J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR'S ROOM」。毎週木曜日はmiletが影響を受けたカルチャーや音楽について語る。11月14日(木)は、miletが「最近Shazamした曲」をテーマに選曲した。
■miletの気になる曲をコンビニでかけていたのは、まさかの……
「Shazam」は、街中やテレビなどで流れている音楽が気になったとき、スマートフォンにその曲を聴かせることで音楽を認識して検索してくれるアプリだ。「最近Shazamした曲」ということで、miletはアメリカのコンビニで経験したエピソードを語り出した。
・Mndsgn『Frugality, Zen & Homewards』
milet:私がこの曲をShazamで調べたのは、アメリカのコンビニ。レジの人が自分のスピーカーで流していたの。最初の5秒ぐらいでビビッときて、思わず会計待ちのときにShazamをしました。「この音使いたい」と思ってしまう音が詰め込まれている曲だなって思って。最初の入りから不思議じゃないですか、フルで聴いても不思議なんですよ。「どんな曲?」というのをまとめて言うことはできないんですけど、それがこの人のすごいところ。ほかの曲もとても個性的なんです。もちろんビートはいいんですけど、先の読めない音楽が病みつきになるから、どんな曲を聴いても楽しめます。
思わず店員に声を掛けたmiletは、その返答に驚いたそう。
milet:店員さんに「この曲恰好いいね」って言ったら「私の友だち」って言ってた。私はそのときMndsgnを知らなかったから「へえ、すごいね」って普通に終わって、帰って調べたらすごい人だった(笑)。「この人が友だちってどういうこと?」っていう感じだけど、LAってそういうところなんですね。
miletは、Shazamの使い方について「この歌手、誰?」と気になったときに調べるのが5割、「この音を使いたい!」と、音自体に興味を持ったときに調べるのが5割だと話す。今回は後者だったというが、調べていくうちにMndsgnというアーティストにも興味を持つようになっていったとのことだ。
■映画で流れていたカバー曲
・Bahamas feat. The Weather Station『Don't You Want Me』
milet:これは家で家族が観ていた映画を私がちらっと見て、そのときに流れていた曲。「The Human Leagueの曲だ」と思って「このカバー、誰?」って、映画をそっちのけで調べてました。映画自体は、日本では2014年に公開された監督・主演がベン・スティラーの『LIFE!』という映画です(笑)。いまだに映画は(通して)観ていないんだけど。このカバーが原曲と対照的なアクティブな感じで、思わず体を動かしたくなるような。目を閉じてうっとりと聴きたくなってしまうようなこのアレンジが最高です。
miletは、すぐにShazamを使用できるようにスマートフォンの設定をしているそう。それでもテレビで一瞬流れた曲だと間に合わないこともあるのだとか。そんなときは鼻歌でも楽曲が検索できるアプリを使っているそうで、miletは「すごい時代になっているね。アプリで調べられるってさ」と、便利さを実感していた。
■小さなころに見た映画からの思い出の曲
・Nico『These Days』
milet:これも映画を観ていてShazamしました。この曲が流れていたのは『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』というウェス・アンダーソン監督による2001年の映画です。この映画自体も素晴らしい、ロマンチックな映画でした。2001年の映画なので、当時まだ私は小さかった。小学生ぐらいのときに見たのかな? そのときから「この曲よかったな」というのだけは頭にあったんです。でもしばらくこの映画を全く観ないで、今年に入ってこの映画のことをふと思い出して。「あのシーンで流れていたあの曲、めっちゃよかったけど、なんだったんだろう?」って思い出して、映画を観直して、このシーンで思わずShazamをしてたどり着いた曲だったんです。
十数年の時間を経て曲との再開を果たしたmiletだが、誰が歌っているのかも知らなかったという。
milet:それで「Nicoの曲だったんだ」ってびっくりしました。Nicoは言わずと知れたThe Velvet Underground and NicoのNicoです。特徴的な歌声で素晴らしいアレンジになっていますよね。今聴いてもいい、懐かしさのなかに当時なりのモダンさを追求した感じがあって、そのセンスが心地いいです。この映画のなかではRAMONESの『Judy Is A Punk』も流れていたりして、音楽好きも楽しめる映画だなって改めて思いました。
■新しいスタイルで活動する、スペインのアーティスト
・ROSALÍA『DE AQUÍ NO SALES』
milet:私がこの曲を聴いたのはカレー屋さんで、あまりにアンマッチな感じで気になって調べました。彼女はスペインの伝統音楽であるフラメンコミュージックに、R&Bだったりエレクトロ、ポップスの要素を融合させて、新しい音楽スタイルで活動しているシンガーです。パフォーマンスも調べたらとっても恰好いいの。彼女は踊るんですよね。いわゆるフラメンコのダンスにラテンのセクシーさ、力強さとか、ストリート色の強いパフォーマンスをするんですけども、その感じがガチガチにハマってます。「この音楽でどうやって踊るの?」っていう感じですけど、彼女なりの音楽を生み出したビート感がダンスにも相まって、そのダンスと音楽が1つの作品になって、それを見るとまた音楽を聴いている印象とガラッと変わって恰好いいんですよね。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月21日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
■miletの気になる曲をコンビニでかけていたのは、まさかの……
「Shazam」は、街中やテレビなどで流れている音楽が気になったとき、スマートフォンにその曲を聴かせることで音楽を認識して検索してくれるアプリだ。「最近Shazamした曲」ということで、miletはアメリカのコンビニで経験したエピソードを語り出した。
・Mndsgn『Frugality, Zen & Homewards』
milet:私がこの曲をShazamで調べたのは、アメリカのコンビニ。レジの人が自分のスピーカーで流していたの。最初の5秒ぐらいでビビッときて、思わず会計待ちのときにShazamをしました。「この音使いたい」と思ってしまう音が詰め込まれている曲だなって思って。最初の入りから不思議じゃないですか、フルで聴いても不思議なんですよ。「どんな曲?」というのをまとめて言うことはできないんですけど、それがこの人のすごいところ。ほかの曲もとても個性的なんです。もちろんビートはいいんですけど、先の読めない音楽が病みつきになるから、どんな曲を聴いても楽しめます。
思わず店員に声を掛けたmiletは、その返答に驚いたそう。
milet:店員さんに「この曲恰好いいね」って言ったら「私の友だち」って言ってた。私はそのときMndsgnを知らなかったから「へえ、すごいね」って普通に終わって、帰って調べたらすごい人だった(笑)。「この人が友だちってどういうこと?」っていう感じだけど、LAってそういうところなんですね。
miletは、Shazamの使い方について「この歌手、誰?」と気になったときに調べるのが5割、「この音を使いたい!」と、音自体に興味を持ったときに調べるのが5割だと話す。今回は後者だったというが、調べていくうちにMndsgnというアーティストにも興味を持つようになっていったとのことだ。
■映画で流れていたカバー曲
・Bahamas feat. The Weather Station『Don't You Want Me』
milet:これは家で家族が観ていた映画を私がちらっと見て、そのときに流れていた曲。「The Human Leagueの曲だ」と思って「このカバー、誰?」って、映画をそっちのけで調べてました。映画自体は、日本では2014年に公開された監督・主演がベン・スティラーの『LIFE!』という映画です(笑)。いまだに映画は(通して)観ていないんだけど。このカバーが原曲と対照的なアクティブな感じで、思わず体を動かしたくなるような。目を閉じてうっとりと聴きたくなってしまうようなこのアレンジが最高です。
miletは、すぐにShazamを使用できるようにスマートフォンの設定をしているそう。それでもテレビで一瞬流れた曲だと間に合わないこともあるのだとか。そんなときは鼻歌でも楽曲が検索できるアプリを使っているそうで、miletは「すごい時代になっているね。アプリで調べられるってさ」と、便利さを実感していた。
■小さなころに見た映画からの思い出の曲
・Nico『These Days』
milet:これも映画を観ていてShazamしました。この曲が流れていたのは『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』というウェス・アンダーソン監督による2001年の映画です。この映画自体も素晴らしい、ロマンチックな映画でした。2001年の映画なので、当時まだ私は小さかった。小学生ぐらいのときに見たのかな? そのときから「この曲よかったな」というのだけは頭にあったんです。でもしばらくこの映画を全く観ないで、今年に入ってこの映画のことをふと思い出して。「あのシーンで流れていたあの曲、めっちゃよかったけど、なんだったんだろう?」って思い出して、映画を観直して、このシーンで思わずShazamをしてたどり着いた曲だったんです。
十数年の時間を経て曲との再開を果たしたmiletだが、誰が歌っているのかも知らなかったという。
milet:それで「Nicoの曲だったんだ」ってびっくりしました。Nicoは言わずと知れたThe Velvet Underground and NicoのNicoです。特徴的な歌声で素晴らしいアレンジになっていますよね。今聴いてもいい、懐かしさのなかに当時なりのモダンさを追求した感じがあって、そのセンスが心地いいです。この映画のなかではRAMONESの『Judy Is A Punk』も流れていたりして、音楽好きも楽しめる映画だなって改めて思いました。
■新しいスタイルで活動する、スペインのアーティスト
・ROSALÍA『DE AQUÍ NO SALES』
milet:私がこの曲を聴いたのはカレー屋さんで、あまりにアンマッチな感じで気になって調べました。彼女はスペインの伝統音楽であるフラメンコミュージックに、R&Bだったりエレクトロ、ポップスの要素を融合させて、新しい音楽スタイルで活動しているシンガーです。パフォーマンスも調べたらとっても恰好いいの。彼女は踊るんですよね。いわゆるフラメンコのダンスにラテンのセクシーさ、力強さとか、ストリート色の強いパフォーマンスをするんですけども、その感じがガチガチにハマってます。「この音楽でどうやって踊るの?」っていう感じですけど、彼女なりの音楽を生み出したビート感がダンスにも相まって、そのダンスと音楽が1つの作品になって、それを見るとまた音楽を聴いている印象とガラッと変わって恰好いいんですよね。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月21日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。