きこもりだったんです。「私はこのままずっと家にいるのかな」と思いつつ、することがないので、ずっと音楽を聴いていました。その時期に出会った音楽にすごく影響を受けて、「自分は音楽がやりたい」という気持ちになったので、振り返るといい時間ではあったんですけど、そのタイミングでリトグリの活動に参加する話が出たので、両親は「すぐ行ってこい」って感じでしたね(笑)。

最年少メンバーとしてLittle Glee Monsterに加入したmanaka。それまで一人でしか歌ったことがなく、加入して2、3年経つまではハモりが苦手だったと明かす。

manaka:いろんな活動をしているうちに、「ハモりが楽しい」と気づきました。ハモりが完成したときの楽しさがすごくて、もっと上手になりたいと思うようになって。今では「ハモれるからリトグリにいる」って言っても過言ではないくらい、ハモることが好きになりました。

ビビビと心を射抜かれた一曲

manakaは引きこもり時代に高橋の音楽と出会い、特に思い出深い一曲として『ボーリング』を挙げた。

manaka:そのとき、たくさん優さんの曲を聴いて元気をもらっていました。
高橋:「面倒くせえ」って連呼する歌だよね。いろんなことが面倒くさかったんだね(笑)。当時、どんな音楽に影響を受けたの?
manaka:自分の音楽ルーツとしてザ・ビートルズの存在は大きいですね。特にザ・ビートルズのサイケ期が好きで、「自分はサイケデリックなものが好きなんだ」と思わせてくれました。小学6年生のときは、クリームとかピンク・フロイドとかをたくさん聴いていました。
高橋:そっちなんだ。
manaka:上京してから聴く音楽が変わってきましたね。そのときに出会った曲が、今の「好き」の基盤になっています。

Little Glee Monsterデビュー前の「武者修行ツアー」の移動中、車のラジオからCibo Matto『Deja Vu』が流れてきたときのことを、manakaはこう振り返る。

manaka:ビビビって心を射抜かれたような感じで「めっちゃ好き!」と思いました。とにかくCibo Mattoの曲を聴きたいと思って、すぐにアルバムをダウンロードしました。いきなり目の前に宝箱がきたって感覚が忘れられなくて、打ち込みの音楽が好きなんだと感じました。そこからいろんなことがつながったので、Cibo Mattoにはすごく影響を受けていますね。

5人で歌うのは「テンションを引き継ぐ」大変さがある

Little Glee Monsterの作詞は、それぞれのメンバーが言葉を持ち寄り、そこから良いと思う言葉をピックアップして作っている。

manaka:例えば「なんかいいけど、響き悪いな」という部分は5人で話し合って、言い回しを変えたりしています。1人だと行き詰まるけど、5人いると5通りの候補が出てくるので、めっちゃいいんですよね。9月にリリースした『足跡』も、そうやって言葉を重ね合わせて作りました。

高橋:僕は好き勝手に曲を書いて歌える身だから、歌い手が5人そろっているだけで、絶対に大変だろうなって思うわけ(笑)。歌を歌う人って、ある程度、自己主張もないといけないし、自我とかナルシシズムもあったほうがいいと思うから。でも、リトグリは5人全員が歌い手で、5人とも作詞して、5パターンの歌詞ができるでしょ? そこでどうやってうまく折り合いを付けているのかなって。
manaka:歌詞だとテーマがあるので作れるけど、リトグリはメインパートを入れ替わり立ち替わりながら歌うので、同じ曲にしても「パワフルに歌いたい」というメンバーや「やわらかく歌いたい」というメンバーもいて、歌い方を統一するほうが難しいと思います。「その歌い方できたか」っていうことがいいほうに転ぶこともあるし、「それに合わせるのは難しいな」と思うときもあります。前に歌うメンバーの歌声を聴いて自分がメインを歌うときは、テンションを引き継がないといけないので、それは大変だなと思いますね。

今後を訊かれ、manakaは「いろいろな人の力を借りながら、一人で音楽を作ってみたい」と意欲を燃やす。

manaka:いつかリトグリは、一人ひとりの力が強いメンバーが集まると最強というかたちになりたいなってメンバー同士でよく話しています。リトグリに持ち帰るためにも、今は一人でやってみたいと思っています。
高橋:そこまで話し合えていることもすごいよね。

高橋 優『ボーリング』はムチャぶりから生まれた

manakaが高橋に「ライブで歌うときに制作時を思い出す曲はある?」と質問すると、高橋はあるエピソードを語り始めた。

高橋:僕をずっとプロデュースしてくれている箭内道彦さんとラジオ番組を一緒にやっているときに、最近の時事ネタをたくさん見せられて「じゃあ、今日の記事を読んだ気持ちを歌ってください」と言われて、「めんどくせえ!」って歌っちゃったの。それが、さっきmanakaさんが話していた『ボーリング』って曲になりました。
manaka:そうなんですね!
高橋:本当に面倒くさかったの(笑)。最近の流行りとか、最近起こったこととか、知らねーよって。でも、そんなことをラジオでは言っちゃダメだから、「政治とか社会とか大変そうですね。みんな平和で笑顔になれたらいいですね」ってコメントでは言っているけど、「歌ってください」って言われたら本音が出ちゃったんだよね。「めんどくせえ」って(笑)。
manaka:あはは(笑)。

ラジオ番組が終わると、「その曲をちゃんと仕上げよう」という話になり、『ボーリング』が生まれた。

manaka:すごい。そんな秘話があったんですね。
高橋:だから、この曲を歌うときは、煩わしいことばっかり思い出す。最初「こんな曲は誰にも共感されないんじゃないか」と思っていて。仕事とか社会のことを面倒くさいと言う人なんか俺以外にいてほしくないな、なんて思ったの。初めて武道館に立ったときの一曲目が『ボーリング』だったんだけど、「めんどくせえ」って大合唱になって、俺が「めんどくせえ」って言われてるみたいな気持ちになっちゃった(笑)。
manaka:今でも「今日行きたくないな」とか足が重いときとか移動中に聴いて、心の全てが晴れるみたいな、すごく救われる曲です。

Little Glee Monsterは2021年1月~4月に、自身最大規模のアリーナツアーの開催を予定している。詳細はhttps://www.littlegleemonster.com/から。

『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。

・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp

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2020年10月16日28時59分まで

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