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世界中の「従業員の63%」が無力感を感じている…部下のやる気をアップさせるには?

世界中の「従業員の63%」が無力感を感じている…部下のやる気をアップさせるには?

慌ただしい新年度。「やる気を維持するメンタルトレーニングのコツ」を、メンタルトレーナーの柊りおんさんが紹介します。この日は、部下や子どものやる気を引き出すコツを教えてもらいました。

【4月15日(月)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)の新コーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190415105516

■部下のやる気を引き出すには「帰属意識」を高めて


部下のやる気を引き出すには、リーダーシップと組織へのエンゲージメント(帰属意識)を持たせることが大事です。

:何か危機的な状況や問題が起きたとき、上司が一方的に解決策を命じるやり方ではダメです。このような状況が続くと、社員は組織に対してネガティブな意識を持ちます。世界中の従業員の63%が仕事において自分を無力だと感じ、組織への帰属意識が薄いという調査結果があります。こういった社員は仕事の成果が上がらないだけでなく、他の人の意欲もそいでしまいます。

経験が浅い部下には何も任せられないと思うなら、懇親会などをまずは任せてみるのもひとつの手。解決すべき問題が起きたら、部下自身にも解決策を提案させることが大事だと柊さん。

:そこで未熟な部分があったら、上司が補ってあげます。大切なのは、部下に仕事のやりがいや意義を見つけてもらうことです。そして部下に成長を感じたら褒めましょう。叱ることも大切ですが、批判、否定、恐怖はコルチゾールなどストレスホルモンが大量に放出され、脳の思考がうまく働かなくなります。褒めることを習慣にすれば、互いにいい面を見つけようとすることで職場の雰囲気も良くなり、生産性も上がります。

実際に褒めることを意識した組織は、営業利益が業界平均より30から50%上がったという報告もあるそうです。


■子どものやる気を引き出すには、親は聞き役に

子どものやる気を出す方法も、大人と同じ。自分で決めさせることが大事です。

:5歳の子でも自分のことは自分で決めたいんです。例えば、テレビばかり見てなかなか勉強をしなかったら、「早く勉強しなさい」ではなく「何時になったら勉強する?」と聞いてみましょう。

小学校高学年くらいになり、将来の夢を考えるようになったら、「その職業に就くためにはどんな勉強が必要?」と子どもに計画を立てさせます。親はまずは聞き役、子どものアイディアをしっかり受け止めることが大事で、そのアイディアが未熟な場合、初めて具体的なアドバイスを提案します。

:ジャンプすれば届くくらいの案を設定できるように一緒に考えましょう。子どもは褒められることで自信や自尊心が育まれます。そして結果より、結果に至ったプロセスに注目することが大事です。

コーナー後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。今回は「睡眠時間が短いわけではないのに、日中眠くて昼寝が必要な時もあります。仕事中は眠気を感じず集中したいです」というリスナーに、「何回倒れても私は起き上がる」という歌詞の、Chumbawamba「Tubthumping」をお届けしました

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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