世界最大級のダンスミュージックフェスティバル「EDC」の日本公演「EDC Japan 2019」が、5月11日(土)と12日(日)開催されます。今年で3回目を迎える「EDC Japan」の舞台裏を、エグゼクティブ・プロデューサーの藤田太郎さんに訊きました。
【3月26日(火)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、寺岡歩美)】
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190326093532
■EDC日本開催まで2年かかった
Electric Daisy Carnival(EDC)はULTRAやTomorrowlandと並ぶ3大ダンスミュージックフェスのひとつ。1997年にロサンゼルスでスタートし、メキシコ、プエルトリコ、イギリス、ブラジルなど世界各地で開催され、2017年から日本でも開催されています。
「EDC」開催まで50日を切り、「佳境を迎え、会場や中身のツメを行っている」という藤田さん。今後、さらなる出演者の発表などの準備もあります。まずは、EDCを日本に誘致した経緯を訊きました。
藤田:EDCはラスベガスで20年以上開催されている世界有数のフェスです。僕はもともとダンスミュージックや音楽関係のフェスの仕事をしていて、今回は別業種のGMOインターネットが新たにカルチャーやスポーツ支援を始めるということで、海外から大きなフェスを持ってくる話があり、ジョインさせていただきました。
サッシャ:フェスを持ってくるまでは大変でしたか?
藤田:権利関係や文化の違い、市場も違いますし、感性の音楽の仕事なので、感覚の違いも一番大きくあります。権利とカルチャーの違いは大きな壁でしたね。
2017年の初開催に向けて、2015年には企画を始動。藤田さんは「日本はフェスティバルをやる上で非常にハードルの高い国」と語り、会場の問題やオールナイト開催ができなかったり、近隣住民との調整、さらには世界中で空前のフェスブームのなか、アーティストの取り合いなどの苦労を明かしました。
さらにイベント当日もさまざまな要求が出てきたそうで……。
藤田:「このテントどかせ」とか(笑)。
サッシャ:今さら!?
藤田:日本人は準備万端でしっかりやってくるんですけど、本国の人たちはパッとみて「お客さん的にはこっちがいいであろう、感動を生むであろう」と感覚でモノを言ってくれるので、もちろん大変なんですけど全てお客さんのため。EDCのコンセプトが、アーティストやステージではなく「お客さんひとりひとりが主役」なので、そこを向いているのはすごく話しても伝わってきました。ひっくり返されて大変なんですけどね(笑)。
■扱うジャンルはダンスミュージックだけじゃない
EDCには「コンサートではなく、自分自身を開放するパーティー。自分の好きな音楽を自分なりに楽しむ」という考えがコアにあります。そして気になるのは、EDCの派手なステージ。海外の大掛かりなステージを日本でも再現しているそうです。
藤田:毎年ステージは変わるんですけど、持ってくる苦労はすごくあります。日本でも有数の制作のスタッフに入ってもらってやっていますが、なかなか日本でみられるレベルのステージではないので、お客さんには楽しんでもらいたいです。
そして、今年の目玉についてもお訊きしました。
藤田:新しいジャンルだったり、ダンスミュージックは日本ではまだまだ小さな市場なので、ヒップホップ、テクノ、ハウス、インディローカルなコンテンツを広げて、一定のジャンルにとどまることなく、さまざまな人たちに楽しんでもらいたいです。今年ですとFutureというラッパーを呼んだり、韓国のヒップホップアーティストJay Parkなど、ジャンルの拡大性は今年一番大きいと思います。
初めて参加する人で行くことを躊躇しているような人には「今年は身近にある東京のストリートものを取り入れたり、行くということに関してはハードルはずっと下がっているので、自分らしく楽しんでほしい」と語りました。子連れのための煙のないフェスを目指しているそうです。
「EDC Japan 2019」は5月11日(土)・12日(日)、千葉・ZOZO マリンスタジアム、幕張海浜公園EDC特設会場で開催されます。チケットは絶賛発売中です。ぜひチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
【3月26日(火)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、寺岡歩美)】
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190326093532
■EDC日本開催まで2年かかった
Electric Daisy Carnival(EDC)はULTRAやTomorrowlandと並ぶ3大ダンスミュージックフェスのひとつ。1997年にロサンゼルスでスタートし、メキシコ、プエルトリコ、イギリス、ブラジルなど世界各地で開催され、2017年から日本でも開催されています。
「EDC」開催まで50日を切り、「佳境を迎え、会場や中身のツメを行っている」という藤田さん。今後、さらなる出演者の発表などの準備もあります。まずは、EDCを日本に誘致した経緯を訊きました。
藤田:EDCはラスベガスで20年以上開催されている世界有数のフェスです。僕はもともとダンスミュージックや音楽関係のフェスの仕事をしていて、今回は別業種のGMOインターネットが新たにカルチャーやスポーツ支援を始めるということで、海外から大きなフェスを持ってくる話があり、ジョインさせていただきました。
サッシャ:フェスを持ってくるまでは大変でしたか?
藤田:権利関係や文化の違い、市場も違いますし、感性の音楽の仕事なので、感覚の違いも一番大きくあります。権利とカルチャーの違いは大きな壁でしたね。
2017年の初開催に向けて、2015年には企画を始動。藤田さんは「日本はフェスティバルをやる上で非常にハードルの高い国」と語り、会場の問題やオールナイト開催ができなかったり、近隣住民との調整、さらには世界中で空前のフェスブームのなか、アーティストの取り合いなどの苦労を明かしました。
さらにイベント当日もさまざまな要求が出てきたそうで……。
藤田:「このテントどかせ」とか(笑)。
サッシャ:今さら!?
藤田:日本人は準備万端でしっかりやってくるんですけど、本国の人たちはパッとみて「お客さん的にはこっちがいいであろう、感動を生むであろう」と感覚でモノを言ってくれるので、もちろん大変なんですけど全てお客さんのため。EDCのコンセプトが、アーティストやステージではなく「お客さんひとりひとりが主役」なので、そこを向いているのはすごく話しても伝わってきました。ひっくり返されて大変なんですけどね(笑)。
■扱うジャンルはダンスミュージックだけじゃない
EDCには「コンサートではなく、自分自身を開放するパーティー。自分の好きな音楽を自分なりに楽しむ」という考えがコアにあります。そして気になるのは、EDCの派手なステージ。海外の大掛かりなステージを日本でも再現しているそうです。
藤田:毎年ステージは変わるんですけど、持ってくる苦労はすごくあります。日本でも有数の制作のスタッフに入ってもらってやっていますが、なかなか日本でみられるレベルのステージではないので、お客さんには楽しんでもらいたいです。
そして、今年の目玉についてもお訊きしました。
藤田:新しいジャンルだったり、ダンスミュージックは日本ではまだまだ小さな市場なので、ヒップホップ、テクノ、ハウス、インディローカルなコンテンツを広げて、一定のジャンルにとどまることなく、さまざまな人たちに楽しんでもらいたいです。今年ですとFutureというラッパーを呼んだり、韓国のヒップホップアーティストJay Parkなど、ジャンルの拡大性は今年一番大きいと思います。
初めて参加する人で行くことを躊躇しているような人には「今年は身近にある東京のストリートものを取り入れたり、行くということに関してはハードルはずっと下がっているので、自分らしく楽しんでほしい」と語りました。子連れのための煙のないフェスを目指しているそうです。
「EDC Japan 2019」は5月11日(土)・12日(日)、千葉・ZOZO マリンスタジアム、幕張海浜公園EDC特設会場で開催されます。チケットは絶賛発売中です。ぜひチェックしてみてください!
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番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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