J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』（ナビゲーター：渡辺 祐・山田玲奈）のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。5月25日（土）のオンエアでは、お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんが登場。ゴミ清掃員でもある滝沢さんが仕事をもとに描いたエッセイマンガ『ゴミ清掃員の日常』（講談社）について話を訊きました。
■分別ルールに変化が…
ゴミを回収していると、社会が見えてくるそうです。場所によって、ゴミの量や種類が違うのだとか。
滝沢：高級住宅地はあまりゴミを出さないけど、そうでもない地域は大量にゴミを出します。ゴミ収集車の回転板がゴミ袋をやぶるので中身が見えるのですが、タバコのゴミが多いですね。高級住宅地では、ほとんどタバコのゴミは出ません。そうでもない地域のほうが、水浸しにしてある吸い殻やペットボトルに入った吸い殻などが見られます。小さな消費が大きな浪費につながることが見受けられます。
高級住宅地のゴミは、美容液、テニスボール、健康グッズが多く、「健康志向とも言えますし、自己投資している人が多いなと思います」と話しました。
■あれって不燃ゴミ？ 可燃ゴミ？
ゴミを捨てるとき、「これって不燃ゴミ？ 可燃ゴミ？」と迷うことがありますよね。滝沢さんが例に挙げたのは、「ベルト」でした。
滝沢：ベルトって金具がついているし、不燃とも可燃とも捉えることができるので、どっちか迷いますよね。地域で違いはあるんですけど、だいたいのところで「9割ルール」というのが採用されています。素材の9割が燃えるものであれば燃えるゴミ。でも、なるべく金具は外してくださいと呼びかけています。
以前までは不燃ゴミだったけど、現在は可燃ゴミに……というケースもあります。
滝沢：MDやCD、ビデオテープは、ひと昔前は不燃ゴミでした。これが10年ちょっと前に可燃ゴミになりました。それには理由がありまして、最終処分場というのがあるんですけど、それがだんだん狭くなって埋め立てる場所がなくなってきてるんです。ゴミを持っていくところがなくなって困るので、「不燃ゴミのなかから燃やせるものはないか」「プラスチックゴミなら燃やせるかもしれない」「しかし、プラスチックゴミを燃やすとダイオキシンが発生してしまう」ということで、研究を重ねて、焼却炉の技術がアップして、高熱で燃やすとダイオキシンが発生しないことがわかったので、ビデオテープやCDは燃やせるようになり、可燃ゴミになりました。
■偶然にも結婚記念日が「ごみゼロの日」
滝沢さんが原作・構成、妻・友紀さんがマンガを担当して二人三脚で作られたエッセイマンガ『ゴミ清掃員の日常』が5月30日（木）に発売します。この日は滝沢さんの結婚記念日でもあります。
滝沢：結婚したのが11年前なんですけど、妻に「この日をどうやって覚えよう」と言ったら「5月30日（ごみゼロの日）がいいんじゃない」って。そのときはゴミ清掃員をしてなかったので運命的な感じです。こうしてマンガも出させていただけるなんて。お祝いついでに買っていただければと思います。
『ゴミ清掃員の日常』の制作秘話について訊きました。
滝沢：僕はマンガを描くのが下手なんですよ。伝わるものも伝わらないので誰かに描いてもらおうと思ったときに、妻がいつも書き置きの下のところにネコの絵とかを描いていたのが意外とうまかったのを急に思い出して、「妻だったら描けるかな」と思ったんです。断られると思ったら「やろうかな」って言うので、僕が下書きみたいなのを描いて、妻が清書をするみたいな感じで、1年間くらい絵の勉強をしながら、妻がiPadでマンガを描くようになりました。これでひとつ、夫婦で初めて何かできたなと思いました。結婚式も挙げてませんし、籍を入れただけで新婚旅行もお金がなくて行かなかったので。
滝沢さんの息子は芸人でありゴミ清掃員である滝沢さんをみて、「大人は仕事をふたつ持つもの」と思っているそう。今は「ゴミ清掃員とプロ野球選手になる」と言っていると、微笑ましいエピソードを明かしました。滝沢さんの著書『ゴミ清掃員の日常』をぜひ手に取ってみてください。
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【番組情報】
番組名：『RADIO DONUTS』
放送日時：毎週土曜 8時－12時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/
■分別ルールに変化が…
ゴミを回収していると、社会が見えてくるそうです。場所によって、ゴミの量や種類が違うのだとか。
滝沢：高級住宅地はあまりゴミを出さないけど、そうでもない地域は大量にゴミを出します。ゴミ収集車の回転板がゴミ袋をやぶるので中身が見えるのですが、タバコのゴミが多いですね。高級住宅地では、ほとんどタバコのゴミは出ません。そうでもない地域のほうが、水浸しにしてある吸い殻やペットボトルに入った吸い殻などが見られます。小さな消費が大きな浪費につながることが見受けられます。
高級住宅地のゴミは、美容液、テニスボール、健康グッズが多く、「健康志向とも言えますし、自己投資している人が多いなと思います」と話しました。
■あれって不燃ゴミ？ 可燃ゴミ？
ゴミを捨てるとき、「これって不燃ゴミ？ 可燃ゴミ？」と迷うことがありますよね。滝沢さんが例に挙げたのは、「ベルト」でした。
滝沢：ベルトって金具がついているし、不燃とも可燃とも捉えることができるので、どっちか迷いますよね。地域で違いはあるんですけど、だいたいのところで「9割ルール」というのが採用されています。素材の9割が燃えるものであれば燃えるゴミ。でも、なるべく金具は外してくださいと呼びかけています。
以前までは不燃ゴミだったけど、現在は可燃ゴミに……というケースもあります。
滝沢：MDやCD、ビデオテープは、ひと昔前は不燃ゴミでした。これが10年ちょっと前に可燃ゴミになりました。それには理由がありまして、最終処分場というのがあるんですけど、それがだんだん狭くなって埋め立てる場所がなくなってきてるんです。ゴミを持っていくところがなくなって困るので、「不燃ゴミのなかから燃やせるものはないか」「プラスチックゴミなら燃やせるかもしれない」「しかし、プラスチックゴミを燃やすとダイオキシンが発生してしまう」ということで、研究を重ねて、焼却炉の技術がアップして、高熱で燃やすとダイオキシンが発生しないことがわかったので、ビデオテープやCDは燃やせるようになり、可燃ゴミになりました。
■偶然にも結婚記念日が「ごみゼロの日」
滝沢さんが原作・構成、妻・友紀さんがマンガを担当して二人三脚で作られたエッセイマンガ『ゴミ清掃員の日常』が5月30日（木）に発売します。この日は滝沢さんの結婚記念日でもあります。
滝沢：結婚したのが11年前なんですけど、妻に「この日をどうやって覚えよう」と言ったら「5月30日（ごみゼロの日）がいいんじゃない」って。そのときはゴミ清掃員をしてなかったので運命的な感じです。こうしてマンガも出させていただけるなんて。お祝いついでに買っていただければと思います。
『ゴミ清掃員の日常』の制作秘話について訊きました。
滝沢：僕はマンガを描くのが下手なんですよ。伝わるものも伝わらないので誰かに描いてもらおうと思ったときに、妻がいつも書き置きの下のところにネコの絵とかを描いていたのが意外とうまかったのを急に思い出して、「妻だったら描けるかな」と思ったんです。断られると思ったら「やろうかな」って言うので、僕が下書きみたいなのを描いて、妻が清書をするみたいな感じで、1年間くらい絵の勉強をしながら、妻がiPadでマンガを描くようになりました。これでひとつ、夫婦で初めて何かできたなと思いました。結婚式も挙げてませんし、籍を入れただけで新婚旅行もお金がなくて行かなかったので。
5月30日に発売される漫画『ゴミ清掃員の日常』が我が家に届きました。やっと形になりました。こども達が不思議そうに見ています。なぜか通学帽子。#ゴミ清掃員の日常 pic.twitter.com/GpSNWCQFZE
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) May 26, 2019
滝沢さんの息子は芸人でありゴミ清掃員である滝沢さんをみて、「大人は仕事をふたつ持つもの」と思っているそう。今は「ゴミ清掃員とプロ野球選手になる」と言っていると、微笑ましいエピソードを明かしました。滝沢さんの著書『ゴミ清掃員の日常』をぜひ手に取ってみてください。
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【番組情報】
番組名：『RADIO DONUTS』
放送日時：毎週土曜 8時－12時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/
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