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「貧乏ゆすり」で、脳に幸せ物質が分泌される! むくみ、冷え対策にも

「貧乏ゆすり」で、脳に幸せ物質が分泌される! むくみ、冷え対策にも

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。6月15日(月)のオンエアでは、医師で医療ジャーナリストの森田 豊さんが、「貧乏ゆすり」の意外な健康効果についてクイズ形式で紹介した。


■多くの健康効果をもたらす「貧乏ゆすり」

さまざまな病気の解説や医療問題に取り組む森田さんは、以下のようなクイズを出題した。

問題:行儀が悪いと言われている癖の中で、実は健康効果が期待できるのはどれでしょうか?

1:貧乏ゆすり
2:唇をなめる
3:爪を噛む

別所:どれもダメな気がしますね(笑)。これは1番じゃない? 貧乏ゆすりとは言われますけれど、体を小刻みに動かすと毛細血管が細かく動く感じがします。

別所の予想通り、正解は1番の「貧乏ゆすり」。行儀が悪いとされる行為だが、貧乏ゆすりにはどのような健康効果が期待できるのだろうか。

森田:貧乏ゆすりは実はさまざまな健康効果が期待できるんです。貧乏ゆすりには気持ちをリラックスさせる効果があって、集中力を高めると考えられています。勉強や仕事に集中しているとき、無意識に貧乏ゆすりをするのは自然な行為ともいえるんです。

貧乏ゆすりの効果はそれだけではない。

森田:ストレス解消効果もあります。貧乏ゆすりによる振動で、精神を安定させる幸せ物質、セロトニンが分泌されるんです。余分なエネルギーを発散できますので、イライラ解消などにも効果が期待されています。そして、貧乏ゆすりでふくらはぎの運動量が多くなり、血行がよくなるため、冷え性対策には非常に効果があると考えられます。


■リハビリに取り入れられるケースも

足を動かすことで血流がよくなり、「むくみの改善」にも役立つという貧乏ゆすり。医学的な根拠に基づき、リハビリに取り入れられるケースもあるのだとか。

森田:貧乏ゆすりは変形性膝関節症のリハビリなどにも取り入れられていまして、特に股関節の軟骨の再生に有効であることが知られているんです。貧乏ゆすりをすることで、およそ6割で軟骨の生成を促す効果がみられます。さらにエコノミークラス症候群の予防としても効果が期待できます。ふくらはぎの筋肉の伸縮は血液をポンプのように心臓へ送り返す働きがあるのですが、この筋肉が動くことで血流がよくなり、血栓ができにくくなります。

人前では行儀が悪いと受け取られてしまう貧乏ゆすりだが、自宅やプライベートな空間で実践してみて、たくさんの健康効果を実感してみてはいかがだろうか。今回の話をもっと詳しく知りたい方は森田の最新著書『名医が教える 寿命を延ばす恋愛医学』(扶桑社新書)もぜひチェックしてほしい。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月22日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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