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SNSは「脳にとってジャンクフード」 脳科学者・茂木健一郎が教える、脳の育て方

SNSは「脳にとってジャンクフード」 脳科学者・茂木健一郎が教える、脳の育て方

J-WAVEで放送中の番組『TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。11月7日(木)のオンエアでは、脳科学者・茂木健一郎がゲストに登場。著書『脳HACK大全』を出版したばかりの茂木が、日常生活のちょっとした工夫で集中力をアップして脳を最適化する方法(="脳HACK")を伝授した。


■集中力を鍛えるには?

茂木によると、集中力を鍛えるひとつの方法として、ノイズをかけた負荷トレーニングというものがある。例えば、勉強する際はリビングがおすすめなのだという。その理由は......。

茂木:ノイズが多いところで集中できると、前頭葉のリソース管理の回路を鍛えてくれます。

続けて茂木は、集中力を鍛えるうえで重要なことはメリハリだと主張した。

茂木:脳の機能を引き出すのに、いちばん大事なのは「時間」です。例えば1時間で仕事をするとなったら、いきなりトップスピードになってほしいですよね。でも、多くの人はダラダラ集中力を高めていく。なので、トップギアに入る練習をしなければならない。集中力は中だるみが怖いので、そのなかでいかに"句読点"を入れていくかが重要です。みなさんにやってほしいことは、集中するときはトップスピードになって、やめるときも一気にダラっとしてほしい。脳の前頭葉にあるスイッチオンの回路と、スイッチオフの回路は同じだからです。



■脳の栄養補給に「読書」がオススメ

脳を鍛えるために、読書を習慣化したい。

茂木:読書は脳の栄養なんです。側頭連合野(そくとうれんごうや)という回路を鍛えるうえで、いちばんの栄養素になります。みなさんはSNSやネットで断片的な情報は見るんですけど、それって(脳にとっては)ジャンクフードに近いんですよ。まとまった情報である、本を読むことがクオリティの高い脳への栄養になります。

起きてから2時間は「脳のゴールデンタイム」であり、新しいことやクリエイティブなことを始めるのに最適な時間帯とのこと。読者の秋ということで、まずは1冊の本を手に取ってみるところから、始めるのはいかがだろうか。

茂木の著書『脳HACK大全』は好評発売中。『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質にインサイトしていく。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月14日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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