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古舘伊知郎、「43年分の猛反省」を込めた著書で書いたことは…

古舘伊知郎、「43年分の猛反省」を込めた著書で書いたことは…

J-WAVEで放送中の番組『RINREI CLASSY LIVING』(ナビゲーター:村治佳織)。10月12日(土)のオンエアでは、フリーアナウンサーの古舘伊知郎が登場。著書『言葉は凝縮するほど、強くなる - 短く話せる人になる!凝縮ワード -』や、アナウンサーを志したきっかけなどについて語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月19日28時59分まで)


■最新刊は「殆ど自己否定の本です」

古舘は、著書『言葉は凝縮するほど、強くなる - 短く話せる人になる!凝縮ワード -』を7月に出版した。「ダラダラしゃべるのは、やめだ!」というキャッチフレーズが印象的だが、古舘は「殆ど自己否定の本です」と言う。

古舘:自己否定といえば大げさかな。正直に訴えかけました。22歳でアナウンサーになって、フリーになってから30有余年経って、トータル43年分の猛反省がここに込められています。自分の欠点、弱点、本当に喋りすぎなところ。それを人のせいにするのは容易いんですけど、アナウンサーになった瞬間から「ものごとを描写しろ。目に映っているものを描写しろ」と言われて、練習ばかりしてました。そのせいにするのもズルいですけど、もともとの性でしょうけど、やっぱり喋りすぎてきました。
村治:そうですかね?
古舘:今の時代にマッチしていません。ネット社会の到来も全部引っくるめて「短くひと言で言ってよ」っていうね。せっかく中身があったとしても、やはり長いってことは疎まれる。そういう意味では猛反省を込めて、人がひと言で決めてくれた言葉とか、めちゃくちゃ怒られてそこから捻り出された粗末なひと言とか、自分が言ったこと、人が言って感動したこととか、そういう凝縮されたワンワードを連ねて、「こういう場面ではこういうふうに言ってみたらどうですか? ケース・バイ・ケースもありますけど」ということをしたためたので、本当に40年以上の反省が込められています。

村治は、本を読んでの感想について「これからの社会人の方たちにぜひ読んで頂きたいなと思いました」と話した。そして、「40何年言葉の世界で生きてこられた方のアドバイスはすごくスッと入ると思う」と続けた。

古舘:ストレートにアドバイスさせてもらってる部分もあるんですけど、その反面、自分が喋りすぎて「訴えたかったことが伝わってないな」というやるせないときに、相手の人が先回りするようにポンと置いてくれたひと言が「俺が15分ぐらい喋り続けてきたことって何なの?」って感じることもある。そういうものも入れているので、ぜひ読んでもらいたいなと思います。


■「真似できない」と限界を感じたときに学びがある

古舘がアナウンサーになった動機も訊いた。古舘の家族は皆口数が多く、意外なことに、古舘が幼い頃は口数の少ない性格を演じていたという。しかし、その反発もあって、中学・高校時代から突然よく喋るようになった。学校でプロレスの実況中継の真似や、教師の行動を実況する芸がウケたのがきっかけでアナウンサーを志すようになり、大学卒業後に見事にアナウンサーとなった。

古舘:本当に時代に恵まれた幸運だと思います。今だったらアナウンサーになれてないと思うんですよ。今は女性アナウンサーと同じく男性も、容姿や立ち姿のきれいさでかなりの割合が採用されてますよ。
村治:(笑)。目標とされてた先輩は徳光和夫さんなんですよね?
古舘:同じ立教系なので。徳光さんが一番上で、次が関口 宏さんで、その1個下がみのもんたさんで、10個下が僕なんです。
村治:アナウンサーになりたくて立教大学を選んだんですか?
古舘:いや、高校に入ったときに、みのさんの深夜番組ハマったんです。そこで高校の話も出てくるので身近に感じたし、「こんな上手いパーソナリティ喋りができたらな」と憧れて、徳光さんのプロレス実況にも憧れました。そこが僕の原点ですね。

実際にアナウンサーになってからは、どのようにアナウンサーとしての技術を磨いていったのだろうか。

古舘:「究極の"教わること"って何だろう?」っていうことについて、本でも若干書いているんですけど、「(先輩を)真似できない」って限界に達したときに一番教わることってあると思うんですよ。
村治:なるほど。
古舘:僕はみのさんみたいに、まろやかに80過ぎの女性を「お嬢さん」と呼んで楽しくさせる艶っぽい喋りはできないんですよ。「できない」と思ったときに何か学ぶんですね。そこにオリジナルの萌芽があるんじゃないかと。
村治:それはヒントになりますね。
古舘:それを無理矢理を磨いてると自分流ができるのかなと。だから、僕のなかに幾層にも先輩がたの喋りが沈殿しているんです。その上に自分が立ってるだけで、自分ひとりで喋っているわけじゃない。佃味みたいに煮詰めているんじゃないですかね。

オンエアでは、古舘がセレクトした沖 仁の『Spain』を流した。「対談をしたときに目の前で『Spain』を聴いたんです。スペインに生まれたわけでもないのに泣きそうになるほど哀切な音色でした」と紹介した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月19日28時59分まで)
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『RINREI CLASSY LIVING』
放送日時:土曜 20時-20時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/classyliving/

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