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「女性の描き方」を改める。世界の映画界・広告界による、ジェンタ―ギャップ解消の取り組み

画像素材:PIXTA

「女性の描き方」を改める。世界の映画界・広告界による、ジェンタ―ギャップ解消の取り組み

ビジネスからライフスタイルまで、さまざまなアプローチから世界の“今”を紐解く「KONICA MINOLTA GLOBAL SCALE」。『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナーだ。9月23日(水)のオンエアでは、世界で広がるジェンダーにまつわる意識改革に注目した。

ジェンダーにまつわる世界的な取り組み 映画界にも変化

持続可能でよりよい世界を目指す、、2030年までの国際目標「SDGs(持続可能な開発目標)」。9月18日(金)~26日(土)の「SDGs週間(Global Goals Week)」は、SDGsの推進と達成に向けて、世界中の民間団体や個人、メディアなどが意識を高め、行動を喚起する週。国連開発計画(UNDP)と国連財団(United Nations Foundation)、プロジェクト・エブリワンの呼びかけのもと、全世界的にSDGsにまつわる様々なセミナーやイベントが実施された。

SDGsは、17のゴール・169のターゲットから構成されている。そのひとつに、「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」ことというものがある。

世界3大映画祭の1つ「ベルリン国際映画祭」では、最優秀賞男優賞と最優秀賞女優賞というカテゴリを廃止し、性別を区別しない方向性を発表。また、先日の国連総会でもジェンダーの平等などが改めて強調されるなど、ジェンダーにまつわる新たな取り組みが動き出している。

メディアにおける女性表象の問題

アメリカの広告業界では、「She/Her/Hers」ムーブメントが巻き起こっている。メディアにおいて女性がどう描かれるべきか議論するもので、女性の表現についてありのままの姿で描かれることが目標とされている。「女性に対して敬意を持って描く」「ロールモデルとなる女性像を描く」「痩せすぎのモデル体型などではなく、女性の体を正しくありのままに描く」「すべての年齢に配慮して描く」といった、さまざまな項目が表記されている。 女性の描かれ方に加え、女性たちがメディアで取り上げられる頻度も問題になっている。スポーツをとっても、男性選手に比べて女性選手が取り上げられる頻度が圧倒的に少なく、これからは積極的に女性を取り上げるよう訴えられている。

韓国でジェンダー差別に対し積極的な改革を実施

ちなみに現在、ジェンダー差別に対する改革を積極的におこなっている国として韓国が挙げられる。これまで女性が主人公の作品が少ないとされてきた韓国映画だが、ここ数年でさまざまな女性の姿を描く映画作品が続々と登場し、ヒットを飛ばしている。そして、韓国文化体育観光部と韓国監督協会がジェンダー差別の少ない・差別のない作品10本を推薦映画として発表するなど、女性を積極的に取り上げる姿勢を見せている。

【ジェンダー差別の少ない・差別のない作品10本】
『なまず』
『未成年』
『はちどり』
『アワ・ボディ』
『野球少女』
『わたしたち』
『ユニへ』
『チャンシルは福も多いね』
『フランスの女』
『82年生まれ、キム・ジヨン』

広告や映画で正しい女性の姿、自然な女性の姿を描くことで社会に働きかけようという試みが世界的に広まっている。日本は、男女格差を測るジェンダーギャップ指数で2020年、153ヵ国中121位と、前年よりも10以上ランクを落としている。これまで当たり前とされてきたことが、ジェンダーギャップの拡大に繋がっていないか。真剣に向き合うタイミングに来ていると言えるだろう。

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