J-WAVEの新番組『CHINTAI COLORS OF WONDER』(ナビゲーター:堀口ミイナ)。カラフルな東京の今をキャッチするこの番組。4月21日(日)のオンエアでは、今、世界的に注目されている日本茶を特集しました。
お茶といえば、ペットボトルに入ったものを飲む人も多いのではないでしょうか。ペットボトルのお茶は2007年を境に購入額が増えていて、茶葉を上回っています。日本茶は海外でも注目されていて、2018年には緑茶の輸出額が過去最高を記録しました。
■九州のお茶は濃い
東京でも日本茶の面白いムーブメントがたくさん起きています。新橋にお茶をコンセプトにした「ホテル1899東京」がオープンしたり、日本茶専門のカフェやスタンド、茶葉の製法にこだわった高級路線の専門店も増えています。
堀口は、恵比寿にある日本茶カフェ「INARI TEA」を訪れました。店内は、キツネのネオンサインが光っていたり、お茶缶とお酒の瓶が並べてあります。寿司屋のようなカウンターがあり、ガラス張りの明るい空間です。
今回は、鹿児島県産の「あさつゆ」という品種のお茶をいただきました。堀口は「綺麗な緑色。味が濃厚!」と感激。オーナーによると……。
オーナー:九州のお茶のいいところは、コク、うまみ、甘みがいい意味で濃いお茶が収穫できる点です。一方、静岡県のお茶は違うよさがあって、のどごしのよさや、キレがいいという特徴があります。九州はどっしりとして、トロッとしている濃厚なお茶の産地です。
堀口:一口飲むと爽やかな日本茶ですが、あとからふわっと味がしっかりしますね。
オーナー:アミノ酸やテアニンという成分がたくさん含まれています。
「INARI TEA」では本格的なお茶を提供しますが、お店の雰囲気はポップで、外観は普通のカフェ。シングルオリジンなので、産地を楽しむことができます。日本茶を使ったオリジナルのメニューや、カクテルも用意しています。
オーナー:日本茶のクオリティはもちろん、実際に提供する味は高いレベルをクリアしたいと思っています。そのうえで挑戦しているテーマは“未来の日本茶“。パティシエ、バーテンダー、イタリアのシェフなどと組んで、我々しか描けない日本茶の未来を、それぞれの分野で、それぞれが想像しながら、みんなで描いていきます。例えば、パフェの中のパーツで、抹茶を使ったアイスの中に「アニス」というハーブを合わせて、しっかり抹茶も感じられる味にしたものもあります。
堀口:日本茶の可能性はどういったところにあると思いますか?
オーナー:ソフトドリンクでありながら、日本の精神性や哲学、文化、芸術、歴史がここまで凝縮されている飲み物は他にはないと思います。それを海外の方にも知ってもらうべく、可能性を追求していきます。
「INARI TEA」は、平日は朝8時から営業しています。通勤の途中で立ち寄ることもできます。
■おすすめの日本茶は?
後半では、日本茶に魅了されたスウェーデン人、ブレケル・オスカルさんに、日本茶の魅力を訊きました。
オスカルさんは、高校生のときに日本茶に魅了されてスウェーデンから日本へ移住。日本茶インストラクターの資格を取得して、現在は日本茶の伝道師として世界で活躍しています。
オスカル:日本茶の面白いところは、淹れ方によって味とか香りが変わるところ。柔軟性があります。同じお茶の葉を使っても、冷水で淹れると甘みや旨味を引き出すことができて、ちょっと渋みが効いたお茶がいいときは熱めのお湯で淹れます。旨味、甘み、渋味と苦味が調和したお茶が飲みたいときは70から80度のお湯で淹れます。香りは森林や山々を思わせる自然そのもの。それは他のお茶にはない魅力です。
オスカルさんは、日本茶の人気が出てきている背景について、「欧米の若い世代は、子どもの頃から刺身などの日本食を口にする機会があるため、日本茶を好きになる土台ができている」と分析しました。
そんなオスカルさんが選んだ、シングルオリジンの日本茶ベスト3はこちら。
・香駿(こうしゅん)
オスカル:ハーブっぽい香りがしてシナモンのような甘さがあります。後味も長く残るので、飲み慣れていない方にもおすすめです。
・蒼風(そうふう)
オスカル:インドの遺伝子が混ざっていて、花のような香りがします。煎茶ですが紅茶のような味わいもあります。
・静7132
オスカル:桜の香りがします。香料は入っておらず、クマリンという成分が自然にお茶の葉に入っています。いつでも日本の春が楽しめます。
ぜひこの機会に、オスカルさんおすすめの日本茶を楽しんでみてはいかがでしょうか?
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『CHINTAI COLORS OF WONDER』
放送日時:日曜 12時-12時54時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/colorswonder/
お茶といえば、ペットボトルに入ったものを飲む人も多いのではないでしょうか。ペットボトルのお茶は2007年を境に購入額が増えていて、茶葉を上回っています。日本茶は海外でも注目されていて、2018年には緑茶の輸出額が過去最高を記録しました。
■九州のお茶は濃い
東京でも日本茶の面白いムーブメントがたくさん起きています。新橋にお茶をコンセプトにした「ホテル1899東京」がオープンしたり、日本茶専門のカフェやスタンド、茶葉の製法にこだわった高級路線の専門店も増えています。
堀口は、恵比寿にある日本茶カフェ「INARI TEA」を訪れました。店内は、キツネのネオンサインが光っていたり、お茶缶とお酒の瓶が並べてあります。寿司屋のようなカウンターがあり、ガラス張りの明るい空間です。
今回は、鹿児島県産の「あさつゆ」という品種のお茶をいただきました。堀口は「綺麗な緑色。味が濃厚!」と感激。オーナーによると……。
オーナー:九州のお茶のいいところは、コク、うまみ、甘みがいい意味で濃いお茶が収穫できる点です。一方、静岡県のお茶は違うよさがあって、のどごしのよさや、キレがいいという特徴があります。九州はどっしりとして、トロッとしている濃厚なお茶の産地です。
堀口:一口飲むと爽やかな日本茶ですが、あとからふわっと味がしっかりしますね。
オーナー:アミノ酸やテアニンという成分がたくさん含まれています。
「INARI TEA」では本格的なお茶を提供しますが、お店の雰囲気はポップで、外観は普通のカフェ。シングルオリジンなので、産地を楽しむことができます。日本茶を使ったオリジナルのメニューや、カクテルも用意しています。
オーナー:日本茶のクオリティはもちろん、実際に提供する味は高いレベルをクリアしたいと思っています。そのうえで挑戦しているテーマは“未来の日本茶“。パティシエ、バーテンダー、イタリアのシェフなどと組んで、我々しか描けない日本茶の未来を、それぞれの分野で、それぞれが想像しながら、みんなで描いていきます。例えば、パフェの中のパーツで、抹茶を使ったアイスの中に「アニス」というハーブを合わせて、しっかり抹茶も感じられる味にしたものもあります。
堀口:日本茶の可能性はどういったところにあると思いますか?
オーナー:ソフトドリンクでありながら、日本の精神性や哲学、文化、芸術、歴史がここまで凝縮されている飲み物は他にはないと思います。それを海外の方にも知ってもらうべく、可能性を追求していきます。
「INARI TEA」は、平日は朝8時から営業しています。通勤の途中で立ち寄ることもできます。
■おすすめの日本茶は?
後半では、日本茶に魅了されたスウェーデン人、ブレケル・オスカルさんに、日本茶の魅力を訊きました。
オスカルさんは、高校生のときに日本茶に魅了されてスウェーデンから日本へ移住。日本茶インストラクターの資格を取得して、現在は日本茶の伝道師として世界で活躍しています。
オスカル:日本茶の面白いところは、淹れ方によって味とか香りが変わるところ。柔軟性があります。同じお茶の葉を使っても、冷水で淹れると甘みや旨味を引き出すことができて、ちょっと渋みが効いたお茶がいいときは熱めのお湯で淹れます。旨味、甘み、渋味と苦味が調和したお茶が飲みたいときは70から80度のお湯で淹れます。香りは森林や山々を思わせる自然そのもの。それは他のお茶にはない魅力です。
オスカルさんは、日本茶の人気が出てきている背景について、「欧米の若い世代は、子どもの頃から刺身などの日本食を口にする機会があるため、日本茶を好きになる土台ができている」と分析しました。
そんなオスカルさんが選んだ、シングルオリジンの日本茶ベスト3はこちら。
・香駿(こうしゅん)
オスカル:ハーブっぽい香りがしてシナモンのような甘さがあります。後味も長く残るので、飲み慣れていない方にもおすすめです。
・蒼風(そうふう)
オスカル:インドの遺伝子が混ざっていて、花のような香りがします。煎茶ですが紅茶のような味わいもあります。
・静7132
オスカル:桜の香りがします。香料は入っておらず、クマリンという成分が自然にお茶の葉に入っています。いつでも日本の春が楽しめます。
ぜひこの機会に、オスカルさんおすすめの日本茶を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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番組名:『CHINTAI COLORS OF WONDER』
放送日時:日曜 12時-12時54時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/colorswonder/
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