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本と現実の世界をつなげる“架け橋”に…進化する東京の本屋事情を紹介!

本と現実の世界をつなげる“架け橋”に…進化する東京の本屋事情を紹介!

J-WAVEで放送中の『CHINTAI COLORS OF WONDER』(ナビゲーター:堀口ミイナ)。6月2日(日)のオンエアでは、東京の本屋事情に注目しました!


■本と現実の世界をつなげる“架け橋”のような場所

今回、堀口がお邪魔したのは、東京ミッドタウン日比谷3階にある「HIBIYA CENTRAL MARKET」。アパレルショップ、理容室、居酒屋、眼鏡店、ギャラリーなどが軒を連ねるアーケード型複合ショップで、小さな街のような雰囲気が漂うスペースです。運営は老舗書店の有隣堂です。

入ってすぐに、おしゃれな眼鏡店「CONVEX」があります。主に仏ヴィンテージのデッドストックの1点ものを集めていて、オリジナルのブランドも扱っています。そこから振り返ると本棚が並ぶ空間が。本棚ごとに、それぞれ1人がキュレートを担当しています。担当者によると……。

担当者:それぞれお店を立ち上げていただいたアドバイザーに、“自分の人生に影響を与えた本を並べてください”というテーマで選書をしていただきました。その方々の頭の中や、今までの人生などが垣間見える棚になっています。

モダンなアパレルショップの隣には理容室「理容ヒビヤ」もあります。メンズの店ですが、月に1度だけ女性限定の顔剃りのサービスを実施しています。レトロな居酒屋もあり、唐揚げとハイボールがオススメだそう。本とは異なる、これらの業態の店も有隣堂が運営しています。

堀口:「HIBIYA CENTRAL MARKET」を出店する経緯は、どのようなものだったのでしょうか?
担当者:我々有隣堂は東京、千葉、神奈川で商売をしていて、この先も本屋、文房具屋をやるために新しい形にしないといけないというミッションがありました。そういうことを考える中で、今回の出店に至りました。
堀口:本と一緒に色んなものが置いてあることでどんなシナジーがあるんですか?
担当者:例えば、本で登場する椅子が、本のすぐ隣に展開してあります。本も買えるし、アンティークの椅子も買えるということが「HIBIYA CENTRAL MARKET」の強みであり面白さです。洋服でも、ファッション雑誌に載っているものが、ここに吊るされています。商品の色も素材も実際に手に取ってわかるし、ファッション雑誌の情報も分かります。そのリンクは本を扱ってないとできません。
堀口:本と現実の世界をつなげる“架け橋”のような場所になっているわけですね?
担当者:そういう体験をしてもらえると、本屋としてやる意味があります。


■オススメの書店3選

後半は、文京区にある書店「Pebbles Books」の店長であり、フリーランス書店員という肩書きでブックカフェ「神楽坂モノガタリ」や「小石川モノガタリ」の選書、書店のコンサルタントなどを行っている久禮亮太さんに電話をつなぎ、注目の書店を伺いました。久禮さんがオススメした書店は……。

・「本屋lighthouse」(幕張)
久禮:資金も書店員の経験もない20代の店主が1年半かけて、畑を一人で整地して小屋を建てて、コツコツと本を仕入れてようやく始めた本屋です。「どうしても本屋をやりたい」という根性が頼もしいなと思います。「本屋lighthouse」という名前に、先の見えない世界に生きる人たちの“灯台”になりたいという想いが表れています。大手出版社以外にも、ひとりで出版活動をしているような人たちを応援するような品揃えだったり、ZINEも扱ったりしていて、面白い行動をしています。

・「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」
久禮:女性向けの品揃えをしていて、ふたりの女性が中心となって作っているお店です。華やかな店づくりをしていますが、「女性だから可愛い感じのオシャレなお店でいい」という妥協がありません。いろいろなリアルな生き方の悩みに、真剣に応えようとしている選書です。

・「今野書店」(西荻窪)
久禮:オーナーさんご夫婦と若いスタッフが作っているお店です。街の人々に愛されている本屋さんの代表だと思います。オーソドックスな街の本屋さんなんですけど、一歩入れば雰囲気の良さが分かる。魔法みたいな温かさがあります。

これからの書店にはどんな役割が求められてくるのでしょうか。久禮さんに訊きました。

久禮:本と人、または人と人がバッタリと出会う場を仲介する“仲人”みたいな場所を目指したいと思っています。「Pebbles Books」は、住宅街の中に隠れるようにして存在していて、日々のモヤモヤを相談してくれるような“診療所”みたいなところを目指しています。神楽坂モノガタリは、読者、お客さんたちがサロンのような形で作り手と直接関われる場所作りをしています。SNS越しに見る世界は、よく悪くも似たもの同士が集まっていて、煮詰まってしまいやすいもの。そういうときに新鮮な空気を吸ってもらえる場所になっていけたら、新しい役割を獲得していけると思います。

最後に、多和田葉子さんの小説『百年の散歩』をオススメしてくれた久禮さん。「多和田さんはドイツ語と日本語の両方で小説を書く方で、ふたつの国の言葉の間を行ったり来たりする自由な感性で、日本語も独特な響きを持っていてとても魅力的です」と紹介しました。ぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『CHINTAI COLORS OF WONDER』
放送日時:日曜 12時-12時54時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/colorswonder

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