J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。7月22日(月)のオンエアでは、三浦大知さんが登場。パフォーマンスでハンドマイクを使う理由や、ライブ制作の裏側などについて話しました。
【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年7月29日28時59分まで)
■「非常に特殊な人生だな」
三浦さんは、今年の2月に行われた「天皇陛下御在位三十年記念式典」で、上皇様が作詞、上皇后様が作曲をした『歌声の響』を披露しました。
三浦:「本当に僕ですか?」と、間違いなんじゃないかと思いましたけど、光栄なことでした。
西沢:(歌を)間違いそうになったの?
三浦:いやいや、「本当に僕でいいんでしょうか?」と。
西沢:でも三浦さんは、歌詞を間違えることには定評がありますからね?
三浦:そうですね(笑)。ブルーレイとかDVDにそのまま収録されることも多いんで(笑)。
西沢:子どもの頃から活動してると、そのへんは堂々としてるよ。
三浦:間違えないのが一番いいんですけどね。
西沢:でも、この仕事以外のことは知らないわけじゃない。すごいよね!
三浦:「非常に特殊な人生だな」と自分でも思います。
西沢:いいところを目一杯使って仕事にしている。
三浦:自分が好きなことをずっとやれるのは、本当に嬉しいですね。
■歌いながら踊る理由は?
三浦さんは先日、25枚目のシングル『片隅 / Corner』をリリースしました。三浦さんがFolderとしてデビューしたのは9歳のとき。その頃の思い出を訊きました。
三浦:Folderのときは、いろいろな課題曲がたくさんあったので、日々、練習の繰り返しでした。
西沢:結局、歌とかダンスは、場数を踏まないといけないものなの?
三浦:それが一番近道だと思います。練習もそうだし、現場で付く筋肉みたいなものは、すごくあると思います。
西沢:パフォーマンスの安定感みたいなものを身に付けるには、やっぱり場数を踏むことが重要なの?
三浦:"使える筋肉"は、自分の安心感や自分を支えるものに繋がっている気がします。
「ライブのセットリストを作るときに、たくさん踊る曲を並べるんですけど、やって後悔することが多い」と話す三浦さん。ライブでハンドマイクを使う意外な理由が明らかになりました。
西沢:ライブのDVDを観ると、肩で息してるもんね?
三浦:僕はそのためにハンドマイクを使ってるんです。息が上がっていても、マイクを離しておけば、いくら"ぜいぜい"言っても大丈夫なんです。息が上がってないように見せるんです。
西沢:どうしてわざわざ、動きながら歌うことに挑むの?
三浦:最初にスクールに入ったときから、そのスタイルだったんです。普通は歌を習うなら歌、ダンスを習いに行くにならダンススタジオじゃないですか。通っていたスクールは歌って踊るのが最初からデフォルトでした。ダンスを習いに行ったけど、気づいたら歌も歌っていたんです。その精神がずっと自分に残ってるんです。
西沢:マイケル・ジャクソンとかの時代から比べると、今は運動量も絶対違うよね?
三浦:スタイルもどんどん派生して、ハードなものも増えました。でも、ダンスは音に対する仕草でもあるから、「絶対的に激しくないとダメ」とか「キレキレじゃないとダメ」っていうものでもないと思うんです。
西沢:なるほど。
三浦:だから、マイケルが右を向いて指を指す、だけでも格好良いし、それもダンスじゃないですか。
西沢:それは、リードボーカルだから許される仕草だよね?
三浦:そうなんですかね。でも、最近だとダンサーは表現者として確立してきてるから、ちょっとした歩き方がグッとくる、ということも全然あると思うんです。「表現が激しいからダンスが格好良い」というんじゃなくて、もっとダンスの色々な部分を切り取って、自分を通して表現していけたらいいなって思います。
■ジャンルを越えて、三浦大知チームの音にしたい
オンエアでは、『片隅』を流しました。ドラマ『白衣の戦士!』の挿入歌です。曲を聴いた西沢は感想を述べました。
西沢:こういう場面が浮かぶような曲だとか、さまざまな世界観で、いろいろなことをやっていかないとダメなんでしょ? R&Bの人とかだと「また同じクラップの音だよ」とか、「アルバム4枚を通して同じ音」っていうのもあるじゃない。
三浦:その良さもありますよね。僕はいろいろなことをやりたい性格なんです。「次はこういうことをやりたい」「こういうことはチャレンジしたことがないからやってみたい」という欲があります。ジャンルを飛び越えて行きながらも、「三浦大知のチームがやったら、三浦大知のチームの音だよね。ジャンルを飛び越えてるけど、ひとつのジャンルになってる」というところを目指したいです。
三浦さんは9月から、「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2020」を開催します。関東近郊は9月21日(土)、22日(日)に幕張メッセ 幕張イベントホール。11月5日(火)に国立代々木競技場 第一体育館で行われます。ライブの制作にはすでに取り掛かっていて、予算やライブに関わるチームのスケジュールなど、細かい部分にも気を配っているそうです。
西沢:舞台の装置で、コストの問題とかもあるでしょ?
三浦:最初は関係なくアイデアを言うんですけど、言っていくとどんどん制作スタッフの顔が曇ってきて、「そんな演出もやりますか」とか「そんな装置も入れますか」という表情になってくるんです(笑)。それを感じ取りながら「こういうのはどうですか?」とアイデアを出したり。さすがに「その機材は何千万もかかります」とかってなったら無理なので、「こういうので同じような効果を作れるんじゃない?」とか。みんなで手作りでやってます。
西沢:それだったら、ありがたいよね? お金をめちゃくちゃ使いたがるだけじゃないんだ。
三浦:新しい装置を見せるための音楽ではないし、まずは音楽があって、その音楽をより面白く見せるためにはどんな演出が必要なのか考えます。
三浦さんは、8月16日(金)から18日(日)に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催される、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田陸原作「蜜蜂と遠雷」コンサートシリーズ第三弾「『蜜蜂と遠雷』リーディング・オーケストラコンサート ~ひかりを聴け~」にも出演します。ぜひチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年7月29日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年7月29日28時59分まで)
■「非常に特殊な人生だな」
三浦さんは、今年の2月に行われた「天皇陛下御在位三十年記念式典」で、上皇様が作詞、上皇后様が作曲をした『歌声の響』を披露しました。
三浦:「本当に僕ですか?」と、間違いなんじゃないかと思いましたけど、光栄なことでした。
西沢:(歌を)間違いそうになったの?
三浦:いやいや、「本当に僕でいいんでしょうか?」と。
西沢:でも三浦さんは、歌詞を間違えることには定評がありますからね?
三浦:そうですね(笑)。ブルーレイとかDVDにそのまま収録されることも多いんで(笑)。
西沢:子どもの頃から活動してると、そのへんは堂々としてるよ。
三浦:間違えないのが一番いいんですけどね。
西沢:でも、この仕事以外のことは知らないわけじゃない。すごいよね!
三浦:「非常に特殊な人生だな」と自分でも思います。
西沢:いいところを目一杯使って仕事にしている。
三浦:自分が好きなことをずっとやれるのは、本当に嬉しいですね。
■歌いながら踊る理由は?
三浦さんは先日、25枚目のシングル『片隅 / Corner』をリリースしました。三浦さんがFolderとしてデビューしたのは9歳のとき。その頃の思い出を訊きました。
三浦:Folderのときは、いろいろな課題曲がたくさんあったので、日々、練習の繰り返しでした。
西沢:結局、歌とかダンスは、場数を踏まないといけないものなの?
三浦:それが一番近道だと思います。練習もそうだし、現場で付く筋肉みたいなものは、すごくあると思います。
西沢:パフォーマンスの安定感みたいなものを身に付けるには、やっぱり場数を踏むことが重要なの?
三浦:"使える筋肉"は、自分の安心感や自分を支えるものに繋がっている気がします。
「ライブのセットリストを作るときに、たくさん踊る曲を並べるんですけど、やって後悔することが多い」と話す三浦さん。ライブでハンドマイクを使う意外な理由が明らかになりました。
西沢:ライブのDVDを観ると、肩で息してるもんね?
三浦:僕はそのためにハンドマイクを使ってるんです。息が上がっていても、マイクを離しておけば、いくら"ぜいぜい"言っても大丈夫なんです。息が上がってないように見せるんです。
西沢:どうしてわざわざ、動きながら歌うことに挑むの?
三浦:最初にスクールに入ったときから、そのスタイルだったんです。普通は歌を習うなら歌、ダンスを習いに行くにならダンススタジオじゃないですか。通っていたスクールは歌って踊るのが最初からデフォルトでした。ダンスを習いに行ったけど、気づいたら歌も歌っていたんです。その精神がずっと自分に残ってるんです。
西沢:マイケル・ジャクソンとかの時代から比べると、今は運動量も絶対違うよね?
三浦:スタイルもどんどん派生して、ハードなものも増えました。でも、ダンスは音に対する仕草でもあるから、「絶対的に激しくないとダメ」とか「キレキレじゃないとダメ」っていうものでもないと思うんです。
西沢:なるほど。
三浦:だから、マイケルが右を向いて指を指す、だけでも格好良いし、それもダンスじゃないですか。
西沢:それは、リードボーカルだから許される仕草だよね?
三浦:そうなんですかね。でも、最近だとダンサーは表現者として確立してきてるから、ちょっとした歩き方がグッとくる、ということも全然あると思うんです。「表現が激しいからダンスが格好良い」というんじゃなくて、もっとダンスの色々な部分を切り取って、自分を通して表現していけたらいいなって思います。
■ジャンルを越えて、三浦大知チームの音にしたい
オンエアでは、『片隅』を流しました。ドラマ『白衣の戦士!』の挿入歌です。曲を聴いた西沢は感想を述べました。
西沢:こういう場面が浮かぶような曲だとか、さまざまな世界観で、いろいろなことをやっていかないとダメなんでしょ? R&Bの人とかだと「また同じクラップの音だよ」とか、「アルバム4枚を通して同じ音」っていうのもあるじゃない。
三浦:その良さもありますよね。僕はいろいろなことをやりたい性格なんです。「次はこういうことをやりたい」「こういうことはチャレンジしたことがないからやってみたい」という欲があります。ジャンルを飛び越えて行きながらも、「三浦大知のチームがやったら、三浦大知のチームの音だよね。ジャンルを飛び越えてるけど、ひとつのジャンルになってる」というところを目指したいです。
三浦さんは9月から、「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2020」を開催します。関東近郊は9月21日(土)、22日(日)に幕張メッセ 幕張イベントホール。11月5日(火)に国立代々木競技場 第一体育館で行われます。ライブの制作にはすでに取り掛かっていて、予算やライブに関わるチームのスケジュールなど、細かい部分にも気を配っているそうです。
西沢:舞台の装置で、コストの問題とかもあるでしょ?
三浦:最初は関係なくアイデアを言うんですけど、言っていくとどんどん制作スタッフの顔が曇ってきて、「そんな演出もやりますか」とか「そんな装置も入れますか」という表情になってくるんです(笑)。それを感じ取りながら「こういうのはどうですか?」とアイデアを出したり。さすがに「その機材は何千万もかかります」とかってなったら無理なので、「こういうので同じような効果を作れるんじゃない?」とか。みんなで手作りでやってます。
西沢:それだったら、ありがたいよね? お金をめちゃくちゃ使いたがるだけじゃないんだ。
三浦:新しい装置を見せるための音楽ではないし、まずは音楽があって、その音楽をより面白く見せるためにはどんな演出が必要なのか考えます。
三浦さんは、8月16日(金)から18日(日)に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催される、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田陸原作「蜜蜂と遠雷」コンサートシリーズ第三弾「『蜜蜂と遠雷』リーディング・オーケストラコンサート ~ひかりを聴け~」にも出演します。ぜひチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年7月29日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
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