J-WAVEで放送中の『GOLD RUSH』(ナビゲーター:渡部 建)のワンコーナー「LAND ROVER ALL FOR RUGBY」。9月に日本で開幕するラグビーワールドカップを楽しむために、毎回テーマを変えながらラグビーの魅力を探っていきます。5月17日(金)のオンエアでは、歴代4位となる代表キャップ78を誇るレジェンド・畠山健介選手が登場。「プロップについて教えて」をテーマに話を訊きました。
■プロップとは
まず、プロップがどんなポジションなのかを説明してもらいました。
畠山:プロップは背番号1番と3番の選手のポジションです。1番は左プロップまたはルースヘッドプロップ、3番は右プロップまたはタイトヘッドプロップと呼びます。
渡部:1番と3番の違いはなんですか?
畠山:主に違いが出るのはスクラムです。3番は右側にいて、相手の2番と1番の間に頭がきます。両方に相手がいてキツイということでタイトヘッドと呼ばれます。1番は片方にしか相手がいないのでルースヘッド。
渡部:畠山さんは3番のタイトヘッドですね。体格は大きいほうが有利なんですか?
畠山:そうですね。スクラムってうしろからの重みもくるので、大柄な選手が務めることが多いです。
渡部:子どもの頃からこのポジションでしたか?
畠山:そうですね。大柄な選手って日本にあまりいないんですよね。だから強制的に決まっちゃいます。
■スクラム前から駆け引き!
続いて、スクラムで見る「首の取り合い」について訊きました。
畠山:あれは、行きたい方向や押したい方向があるんです。時計でいう1時方向に押したいんです。
渡部:それは、何でですか?
畠山:一番相手を押せる角度なんです。パワーを発揮しやすい。
渡部:そのために首の位置を探っているんですね。
畠山:首だけがそっちに向いて体がまっすぐだとケガにつながりますし、よくない。舵取りの意味も込めて、首を強いところを取って相手に好きなようにさせないんです。
渡部:なるほど。じゃあ上手か下手かすぐにわかるんですね。
畠山:わかります。なんならスクラムを組む前から駆け引きが始まります。
渡部:え! どういうことですか? 目線とか表情ですか?
畠山:首の位置です。悪い姿勢から首を動かすのは大変なので、首を固定して「こっちに行くんだ」って強いポジションを最初から取っておくこと。そうすると、組んだときには強いポジションを取れるんです。
渡部:組む前に時間がかかっていることがありますもんね。
畠山:あれはプロップが駆け引きをしているんです。
渡部:スクラムで取られる反則ってあるじゃないですか。故意に崩すコラプシングや90度以上スクラムが回ってしまうスクラムホイール。これは、どういうことが起きて、この反則につながるんですか?
畠山:先ほど話したように、押したい方向があって、そのために必要な体勢や状態があるので小競り合いがずっと続くんです。プロップは舵取り役なので行きたい方向に首や体を動かすので、そういうねじれや力の関係で崩れたりしてしまいます。
最後に、プロップをしていて嬉しい瞬間を訊きました。
畠山:やっぱりスクラムですね。スクラムを押すか押さないかで、チームや試合の雰囲気がガラッと変わるんです。
渡部:スタジアムの雰囲気も変わりますよね。
畠山:わかりやすいですよね。押し勝てているかどうかはラグビーをよく知らない人でもわかるので。
番組ではほかにも、スクラム以外のプロップの役割や注目選手について話しました。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分-20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/
■プロップとは
まず、プロップがどんなポジションなのかを説明してもらいました。
畠山:プロップは背番号1番と3番の選手のポジションです。1番は左プロップまたはルースヘッドプロップ、3番は右プロップまたはタイトヘッドプロップと呼びます。
渡部:1番と3番の違いはなんですか?
畠山:主に違いが出るのはスクラムです。3番は右側にいて、相手の2番と1番の間に頭がきます。両方に相手がいてキツイということでタイトヘッドと呼ばれます。1番は片方にしか相手がいないのでルースヘッド。
渡部:畠山さんは3番のタイトヘッドですね。体格は大きいほうが有利なんですか?
畠山:そうですね。スクラムってうしろからの重みもくるので、大柄な選手が務めることが多いです。
渡部:子どもの頃からこのポジションでしたか?
畠山:そうですね。大柄な選手って日本にあまりいないんですよね。だから強制的に決まっちゃいます。
■スクラム前から駆け引き!
続いて、スクラムで見る「首の取り合い」について訊きました。
畠山:あれは、行きたい方向や押したい方向があるんです。時計でいう1時方向に押したいんです。
渡部:それは、何でですか?
畠山:一番相手を押せる角度なんです。パワーを発揮しやすい。
渡部:そのために首の位置を探っているんですね。
畠山:首だけがそっちに向いて体がまっすぐだとケガにつながりますし、よくない。舵取りの意味も込めて、首を強いところを取って相手に好きなようにさせないんです。
渡部:なるほど。じゃあ上手か下手かすぐにわかるんですね。
畠山:わかります。なんならスクラムを組む前から駆け引きが始まります。
渡部:え! どういうことですか? 目線とか表情ですか?
畠山:首の位置です。悪い姿勢から首を動かすのは大変なので、首を固定して「こっちに行くんだ」って強いポジションを最初から取っておくこと。そうすると、組んだときには強いポジションを取れるんです。
渡部:組む前に時間がかかっていることがありますもんね。
畠山:あれはプロップが駆け引きをしているんです。
渡部:スクラムで取られる反則ってあるじゃないですか。故意に崩すコラプシングや90度以上スクラムが回ってしまうスクラムホイール。これは、どういうことが起きて、この反則につながるんですか?
畠山:先ほど話したように、押したい方向があって、そのために必要な体勢や状態があるので小競り合いがずっと続くんです。プロップは舵取り役なので行きたい方向に首や体を動かすので、そういうねじれや力の関係で崩れたりしてしまいます。
最後に、プロップをしていて嬉しい瞬間を訊きました。
畠山:やっぱりスクラムですね。スクラムを押すか押さないかで、チームや試合の雰囲気がガラッと変わるんです。
渡部:スタジアムの雰囲気も変わりますよね。
畠山:わかりやすいですよね。押し勝てているかどうかはラグビーをよく知らない人でもわかるので。
番組ではほかにも、スクラム以外のプロップの役割や注目選手について話しました。
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