J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。6月14日(日)の放送では、KREVAがゲストとしてリモートで出演。KREVAは6月24日(水)、ニューシングル『素敵な時を重ねましょう feat. SONOMI』をオンラインショップ限定でリリースする。
■突然迫られた苦渋の決断
KREVAの全国ツアー「KREVA CONCERT TOUR 2019-2020『敵がいない国』」が、新型コロナウイルスの影響で中断、無期限延期に。ステージや衣装を含め、本番とまったく同じ体制で実施するリハーサル「ゲネプロ」のタイミングで政府からの活動自粛要請が出たため、KREVAは本番用の衣装を着た状態で今後のジャッジを迫られたという。
KREVA:「やらない」というのを決めて、そこからは全公演を無期限延期にするのを決めていきました。苦渋の決断でしたけど、早めには決められたんじゃないかなと思います。
クリス:本来だったら3月に開催していたイベント「TOKIO HOT 100 FESTIVAL」にも出演をしていただけたはずなんです。やっぱり悔しいでしょ? これだけ準備をしてすべてを整えて「よし行くぞ」というところで、できないというのは。
KREVA:「敵がいない国」というツアーをやっていたんです。世の中、敵がいないところなんてなかなかないですけど、ライブを楽しみに来ているみんながいるこの空間はほとんど「敵がいない国」だよねというファンタジーのもと、ライブを進めていく。そういうタイトルだったがゆえに、そのファンタジーを越えた超現実がやってきてしまった。世界中にウイルスが広まるみたいな、考えもしなかったようなことが起こったので、ファンタジーとかエンターテイメントを越えていく現実がすぐそこにあるから「これはなにを言っても響かないんじゃないかな」と、早めに今回はやめておこうというジャッジをしました。
■「完全1人ツアー」の進化版
KREVAはツアーを延期にする一方で「LINE CUBE SHIBUYA」での無観客ライブを配信したり、自宅ライブを実施するなど精力的に活動を続けている。そこには前向きな思いがあるという。
KREVA:途中からライブや仕事が何本なくなったとか、そういうことを数えるのはやめて、それよりも「みんなで楽しんでもらえるようにしよう」というのを考えだしました。
クリス:これは自分たちだけじゃなくて全世界の大半の人、みんながどこかでマイナスを経験しないといけないわけだから。逆に「ポジティブにどう持って行くか」ということ以外はあり得ないと。
KREVAは以前から「完全1人ツアー」という、ステージ上の機材をすべて自身でオペレートしながら、ラップもトラックも自らが担当する形式のライブを実施していた。この経験が新たな発表方法を生み出すきっかけになったという。
KREVA:違う形の進化版みたいなのが、家でもできるんだなというのを感じました。今までだったら映像は誰かに録ってもらって、どこを映すのかはスイッチャーの方なり、監督なりが選んでいたんですけれど、そこすらも自分で選んで手元で切り替えながら、みんなに配信ができるというのは、すごく面白い。
クリス:配信ライブというのは生のライブとは違うけど、スイッチングを自分でやるっていうのも面白いですよね。ライティングとかがこれからどんどんと発展していくと、全部自分でやっちゃうみたいな。
KREVA:撮影も自分でピントを決めたりとかもやりますし。(規模は)小さいですけど、スキルアップの積み重ねみたいなのがあって、それで毎日家にいても「生きてるな、生活をしているな」という気持ちにはなれましたね。
■「オンライン授業とライブの中間」配信ライブだからこその強み
KREVAは「ライブの代わりに配信ライブを実施するならば、生のライブには敵わないだろう」と語り、自身の「曲を自分で作って切り替えながら見せる」という形式に活路を見出しているという。
KREVA:オンライン授業とライブの中間みたいな、新しい形のきっかけになるんじゃないかなという可能性は見つけたような気がします。
クリス:逆にライブ感が増すというか、自分でいろいろとコントロールしてというのは、新たなライブパフォーマンスですね。
KREVA:プラス「自分がこういう風にビートを作るんだよ」という、ビートの画面を見せたいときとか、叩いてる姿を見せたいときとかって、やっている本人が一番よくわかっているじゃないですか。その切り替えができるというのは、自分が一番向いていると思うので、面白い経験だったなと思ってます。
クリス:実は先週、亀田(誠治)さんがリモートで登場してくれたんだけど、亀田さんが言っていたのは「アーティストが別パートをそれぞれやって、あとで編集をして合わせるというのはできるけども、個々で一斉にジャムみたいなライブというのはどうしてもできない」と。不完全な部分があるし、どうしても若干のラグがあったりするから、アンサンブルでグルーヴを出すときはすごく問題がある。だけど、KREVAみたいに1人でやる場合はズレがないから逆に映えるかなと。
KREVA:しかも、ライブ会場で1万人ぐらいが同時に観ている状況で「ちょっと俺のパソコンを見て」ってやろうとしたら、けっこうエグいじゃないですか。どれだけデカい画面を用意しないといけないんだ、手元に1人1人タブレットを渡すのかみたいな。でも、今は好きな状況でできるから、そこが強みなんじゃないかなと思いました。
クリス:若干マイナスな状況のなかからプラスが見出せたのかなという感じだと思います。
KREVA:それをみなさんが楽しんでくれたのがうれしかったです。
クリス:まさに2020年だからこそ成し得たというかね。僕がよく言うことだけど、20年前だったらこんなことはあり得ない。だけど今はインターネットがあってよかったなという感じがします。
KREVAの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ゲストを招いたトークコーナーにも注目。放送は毎週日曜の13時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月21日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
放送日時:毎週日曜 13時-16時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/
■突然迫られた苦渋の決断
KREVAの全国ツアー「KREVA CONCERT TOUR 2019-2020『敵がいない国』」が、新型コロナウイルスの影響で中断、無期限延期に。ステージや衣装を含め、本番とまったく同じ体制で実施するリハーサル「ゲネプロ」のタイミングで政府からの活動自粛要請が出たため、KREVAは本番用の衣装を着た状態で今後のジャッジを迫られたという。
KREVA:「やらない」というのを決めて、そこからは全公演を無期限延期にするのを決めていきました。苦渋の決断でしたけど、早めには決められたんじゃないかなと思います。
クリス:本来だったら3月に開催していたイベント「TOKIO HOT 100 FESTIVAL」にも出演をしていただけたはずなんです。やっぱり悔しいでしょ? これだけ準備をしてすべてを整えて「よし行くぞ」というところで、できないというのは。
KREVA:「敵がいない国」というツアーをやっていたんです。世の中、敵がいないところなんてなかなかないですけど、ライブを楽しみに来ているみんながいるこの空間はほとんど「敵がいない国」だよねというファンタジーのもと、ライブを進めていく。そういうタイトルだったがゆえに、そのファンタジーを越えた超現実がやってきてしまった。世界中にウイルスが広まるみたいな、考えもしなかったようなことが起こったので、ファンタジーとかエンターテイメントを越えていく現実がすぐそこにあるから「これはなにを言っても響かないんじゃないかな」と、早めに今回はやめておこうというジャッジをしました。
■「完全1人ツアー」の進化版
KREVAはツアーを延期にする一方で「LINE CUBE SHIBUYA」での無観客ライブを配信したり、自宅ライブを実施するなど精力的に活動を続けている。そこには前向きな思いがあるという。
KREVA:途中からライブや仕事が何本なくなったとか、そういうことを数えるのはやめて、それよりも「みんなで楽しんでもらえるようにしよう」というのを考えだしました。
クリス:これは自分たちだけじゃなくて全世界の大半の人、みんながどこかでマイナスを経験しないといけないわけだから。逆に「ポジティブにどう持って行くか」ということ以外はあり得ないと。
KREVAは以前から「完全1人ツアー」という、ステージ上の機材をすべて自身でオペレートしながら、ラップもトラックも自らが担当する形式のライブを実施していた。この経験が新たな発表方法を生み出すきっかけになったという。
KREVA:違う形の進化版みたいなのが、家でもできるんだなというのを感じました。今までだったら映像は誰かに録ってもらって、どこを映すのかはスイッチャーの方なり、監督なりが選んでいたんですけれど、そこすらも自分で選んで手元で切り替えながら、みんなに配信ができるというのは、すごく面白い。
クリス:配信ライブというのは生のライブとは違うけど、スイッチングを自分でやるっていうのも面白いですよね。ライティングとかがこれからどんどんと発展していくと、全部自分でやっちゃうみたいな。
KREVA:撮影も自分でピントを決めたりとかもやりますし。(規模は)小さいですけど、スキルアップの積み重ねみたいなのがあって、それで毎日家にいても「生きてるな、生活をしているな」という気持ちにはなれましたね。
■「オンライン授業とライブの中間」配信ライブだからこその強み
KREVAは「ライブの代わりに配信ライブを実施するならば、生のライブには敵わないだろう」と語り、自身の「曲を自分で作って切り替えながら見せる」という形式に活路を見出しているという。
KREVA:オンライン授業とライブの中間みたいな、新しい形のきっかけになるんじゃないかなという可能性は見つけたような気がします。
クリス:逆にライブ感が増すというか、自分でいろいろとコントロールしてというのは、新たなライブパフォーマンスですね。
KREVA:プラス「自分がこういう風にビートを作るんだよ」という、ビートの画面を見せたいときとか、叩いてる姿を見せたいときとかって、やっている本人が一番よくわかっているじゃないですか。その切り替えができるというのは、自分が一番向いていると思うので、面白い経験だったなと思ってます。
クリス:実は先週、亀田(誠治)さんがリモートで登場してくれたんだけど、亀田さんが言っていたのは「アーティストが別パートをそれぞれやって、あとで編集をして合わせるというのはできるけども、個々で一斉にジャムみたいなライブというのはどうしてもできない」と。不完全な部分があるし、どうしても若干のラグがあったりするから、アンサンブルでグルーヴを出すときはすごく問題がある。だけど、KREVAみたいに1人でやる場合はズレがないから逆に映えるかなと。
KREVA:しかも、ライブ会場で1万人ぐらいが同時に観ている状況で「ちょっと俺のパソコンを見て」ってやろうとしたら、けっこうエグいじゃないですか。どれだけデカい画面を用意しないといけないんだ、手元に1人1人タブレットを渡すのかみたいな。でも、今は好きな状況でできるから、そこが強みなんじゃないかなと思いました。
クリス:若干マイナスな状況のなかからプラスが見出せたのかなという感じだと思います。
KREVA:それをみなさんが楽しんでくれたのがうれしかったです。
クリス:まさに2020年だからこそ成し得たというかね。僕がよく言うことだけど、20年前だったらこんなことはあり得ない。だけど今はインターネットがあってよかったなという感じがします。
KREVAの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ゲストを招いたトークコーナーにも注目。放送は毎週日曜の13時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月21日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
放送日時:毎週日曜 13時-16時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/
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