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ヒップホップ隆盛の韓国音楽シーンから飛び出した新世代ロック! 世界の音楽フリークを魅了するバンドとは

ヒップホップ隆盛の韓国音楽シーンから飛び出した新世代ロック! 世界の音楽フリークを魅了するバンドとは

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「IMASIA」(ナビゲーター:SKY-HI)。1月19日(日)の放送では、日韓音楽コミュニケーターであり、国内外アーティストのライブを企画制作するプロモーター「クリエイティブマン」で韓国を担当する筧 真帆さんをゲストに迎え、韓国のバンドシーンについて話を訊いた。


■世界中の音楽好きが注目する韓国発ロックバンド・HYUKOH

筧さんはイチ押しの韓国バンドとしてHYUKOH(ヒョゴ)を紹介。彼らの代表曲は、2015年リリースの『Comes and goes』。



SKY-HI:この『Comes and goes』が韓国でヒットしている頃、日本ではSuchmosがブレイクしていたこともあって、この2バンドを比較したり、並び称されたりしているのを見ていました。それにしても、HYUKOHカッコいいですね。
:HYUKOHが日本に伝わり「韓国のSuchmos」と言われたのは、ざっくり言うと“オシャレサウンド”みたいな雰囲気が似ていたこととかですね。
SKY-HI:アシッドジャズみたいな感じですよね。
:他にもローカル出身だったり。Suchmosは神奈川の茅ヶ崎出身、HYUKOHは弘大(ホンデ)という場所のバンドシーンから盛り上がってみんなに届いた。そういう現象が似ている部分も、2バンドが比較された理由のひとつだと思います。でも、今HYUKOHはかなりロックになっていますし、Suchmosは音楽性が多様になっているので、それぞれ違うかたちで独立してきた印象を受けますね。

HYUKOHは、アメリカ・カリフォルニア州で毎年開催されている世界的な音楽祭「コーチェラ・フェスティバル」に出演するほど世界中で人気を誇る。

SKY-HI:Spotify(音楽ストリーミングサービス)で、ものすごい数の人たちがHYUKOHを聴いていますけど、韓国の人たちはSpotifyで音楽をあまり聴かないじゃないですか。
:韓国はSpotifyが参入してないんですよね。iTunesはあるんですけど、IT大国なのでMelonなど国内の既存サービスが多く利用されていますからね。
SKY-HI:だから韓国のヒップホップアーティストでも、Spotifyではあまり数字が伸びていなかったりするけど、HYUKOHは他国でもたくさん聴いている人がいるんだなと実感します。


■韓国内におけるバンドシーンの立ち位置

HYUKOHは、2月から世界42都市を巡るワールドツアーをスタートする。SKY-HIは「すごい数! いつの間に、そんなことに」と驚きを隠せない様子だ。

:2018年にもHYUKOHはワールドツアーをしているので、すでに海外での認知は高いですね。昨年春に「コーチェラ・フェスティバル」、その夏にはヨーロッパの4つのフェスに出演。日本では2016、2017年に「SUMMER SONIC」、2019年に「FUJI ROCK FESTIVAL」に出演するなど、アジアのフェスはもちろん、インターナショナルなフェスにもほとんど呼ばれています。そこの強さは、アイドルシーンでもミュージックシーンでも珍しい存在でしょうね。
SKY-HI:韓国はヒップホップが大きなシェアを占めているイメージがあるんですけど、韓国のバンドシーンってどんな状況ですか?
:バンドシーンは実際に弱いですね。バンドの絶対数も少ないし、需要が少ないんです。

筧さんによると、昨年の韓国の年間音楽チャートでは、1位がバラード、次いでダンス、ヒップホップと続き、バンドは7、8位くらいと需要が多くはないという。

SKY-HI:なんとなく韓国はアメリカと似ているんですかね。
:そうかもしれないですね。10年くらい前は、日本のように韓国もヒップホップがここまでメジャーではなく、「バンドもヒップホップも頑張ろうね」という話をしていました。でも、最近になってバンドシーンのメンバーが「ヒップホップはメジャーに行った。俺たちはいつ行けるんだろう」と、ヒップホップシーンの人たちをうらやましがる話も耳にします。
SKY-HI:日本は不思議なくらいバンドの時代がずーっと続いている状況ですよね(笑)。ちなみにHYUKOHみたいなバンドが他にも出てきたりしているんですか?
:ここまで世界規模のバンドは、私の知る限り韓国ではHYUKOHが初めてだと思います。


■日本と韓国の音楽シーンの違いと、その背景にあるもの

なぜ、韓国ではヒップホップシーンが盛り上がっているのだろうか。筧さんは韓国の若者から「今から音楽を始めようとしても、もともと楽器になじみのない国なので楽器自体が高い。ヒップホップは何もなくても始められる」と聞いたという。

SKY-HI:ヒップホップは安いパソコンがあればできますからね。
:楽器をそろえたり習ったりするところから始めるバンドに対して、若者はハードルが高いと感じていて、そういった意味でもヒップホップやブラックミュージックの方が入りやすいみたいですね。
SKY-HI:ヒップホップの手軽さはね。ラップは体が楽器だったりしますからね(笑)。
:一方で、日本は楽器が安く出回っていたりもするので。
SKY-HI:日本はバンドブームと経済的なバブルが重なって、各地に楽器屋ができたり、多くのライブハウスができたりしたから。
:そこが脈々と受け継がれ、今のフェスバブルにつながり今に至っている。日本と韓国ではバンドに対するベースが全く違うことが音楽シーンの大きな差かもしれませんね。

HYUKOHのワールドツアーの日本公演は、2月に福岡、大阪、名古屋、東京の4都市で開催される。世界を熱狂させる彼らの音楽を体感してほしい。詳しくは公式サイトから。

『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「IMASIA」では、ラッパーのSKY-HIがラップ、ヒップホップを軸にした切り口で、アジアのカルチャーを追う。放送は毎週日曜の10時40分から。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月26日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

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